山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

オーレスモーキー ハーレーダヴィットソン

2019-05-31 19:10:25 | お酒の話(ワイン以外)

昨年から出回っている、アメリカンウイスキーのオーレスモーキーのハーレーダビットン。

よく判らないウイスキーだったので、少しだけ調べてみました。

まず、蒸留所のテネシー州のオーレスモーキームーンシャイン蒸留所。

聞かない名前です。

以前、バーボンの蒸留所は20も無かったので、すべて記憶していますが、いまや大なり小なり1300!というから、記憶していない、1280の中に含まれる、新しい蒸留所ですね。

ウイスキーガロア8号によると、テネシー州で初めて、ムーンシャインの製造販売が認められたという。

? テネシー州で初めて?

テネシー州には、偉大な蒸留所のジャックダニエルと、肩身が狭いだろうジョージディッケルしかないのでは?と思っているのは、相当なオヤジですね。

初めてムーンシャインが認められた?

ムーンシャインは密造酒のことなので、誰に認められるのだ? アルカポネ?

ムーンシャイン=密造酒、では無いのですね。

ムーンシャインは、バーボンでもコーンウイスキーでもない、コーンスピリッツの隠語、で合っているでしょうか。

アメリカのウイスキーの原料の多くはとうもろこし。

アメリカのウイスキーの法律では、新樽熟成や古樽熟成、そして熟成期間が定められています。

それに該当しない、トウモロコシの蒸留酒が、ムーンシャイン。

密造酒は、当然法律を無視していたので、アメリカンウイスキーに該当しないコーンスピリッツがムーンシャインかあ。

そして、ボトルも、密造酒当時に流通した瓶形になっているのですね。

ムーンシャインには、まったく熟成させていない透明なホワイトスピリッツと、数カ月樽で熟成させたダークスピリッツがあります。

ハーレダビットソンとコラボしたこのお酒は、写真の通り、ダークスピリッツ。

よりコーンウイスキーに近い味わいということになります。

ちなみに度数の103プルーフ(51,5度)は、ハーレーのツインカム103のオマージュ、とあります。

私はハーレーのことは判らないので、その辺りはファンの方にお任せです。

最近は、日本でも、ウイスキーブームにより、蒸留所が増え、熟成期間の短いスピリッツが、たくさん出回っています。

はやく、正式デビューの、ウイスキーの発売を待望しています。


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