信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

松本で研修

2011年10月30日 22時41分13秒 | Weblog
週末の土曜日、研修を申し込んでいたのを忘れていた。

前日の同僚から行くでしょう?と言われハッとした。
半年も前に申し込めば忘れるに決まっているが、やる気を失っている。

土曜日の朝になっても行くか行かないか気持ちはずっと揺れていた。
松本まで車で行くのが面倒くさい。これは年のせいか。

天気はこの日に限って快晴。しかも小春日和。

早く家をでねばならないがエイッと決心してエンジンをかけ高速に向かった。
心が逸らないのはテーマのせいだ。

新型うつ病の登場とメンタルヘルスが午前中。
午後は看護職のメンタルヘルス。
 
心の問題は気が重い。
元職場では20年も社員のメンタルヘルスを請け負って、随分と勉強をさせられた。

高速に入った途端、何だろう?心が軽くなりウキウキしてきた。
いいじゃない・・・・お天気と、紅葉してきた景色のせいだ。

研修会場は松本の信州大学医学部病院のそばだ。
1年ぶりに松本へ向かったが、大きな町で、しかも城下町らしく趣のある街並みが続き
本当は車ではなく歩き回ってみたい場所である。

午前の2時間は長野県の看護大学の学長の講義だがこれがまた、予測を外して、テーマは重いが
講義の内容が面白い。
今どきの若者のうつのタイプが変わり、従来のうつとは時代背景が変わったため発現したが
医学では治療困難なケースが多い。
自分の生き方のほんの一部分でもいいので変えてみる。これに尽きると言う。
以前のうつ病は自分を責めるは今の新型は他者を批判し、自分は悪くない。

午後の講義も筑波大学のセンセイがユニークな講義で笑いっぱなしで終わった。
結局新型うつの対処法だったが、私が働いていた時の企業でも若者はこの新型のタイプであった。
そのため周囲が振り回され、仕事を振られて職場は疲弊した。
当の本人はケロッとして長期休暇を取り海外旅行などしていた。

思い当たる事ばかりであったがは講義の内容が面白く、時間が早すぎるくらい過ぎ去った。

思い悩んで出かけたが、明日から頑張ろうという気持ちにさせられて帰ってきた。
何でも試みたらいいんだ。
面倒だと思い行動がにぶってくる年代だ。
ちょっと踏み込んでみると新たな知識を得ることが多い。

帰りは諏訪湖サービスエリアで諏訪湖の夕暮れを見た。
つい先日花火大会だったように思えるが、もう2ヶ月も過ぎているのだ。
冬はまもなくすぐそこに待っているような気がする。





こんなところに?

2011年10月23日 22時39分41秒 | Weblog
昨日は大雨で室内仕事で専念した。
夕方からムスコが休みで実家へ帰ってきた。
四国へ旅行した時や、フランクフルトへ出張した時のお土産を持ってきた。
姪がくるみ割りの工芸品やハンドクリームなどを託してくれたが
虫眼鏡で彫ったのではないかと思うような緻密な工芸品
など楽しいものが手に入った。

雨が止むと畑の農作業もやっておかねばならない。
玉ねぎの苗も植えた。ホウレンソウも、蕪の間引きも
やり終えて近くの温泉に行く。

日中の温泉は気持ちがいい。

いつも夜になってから来る為景色など見ることがないが窓から赤く紅葉したモミジが目に入り
近くの温泉だが観光気分になれる。

そのあと大泉の寝かせてある土地へ出かけた。
紅葉はまだ進まず山梨の方が暖かいから、まだ先かな?と思って
足元の枯葉の中にきのこを見つけた。
ジゴボウという信州では貴重なきのこだ。
5年前に移住しようと買った土地、信州とどこか雰囲気というか気候が違うせいか
林の中は木々の香りに包まれ深呼吸をしたくなるほどである。


今頃元気になって

2011年10月22日 21時22分46秒 | Weblog

春、植えたズッキーニーが夏の間成長を止めて、育たなかった。
周りの野菜はせっせと実をつけて食卓に乗ってくれたが、ズッキーニーは沈黙のまま。

そして夏野菜は収穫後お役を終えて、堆肥の山に積まれた。
秋も終わり、寒くなってきたというこの頃ズッキーニーが急に息を吹き返した。
綺麗な緑の葉を次々に付け実もいくつかなっている。
人間も奥手がいるが野菜も訳が分からないのもあり,それが面白いのかもしれない。


   




腑抜けの3日間

2011年10月22日 01時20分18秒 | Weblog



我が職場の健診センターは朝の7時前からシャッターが閉まっているのに順番取りで並ぶ、熱心な受診者もおり
仕事は早い時間から開始する。

ごちゃごちゃ、わさわさ、いつ自分の名前が呼ばれるかという人達から、見つめられながら混みあった中を動き回る。
年に2回、消化器学会と内視鏡学会で医者は姿を消し、健診者は最低人数に絞られる。

いつもの数分の一の20人くらいかな?
おかげで検査も指導も待ち時間なし、余裕綽々で大掃除まで出来てしまう。
きりきりしながらいつも走り回ってさばいているのに、おおらかな気分でサービスが出来る。

途端に幸せな3日間は短時間で過ぎ去り、週末に入る。
週明けの月曜日の準備をしながらゾッとした。

採血のスピッツは山盛りでバットに入りきらない。
幸せだった3日間のツケは直ぐにもやって来る。
けれど、分かっているのは、ゆとりのある仕事スタイルには物足りなさを知っている自分がいる。
1泊ドックでも担当になり一度に7人を受け持つのと2人くらいの少ない数を受け持つのとでは楽ではあるが
ドラマチックではない。
常に追い求めるのは日頃にない自分を成長させてくれるドラマが生まれることだ。

この週末で体力を溜め込まねばならないが、生憎また雨降りが続くらしい。
諏訪湖では諏訪湖マラソンもあるというのにランナーは練習を重ねているはずなのに.....

短い紅葉の秋は晴れて欲しいが、何だか雨模様の日が多い日々が増えているような気がする。
いつの間にかもうパンジーの植え替えの季節になってしまった。


さんざんでした・・・・・

2011年10月18日 22時37分24秒 | Weblog
勤務先の病院では親睦会があるが旅行あり、イベントあり、球技大会あり。
今回は来週ボウリング大会がある。
各職場からチームを作り職場対抗となる。

極めて強制的にチームは作られメンバーが決まる。
とっても濃いメンバーにしといたわと言われ2年ぶりのボウリング大会出場となった。

そこで思い立って突然勤務の帰り、同僚と2人で近くのボウリング場へ立ち寄った。
1時間くらいやろうよ。
けれど、ボウリングは2年ぶりだ。
ガラガラに空いているフロアーで貸切状態、そのため気分は誰にも見られず
思いっきり楽しめる。

ギャイン。
うーっ。
どうにも思うよう場所にボールは転がらない。
いいのいいの・・・・今日は下見だからとか言いながらだんだん夢中になり
1ゲーム目、104。
2ゲーム目、スペアが取れるようになり、126点。
久しぶりにしてはまあまあかな?

60代半ば近くの老女、よく頑張った。
けれど、本番、来週のボウリング大会は頂上はエベレストのように高いスコアなのだ。裾野で力尽きて多分残念がっていることであろう。

有酸素運動であるこのスポーツは勤務帰りに2ゲームも投げるととても爽快で手軽だしたまにはいいものである。
秘かにまた来ようねと言い同僚と別れた。


幸せな秋日和

2011年10月16日 23時09分08秒 | Weblog
昨日は貴重な休日というのに、朝から大雨で屋根を打つ音がまるで台風のような降り方である。
予約していた犬たちのトリミングの日なので渋々大雨の中を車に乗せて向かったが、途中の川は
茶色の濁流でゾッとした。

翌日、朝から何だか空気が違う。
このところ朝起きるとストーブ無しでは朝の支度が進まず、もわ~とした温かい台所にヤル気がでた。
それにしても肌に感じる温かさはまるで春の桜が咲くときのような心地良さだ。
このところ職場では合い言葉になっていた冷えるわね~は一体どこへ行ったのだろう。

疑っていても仕方がない、昨日の雨の日を取り返そうと家の中と外を行ったり来たりして
ノルマを片付ける。
温かいと体がよく動き、実に2日分はゆうに働き夕方八ヶ岳が夕焼けに染まり、
秋の紅葉に変わっているのが目に入った。
空が澄んでいないと山々はカラマツが紅葉しているのまでなかなか見定められない。

昨年は素晴らしい秋景色に感動しながら毎日通勤したが、今年は少し
遅れているようだ。
今日は先日出かけた大鹿村の秋の歌舞伎が催されている。
原田芳雄が大鹿村騒動記の映画を撮り終えた後亡くなり、その追悼のため30日の日曜日にもう一度
映画の中の同じ演目を追悼公演で行うと報道された。

評判を呼んで朝番号札が配られるそうだが、なんと現地で7時だそうだ。
ここから行くには5時出発になる。
村の歌舞伎大ファンが大勢おり、普段静かな大鹿村は車が朝っぱらから押し寄せてくる。
それこそ大鹿村騒動記であろう。

畑で農作業をしながら、ブルーベリーの木々が真っ赤に色づき、蕪の間引きをしながら 
たった1日であろう、暖かな日差しのなか花園と化した花壇に幸せを貰った。

  

大鹿村騒動記の土地へ

2011年10月10日 23時04分11秒 | Weblog

 


3連休の最終日、特にお天気が良く秋の陽射しの中の庭で過ごすのもよいが、以前から気になっていた
場所を訪ねようと決心した。
だんだん先が短くなると今でなくては、と自分で自分の背中を押す毎日だ。

昨年ドラマで不毛地帯を観ていたが、原田義雄に若い頃とまた違って渋い演技に惹かれた。
最近突然亡くなり愕然としたが、大鹿村騒動記という映画に出演しその後亡くなったという。

大鹿歌舞伎でも有名な土地であるが、友人がその歌舞伎を見に豊橋から来週来るという。
混んでいるときに車で行くと大変な目に合うかもしれないので連休最終日に行ってみようと朝思い立った。

原村からは茅野経由で杖突峠を越え、高遠から分杭峠も越え大鹿村まで2時間半とナビは教えてくれた。
高遠の先は美和湖という大きな湖とダムがありすれ違う車も後から来る車もなく、一気に突っ走ってしまった。
まだ紅葉はだいぶ先で、きっと紅葉になったら絶対くるわと思っていた。

大鹿村へ向かって国道153号線は狭くなっていき、有名なゼロ磁場の分杭峠のバス乗り場あたりからナビの地図が
グルグル変わり確かに国道を走っているのにナビでは空中を走っているように地図が出なくなってしまった。
すれ違いができない道路を長く走りまた戻り、バス乗り場で聞いたら確かに道路は間違いなく
ゼロ磁場はナビが働けなくなるのだ。

必死でハンドルを握り狭い道路を対向車が来ないのを願いながら1時間くらい走った。
狭い山道と林で暗いため怖くなる。
ここで車が故障したらお終いだとか考える。霊気も感じる。
それもそのはず有名なパワースポットの川のそばを走るのだ。

やっと峠を越えて大鹿村へ入った。
のどかな南アルプスの山々に囲まれた農家が点在する村で塩分の強い温泉もある。
来週の日曜日は年に2回の村人たちが演じる歌舞伎が催される。
大鹿村騒動記のロケ現場は見て歩く場所があちこちにある。
今回は下見として次はエネルギーを蓄えて出直してこよう

豆腐定食を食べお腹いっぱいになり帰路はまた小渋湖とダム経由で中川村経由し駒ヶ根へ出て伊那に戻った。
ほとんどノンストップで130キロ以上は半日で走った。

おかげで歩いた距離はたった3,000歩位しかなく、家に帰って犬の散歩でご機嫌を取った。
長野県は広いが山が面積を占め、八ヶ岳を見ながら暮らしているが、西側の山を越え中央アルプスと
南アルプスを望む地域は全く気温も風土も異なる。
峠をいくつも超えて怖い思いをして伊那にたどり着いてほっとした。
伊那は温暖で広い土地が広がり天竜川と三峰川に潤されおいしい野菜とお米が出来るという。
土地の人柄も穏やかだという。
車でぐるっと走ってその土地や家々を眺め、大変勉強になった。

只パワースポットの場所を走ってしまったためパワーを使い果たしてしまったようだ。

  






愛しの山野草

2011年10月08日 22時26分26秒 | Weblog
昨日小布施で運が良くめぐりあった山野草の岩シャジン、家に持ち帰りつくづくと眺めた。
小布施では遅いお昼ご飯をいただき、そのあと街を歩いた。

栗羊羹、栗きんとん、八寸、栗もなか、栗せんべい、色々あるが一人では食べきれない。
藍染の小物や洋服類のお店があり入ったところ、に綺麗なブルーの鉢植えが飾られていた。
その花が気になり何どもあちこちから眺め、(商品は気にならなかったが)
欲しいなぁこの花…と後ろ髪を引かれながら店を出た。

そのあとそろそろ帰ろうかなと思いながら、ふと小さな横道に逸れたところに山野草の出店が目に入った。
ずらりと並べられている花を眺めながら、まさかあのシャジンはあるまいなと思ったが、あった~。

運命だ。

原村に引っ越してきて大家さんの家屋敷は山野草の宝庫でおかげで私の花壇も山野草がだいぶ増えてきた。
これは大事に育てねばならない。
標高800m以下は育たないそうで、丁寧に年に2回植え替えをして根を切ると水分を良く吸って
育ちがいいらしい。
リビングの出窓には多肉植物の鉢植えが所狭しと並んでいるが、シャジンの花が秋の気配を運んできた。

これで小布施に思い出がひとつ増えた。

3年前に小海線に乗り小諸に行ったがそのとき小諸城址で秋明菊を買ってきて庭に植えたが、年々育ち
今年はたくさんの花を付けてくれた。
花を買うとその土地につながっていく。







栗の季節

2011年10月07日 23時19分34秒 | Weblog



昨年1度連れていって貰った小布施に、今度は一人でじっくり行ってみたいと思っていたが
1年経ってしまった。
もう栗が出回ってきた。
いけない。
あの場所は混雑してくる季節だ。
と思って3連休がやってくる前に今年の溜まった休日出勤を消化しようと代休を取った。

お昼前に現地につかねば車の止める場所がなくなる。
家から現地までは約2時間かかる。

東京から来る人たちのことを考えればずっと早い。
と思い、中央道を突っ走るがお天気が良く、松本平を過ぎると田んぼの稲刈りが終わり
黄色に変わった景色は日差しが暖かなのでとてものどかな秋の景色になった。
ああ、信州はイイところだと景色を眺めながら想う。

お昼に小布施に着いたが既に車が列をなしており、うじゃうじゃと人が歩き回っているのが目に入った。
まずい、遅いじゃないか、と焦る。
駐車場を探し栗菓子、栗おこわの竹風堂の駐車の列に加わった。

眼に入るは誰もかも中高年の女性の軍団。
リボンを付けているから何とかツーリズムかもしれない。

食事処もお菓子や栗おこわを買うにも人混みでそばに寄れない。
この観光地は女性客で景気を支えているのかもしれないと思う。

兎に角今回は歩き回ろうと履きなれたイージートーンのスニーカーとリュックを背負い
小布施の家の軒先からよく手入れされた庭を見せて頂いた。
午後の3時頃になると団体客が姿を消し急に街並みは静かになる。
空気も冷えて来た。

あちらこちらを歩いて気に入って買ったものがもちろん栗おこわと
(もう新栗になった)山野草のイワシャジンと
形の良いお椀とてぬぐい。
イワシャジンは見つけたときは涙が出るほど嬉しかった。
標高が高い原村で育てるのは問題ないと言われた。
新しく我が家の宝物になる。

やはり観光地は早く家を出発し、身軽な格好と靴が大事なポイント。
よく歩けば大体の地理は覚えられる。
もう1度行けば満足できると思うのでまたいずれ…。
日頃の仕事の疲れはこれですっきりした。






野菜作りも終わりに

2011年10月02日 23時04分59秒 | Weblog
週末好天に恵まれた。
寒い寒いと愚痴を言っていたが、日中は穏やかな日差しでうっとりするほどの空気である。
犬たちもその日差しに目を細めて眠たそうである。
この週末で夏野菜を全部始末して畑は秋野菜に様変わりである。
大根やかぶ、ほうれん草、小松菜、人参などの種を播き、害虫対策に囲いをしてビニールシートをかぶせた。
一人暮らしなのになぜこんなに沢山の野菜を作るのか…・
その成長過程を見るのがとても楽しいのである。
手間暇かけて時間を費やし、筋肉痛になり、でも面白い。

夏野菜のきゅうりやトマトは昨年目標を上げ、その通りに作ってみた。
天候の影響も大きく、5月のGWすぎの寒さからよくぞ凍らないで成長してくれたものだが
反省点は作りすぎた。

8月すぎてどんどん収穫始め、職場の同僚にも何度か配ったが、田舎のことだから
あまり感動もなく過ぎてしまった。
きゅうりなど出来すぎて、押しを効かせた古漬けを作り樽ごと姉の家に届けた。

来年は控えめに自分が食べる量だけ作ろう。
1週間で新芽が出たのであとはぼちぼち間引きして秋の終わりまで少しずつ手を加えれば良い。
都会から引っ越してきて4年目の野菜作りはやっと手順が飲み込めてきた。

庭では秋になると咲き始める名前が分からない、サフランの様な花が一斉に咲き始めた。
信州へ来てから初めて見る花だ。
庭先どころかたんぼや畑の至るところにピンクの塊になって咲いている。






これが都会だったら、誰かに掘り起こされて持って行かれてしまう。
毎年庭のきれいに咲き揃った植木鉢を持っていかれた悔しい思いをしていたのだが
こちらに来たらそんなことは有り得ない。

畑を終えて美容院へ行き、眠気と戦い髪にパーマをかけとても気持ちが良くなった。
秋の日差しが傾く前に半年ぶりに犬と林間コースの散歩をした。
野菜を作ると時間がなく遠いところまで散歩ができず暫くぶりに行ってみたところ
新しく別荘がまた3軒ほど建っていた。
秋の日は落ちるのが早く林の中は肌寒く日が陰ってきている。

そろそろユキムシが飛び始め、冬は意外に早くやってくるかもしれない。
明日の朝の最低気温はこの原村は、あらら…4度だって