先日めずらしく映画2本立て・・観賞しました。
『利休にたずねよ』と
「レッドリターズ」です、
この映画は、まあ両極端で・・
もちろん「利休にたずねよ」
からみましたよ。
映画『利休にたずねよ』最新予告編
茶の湯とか、戦国時代の歴史に疎い人、その映像から醸し出す美しさ、
日本の「わび・さび」を映像からくみ取れなかったら、
この映画のよさはわかりません。
時系列のストーリが並ばないこと、説明的セリフの少なさ、演技者の抑えた表情からくみ取らなければなりません。
その日本的な様式美の美しさ・・
ため息が出るほどです。
ある意味この映画の本当の主人公、
茶器。この4つ
人の命より重かった物
本物が並んでます。
私自身少し作陶経験があり、特に抹茶茶碗制作は大好きです。
でもそのよさは見ただけでは難しい。
誰でもその美しさが理解できる茶器
華やかな宝石「曜変天目茶碗』ならわかりやすい
油滴の美しさ、
大阪の藤田美術館の画像から、お借りしました。
世界で現存するのは3つしかないとすべてが日本にあります。
でも、この映画のなかで存在感を示してる茶器
人の命をも奪った茶器
この美しさ。難解ですよね。
当時の茶道とは???
日本の美の原点でしょうね。
もちろん、海老様の美しい所作はほんとに伝統的な、普通の現代人がもってない美しさ、
秀吉と対峙した時に特に際立ますよね。
枯れた人生に卓越した茶人のイメージから離れ、圧倒的オーラでまくりの利休です。
故に秀吉は切腹を命じなくはならなかったのでしょうね。
利休のめざした美・・
それを少しでも理解できないと、この映画は下世話な話題におとしめてしまいます。
古の日本人の美意識、様式美に触れることのできる映画だと思いました。
そして,團十郎さんが海老蔵さんとの演技が見られるのもうれしいです。
今日のヒロちゃん
こんなとこにも上れるようになりました。
オ―ディオのスピーカ^です。
読んでくださってありがとう