コロナ禍で、在庫過多になってしまった笛吹ワイン(笛吹市御坂町)の醸造家矢崎雅也さんが納品に来てくれました。
矢崎氏のキャリアは今年で11年目。
前職は介護士だったのですが、腰痛の為、退職。
手術や治療期間の後、実姉が笛吹ワインの親会社の御坂農園グレープハウスの関係者と結婚した縁で、笛吹ワインに入社。
当時の醸造責任者の下で、6年ほどワイン醸造を学び、その醸造責任者が退職された後、醸造責任者になりました。
写真で人柄が判ると思いますが、非常に優しく穏やかな方です。
頼まれると、断らない性格です。
よって、観光客が来なく、ワインが売れないことを知っているのに、葡萄を引き受け、ワインにしてしまう。
ワインのタンクにも、倉庫にも、ワインは一杯です。
「今年の新酒の仕込みが大変なんですよねえ」
とつぶやいたのが、在庫過多が判明した始まり。
ほぼ外に出ない筆者が、久しぶりに外出して、ワイナリーを訪問させてもらいました。
経営者ならば、真っ青でしょうか。
矢崎氏は人が良いので、そこまで悲壮感を外に出しませんが、汗は大量にかいていましたね。
「飲んで守ろう日本ワイン」
というフレーズは、ワイナリー訪問前に考えたのですが、訪問後は、
「飲んで減らそう緊迫ワイン」
「タンク空けよう過剰ワイン」
というキャッチフレーズにしようとしたほどです。
良い人だし、ワインの質も良いし、是非よろしくお願い致します。
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