映画「マエストロ」を見ました。
数年前クラッシク音楽ものの漫画ははやらないというジンクスを打ち破った「のだめカンタービレ」があります。
劇画の役千秋より素敵な玉木宏君いまも大活躍ですね。
のだめのピアノ演奏をしているランランもすごいピアニストです。
コレによりクラッシックのコンサートに若い人が増えたという都市伝説もあります。
ですから「マエストロ」イタリア語で巨匠という意味ですが音楽用語では指揮者のj事を指します・
コレも漫画が素ですので、その二番煎じというか「柳の下のドジョウ」的かなとおもってました。
私のおもってるクラッシクのイメージと異なる部分もあるといやなので普通はみにいかないのです
でも今回は
コンサートマスター(楽団員のまとめ役。音楽技術に優れ、人間的にも信頼される第一ヴァイオリン演奏者)の役を
松阪桃李君がするのが興味があり、みに出かけました。
松阪桃李?知る人ぞ知る?モデル出身、映画に舞台に新人賞を総なめにしてきている今をときめく若手人気ビッグ3に選ばれるスターです。
彼が「昨年のNHK大河ドラマ黒田官兵衛の長男、黒田長政役をしました。
私はそのときはじめて、彼を見たのですがこの豪傑役を貧相な顔の役者さんがやるの??とおもったのが印象に残ってます。
今回現代劇で始めてみてこの人絶対顔が小さい、時代劇にはむいてないんだ^というのが実感です。
若くして楽団をまとめ上げる才能、音楽的技術、そして財産のあるマエストロ役にはぴったり、バイオリン姿も絵になります。
デモね、それにごまかされてはいけません。
解散した楽団の再結成、
コンサートの成功に向けて練習を重ねていなぞのマエストロ
その音楽としてダダダダーんで有名な「運命」。
「未完成」聞いていて、オヤオヤスゴーイ演奏だ!!
これらの曲はポピュラーなだけにうまい下手がわかる。
エンディングロールを見て、で、やっぱり!
佐渡裕さん指揮のベルリン・フィルの演奏によるものでした
そしてマエストロ役の西田敏行さんの指揮者の指揮指導も佐渡裕さんがなさってる・・
エンディングロールに流れるピアノ曲、
最初の本の2~3秒ながれるそれだけで誰によるものかわかった
ただ一人私がわかるのはそう
辻井伸行さんの作曲、演奏です。
多くのコンクールの評論家が彼の心が澄んでるから、
演奏する曲も澄んでいると評されるように澄んだ独特の音なんですね。
今月17日の火曜日。名古屋から車で40分くらいの岐阜市で辻井伸行さんのコンサートがあります。
演奏曲の中にショパンやベートーベンの曲も入っています。
寒いし忙しいのですが。聞けるのがたのしみ・・
話がそれましたが、
この映画のストーリは長い漫画のエッセンスを2時間の映画にした所以の部分もありますが、
西田さん、松阪桃李君など
俳優さんが本物の音楽家でないかとおもうくらいなりきって演技ではない。
全員吹き替えなしなんだそう。
音楽的にとっても魅力のある映画です。
松坂桃李君、劇画から飛び出たようなイケメンで、知性と教養あふれる、でもココロにトラウマを抱えた、エリート楽団員役ぴったり!!
1年前からヴァイオリンの特訓に励んだそうです。
彼のための映画といえるくらい。
でも私としては
主役は一瞬の消え去る芸術、音楽・・だとおもうのですね
いい映画です。
今日のヒロ
うふふ~そうねえ、
読んでくださってありがとう