衣料メーカー「ジュン」が経営するシャトージュン(勝沼)から、ラベルの無いワインが、2つ入荷です。
ラベルが無い、と言っても、裏ラベルはあります。
これが無いと、販売できません。
その裏ラベルを拡大すると、まず写真左のワインは、
ピノノワールです。
ピノノワールと言えば、ブルゴーニュ。
ヨーロッパ品種は、盛んに日本でも栽培されていますが、メルローやカベルネソービニヨンより、栽培に苦労した品種です。
私の記憶が正しければ、今は亡き元メルシャンの浅井省吾氏(ペンネーム麻井宇介氏)が、ピノノワールは何度も日本での栽培に失敗し、日本では栽培を諦めるべき、と言った品種。
しかし、日本のワイナリーの皆さんは凄いですね。
諦めない。
そして、いつの間にか成功し、浸透していく。
栽培地の勝沼町小佐手(おさで)は、シャトージュンのすぐ近く。
栽培者に載っている仁林さんは、シャトージュンの醸造責任者。
自分で作った葡萄でワインをつくる。
小さいワイナリーならではの工程で、仁林さんの気持ち、情熱もたっぷり込められています。
写真右のワインはこちら。
ピノタージュです。
ピノタージュは、南アフリカで、ピノノワールとサンソーから生まれた品種。
日本では珍しい。
栽培家の矢野貴士氏は、ワイン用葡萄栽培農家。
私は全く存じませんでしたが、醸造用葡萄栽培では有名な方らしい。
その矢野氏が良いブドウが出来た、ということで、シャトージュンに委託したとの事。
栽培地の勝沼町菱山は、シャトージュンの所在地。
どちらのワインもミディアムボディ。
本数が少ないため、ラベル無しで、仁林さんが知り合いの酒屋に声をかけての発売です。
http://www.hamamatsuya.jp/wine-list2.htm#shatojun
実店舗との併売ですので、売切れの節はご容赦ください。
ピノタージュは、12本のみの販売です。