かねてから楽しみにしていた、
フジコ・ヘミングウエイのソロ・ピアノコンサートに行ってきました。
以前横浜へ行った時、偶然ちいさな画廊で彼女の絵の個展をしていました。
やさしい色調の動物を交えた絵でした。
お父様がロシア系スエーデン人の建築家でしたのね
5歳で帰国してピアニストのお母様から手ほどきを得て、才能を開花し、世界的にも認められて
成功への階段を上りだしたときに、風邪をこじらせて聴力がなくなるというアクシデントにあったという。
それを苦労しながら乗り越え、今の彼女があると・・
風邪をこじらせたのも貧乏留学生活で、暖房費がなかったとか
スエーデンで教師生活をしながら治療をかさね、いままでは左耳の聴力は40%回復しているとか。
(16さいの時に右耳も聴力を失っている)
母の死後、1995年に日本へ帰国し、母校東京芸大の旧奏楽堂などでコンサート活動を行う。
1999年2月11日にNHKのドキュメント番組『ETV特集』「フジコ〜あるピアニストの軌跡〜」が放映されて大きな反響を呼び、フジ子ブームが起こった。その後、発売されたデビューCD『奇蹟のカンパネラ』は、発売後3ヶ月で30万枚のセールスを記録し、日本のクラシック界では異例の大ヒットとなった。第14回日本ゴールドディスク大賞の「クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー」他各賞を受賞した。
やがて、1999年10月15日の東京オペラシティ大ホールでの復活リサイタルを皮切りに、本格的な音楽活動を再開し、国内外で活躍することとなる。2001年6月7日にはカーネギーホールでのリサイタルを披露する。現在、ソロ活動に加え、海外の有名オーケストラ、室内楽奏者との共演と活躍は続く。
ウイキぺディアより!
そんな人生に裏打ち押された音楽は特に日本では、圧倒的な支持を得、フアンも多いとか
優しい独特のハーモニーを奏でています。
先日ライ30代の男性ピアニストランランや辻井さんのショパンをきいていたので、
これがショパンかといううような印象の音楽でした。
目を閉じているとその世界に入り込んでしまします
フジコワールドに入って心がじわじわと温まってくるんです。
でも彼女の語録の中に。
-
「一つ一つの音に色をつけるように弾いている」
-
実感します。
- 「私の人生にとって一番大切なことは、小さな命に対する愛情や行為を最優先させること。自分より困っている誰かを助けたり、野良一匹でも救うために人は命を授かっているのよ。」
- 「あなたにとってピアノとは?」と訊かれて)「猫達を食わせていくための道具ね」
アンコール曲はショパン第20章、嬰ハ短調。ノックターンです、
彼の死後に発見されたといいわれています。
彼女の絵とともに・・
フジ子・ヘミング~ノクターン第20番
これは戦場のピアニストでも使われましたね。
素晴らしい人生の上の音楽
私ごときがないをかいわんや~
感動です。
読んでくださってありがとう