11月は風邪が長引き流石に自分の年齢を意識し、この先の残された日々を思わざるを得なかった。
ベットの中で意気消沈していた時間があった。
そして以前から予定していた1週間ほどムスコの家や日本橋の歯科受診や、さらに東北まで出かけ
小中学校時代の同級会などの日が迫った。
今回は車で出掛けず高速バスに乗り、電車を利用する。
ハンドルを握りしめ景色をきょろきょろする間がない車の移動は便利だが、世間の様子を知るには偏りがある。
まずは着いた翌日、ムスコと姪を誘い辻堂の湘南テラスモールへ行く。
3連休の2日目は雑踏の中、おしゃれな店を巡る。
伊那ではおそらく買えないであろう新色のスニーカーを手に入れた。
そして翌日はムスコと一緒に半日、
15年前から6年間住んだ中央林間の地を歩き回り自分の住んでいた足跡を探ってみた。
狭い路地まで思い出し、苦しみを抱えた当時の自分を振り返る。
15年もかかるとすべて変化するものである。
その事は3日目の日本橋の歯科へ行くことで1年に1度の通院でメトロの乗換えがあやふやになっている
ことに気が付く。
しかも電車の中の若者で座席に座っている乗客は全員スマホやアイホーンの画面に見入っている。
周囲には全く気遣うこともなく、松葉杖や老人などお構いなし。
パスモのお蔭で切符を買わずにスイスイと乗換えも便利過ぎて満足や不満が交互にやって来る。
しかし電車に乗ると目に入るものは総て社会勉強だ。
長らくお世話になっていた化粧品屋さんに顔を出したら、サービスといって顔のエステをして下さった。
これこそ、信州へ移住して以来8年間ご縁がなかったことだ。
心も顔もとろけてしまった。
気候の違いに汗をかき、遊歩道で水仙が10センチほど伸びしかも蕾を持ち
金色に輝くイチョウ並木を歩きながらますます頭の中はタイムスリップでぐるぐるだ。
あっという間に中央林間の快適な生活は終わり、25日は東北新幹線で那須塩原温泉に向かった。
やっとこの頃からああ、旅に出ているなぁとの実感が出てくる。
実際は数時間ほどの僅かな出会いで同級会で大騒ぎし、老人ゆえ、50年前の習った教員の思い出に笑いころげ
後期高齢者まじかの姿顔かたちで、翌日は早や伊那に戻る。
過ぎてみれば1週間など待っているときに比べ、点になって過ぎ去っていった。
しかし今回は、多分、過去にその時どき捉われていた縛りから解放され身軽になった自分だから
何でも楽しめたのだと思う。
そしてその思いが何と元気でいたいと思う感情をどっさり与えてくれたことであろうと
帰って来てから気付いた。
タイムスリップで頭の中はぐちゃぐちゃだったが
病気で意気消沈していた数週間前からすっかり蘇ったものだ。
1週間ぶりの中央アルプスはあらら・・・・・雪景色となっていた。

ベットの中で意気消沈していた時間があった。
そして以前から予定していた1週間ほどムスコの家や日本橋の歯科受診や、さらに東北まで出かけ
小中学校時代の同級会などの日が迫った。
今回は車で出掛けず高速バスに乗り、電車を利用する。
ハンドルを握りしめ景色をきょろきょろする間がない車の移動は便利だが、世間の様子を知るには偏りがある。
まずは着いた翌日、ムスコと姪を誘い辻堂の湘南テラスモールへ行く。
3連休の2日目は雑踏の中、おしゃれな店を巡る。
伊那ではおそらく買えないであろう新色のスニーカーを手に入れた。
そして翌日はムスコと一緒に半日、
15年前から6年間住んだ中央林間の地を歩き回り自分の住んでいた足跡を探ってみた。
狭い路地まで思い出し、苦しみを抱えた当時の自分を振り返る。
15年もかかるとすべて変化するものである。
その事は3日目の日本橋の歯科へ行くことで1年に1度の通院でメトロの乗換えがあやふやになっている
ことに気が付く。
しかも電車の中の若者で座席に座っている乗客は全員スマホやアイホーンの画面に見入っている。
周囲には全く気遣うこともなく、松葉杖や老人などお構いなし。
パスモのお蔭で切符を買わずにスイスイと乗換えも便利過ぎて満足や不満が交互にやって来る。
しかし電車に乗ると目に入るものは総て社会勉強だ。
長らくお世話になっていた化粧品屋さんに顔を出したら、サービスといって顔のエステをして下さった。
これこそ、信州へ移住して以来8年間ご縁がなかったことだ。
心も顔もとろけてしまった。
気候の違いに汗をかき、遊歩道で水仙が10センチほど伸びしかも蕾を持ち
金色に輝くイチョウ並木を歩きながらますます頭の中はタイムスリップでぐるぐるだ。
あっという間に中央林間の快適な生活は終わり、25日は東北新幹線で那須塩原温泉に向かった。
やっとこの頃からああ、旅に出ているなぁとの実感が出てくる。
実際は数時間ほどの僅かな出会いで同級会で大騒ぎし、老人ゆえ、50年前の習った教員の思い出に笑いころげ
後期高齢者まじかの姿顔かたちで、翌日は早や伊那に戻る。
過ぎてみれば1週間など待っているときに比べ、点になって過ぎ去っていった。
しかし今回は、多分、過去にその時どき捉われていた縛りから解放され身軽になった自分だから
何でも楽しめたのだと思う。
そしてその思いが何と元気でいたいと思う感情をどっさり与えてくれたことであろうと
帰って来てから気付いた。
タイムスリップで頭の中はぐちゃぐちゃだったが
病気で意気消沈していた数週間前からすっかり蘇ったものだ。
1週間ぶりの中央アルプスはあらら・・・・・雪景色となっていた。
