映画『カルテット!人生のオペラハウス』予告編
先日薔薇のお師匠さまと会う機会があり、
その折に”映画カルテット”をごらんになったとの話題が出ました。
お師匠様は現在82歳。
動脈瘤や心臓への動脈亀裂などの病気を奇跡的に乗り越えてこられました。
映画をごらんになったなんて話は20年位のお付き合いですが記憶にない位。意外でした、
「いかがでしたか?」とお伺いしました。
「オペラの最初の部分がいっぱいでてきて・・監督がダスティ・ホフマンさんだったし・・」とのこと。
後はむにゃむにゃ
ダスティー・ホフマンマンは「クレーマー・クレーマー」や「卒業」で有名な演技派の俳優です。
後で検索するとなんと・・
クリスマスに、イギリス・ロンドンに出かけたとき、あちらこちらで見かけたポスターの映画でした。
私はてっきりコンサートの広告かと・・・
なぜ記憶にあるかというと
①☆主人公のかっての大オペラ歌手ジーンにマギースミスが扮していたんです。
マギースミスと思われるかもしれませんが、ハリーポッターシリーズの副校長、マクゴナガル教授の役、
規則をおもじる厳しくて魅力的な役を演じました。
その演技の深みで覚えていました。
②☆ライラの冒険等に出ていたトム・コートネイ。
今でも若い人に音楽の歴史講義を老人ホームでしている。ジニ―と9時間で離婚して・・いまだに・・・
というレジーの役
③☆色々老人ホームでも艶っぽいお話大好き振る舞いも・・な ウィルフ
④☆認知症(?)のシシ―
この4人はかって黄金のカルテットといわれるメンバーだったんです。
この4人が音楽家の老人ホーム再会のところからお話は始まる
郊外の自然が豊かで、お城のような老人ホーム。
でも資金難で廃止の運命にある。
それをすくうくために新しく入ったジーンを入れて、往年の黄金カルテット・ガラコンサートが企画される・・
果たして・・と
いうストーリですが・・
またハリーポッター2作目からのダンブルドアの校長役あるいは「英国王のスピーチ」などに出ているマイケル・ガンボンも・・
この出演陣、男性は「ナイト」や、マギーは「ディム」の叙勲。シシ―のポーリーンもOBEの叙勲を得ています。
しっかりした円熟した、演技なのに生活感のでた年寄り風でない、もちろん役柄によるのでしょうが・・
素敵な俳優さんたちです。
まだまだその味を生かしてやれる~と思わせる映画。
自分は歳だから・・と後ろ向きになりそうな気分を追い払ってくれる映画です。
これはイギリスだから出来る映画ですね。
オペラの有名17曲がすんなりと映画の雰囲気を盛り上げるのです。
オペラ好きでもなくても、楽しめます
最後のエンディングロールに流れるのは
英国ロイヤルオペラの舞台等で、歴史に輝く、
名コンビルティa―ノ・バヴァロティとジョーン・サザーランドが歌った「リゴレット」の4重唱「カルテット」の名録音です。
エンディング・・その余韻がたまりません。
こんな映画は日本でもハリウッドでもまねできないだろうなあ~
シルバーファンタジーといえるかな?
読んでくださってありがとう