山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

メルシャン 甲州 岩出の理由

2019-07-20 17:24:18 | ワイン四方山話

前回、どうして岩出(いわで)なのか、岩手ではないだろうか、という疑問。

解決しました。

山梨市の地区名は、岩手(いわで)です。

小学校名も岩手。

しかし、2018年11月からの、日本ワイン表示で、地名を使う場合、その地区の葡萄を85%以上使うことになりました。

このワインは、その条件をクリアするのですが、なんと岩手県との誤解が生じるとのこと。

絶句。

そこでメルシャンは、岩手の古い呼び方、岩出にしました。

その地区は、岩がゴロゴロしていて、昔は岩出だったらしい。

いつの間にか岩手になったとのこと。

納得。

そして、いわでを先に使っているワインはこちら。

ルミエールの岩手、ブラッククイーン種の一升瓶。

大胆なラベルデザインですね。

岩がゴロゴロしているイメージでしょうか。

一升瓶で3780円。

http://www.hamamatsuya.jp/wine-list6.htm#lumiere

価格が高いのでそんなに売れませんが、ワイン棚では圧倒的な存在感があります。

さて、メルシャンの岩出甲州ですが、葡萄はメルシャン元工場長の上野氏が作っています。

元上司の葡萄で、現役がワインを作る。

理想の会社ですね。

 


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