信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

程よく暖かく

2016年09月22日 20時37分04秒 | Weblog
外ではミニトマトがまだ枝にたくさん残っているのに、家の中では薪ストーブで暖を取っている。
ちぐはぐの季節感となっている。

お彼岸も雨が続き、お墓参りは不自由であろうと思われる。
今日は原村まで先日購入した椅子テーブルを引き取りに行くため
雨の高遠街道を走るが車が走っておらず、祭日とは思えない雰囲気だ。

1週間前に原村のストーブ生活という生活雑貨の店で手作りの椅子とテーブルを
無理でもともとと交渉したら格安で分けてもらえることになった。
万歳!

外のデッキで使えるので有り難い。
材料は栗の木で、脚ははめ込み式で釘などは一切使わず手間がかかっている。

丸ごと栗の木を使っている椅子は重い。
今時家具は外国産の用材を使うのが主で栗の木など硬い木は贅沢だ。



建築家のご主人の手作りでしかも一品物だから形が面白い。
ほとほと燃える薪ストーブの傍で座って火を見つめていると何だか季節が
秋に向かう寂しさを感じる。

これで雨が上がりまた残暑がやって来るかもしれない。
そうしたら庭仕事を一気に片付けたくなるであろう。
秋植え球根やそれよりも秋まき野菜がもうすでに長雨のために手遅れになっているのだから。










今年の異変

2016年09月21日 18時33分31秒 | Weblog
今年の夏は特に日中が暑かった。
今は稲刈りの季節が来て再び田んぼの表情が変わってきた。

ついこの間まで田植えの準備で田起こしが始まり水面が鏡のように輝き一番美しい季節だと
感心していた。
どんどん時間が進み稲が植えられると水面は見えなくなり青々とした水田はまた違った
趣ですがすがしい。
水面に水が張られたと思うとカエルの大合唱が始まり、それは煩いほどだ。

しかし思い起こせば今年の合唱は何だか気が付かないうちに終わっていた。
家のガラス戸の桟には毎年20匹ほどのカエルが1列縦隊で並び1か月以上は住み込んだ。

カエルの糞が上から落ちてくるので、大体何匹かわかるのだが今年はカエルがやって来なかった。
外の硝子窓には時々張り付いていたが、何だか変だが白いのばかり。
アオガエルはどこへ行った?
そうこうしているうちに暑さが本格的になりカエルは見当たらなくなってしまった。

最近、アオガエルが時々飛びまわっている。



ふと上を見たらガラス戸の桟に白いカエルが鎮座めされて、どうやら住み家として
気に入ったらしい。
白いカエルはあまり見たことがないが、何かカエルの世界に異変が生じたのか?
異常気象のためなのか・・・・
と、カエルに聞いても返事は返って来ず睨まれてしまった。





試したが。

2016年09月20日 14時28分51秒 | Weblog
外は雨が3日も降り続いている。

中央アルプスは真っ白でガスがかかり何も見えない。
雨が降る前は稲刈りが始まりコンバインが忙しく行ったり来たりしていたが
流石に姿を見せなくなった。

これだけ毎日雨が続くと庭の草花もダメージが強く、合間に見回ると何と
尺取り虫の類が増えてバラや秋の花を食い荒らしているのを見つける。
雨が降る前に殺虫剤を噴霧したが効果がなかったようだ。

今日はお彼岸の入りだが亡くなった動物達はこれだけ雨脚が強いと帰って来るのに
戸惑っているのではないかと案じる。

さて、雨が続くと今日は何をしようかと考える。
若い時は考えると同時に体が動いていたものだが、年齢を経ると頭と体はバラバラに動く。
ごくわずかのヒトを除けばこれでいいのかもしれない。
バリバリ働いていたら、体がもたないのがわかってきた。
筋力も衰え、ビンの蓋を取るのに、若い時は一発で回していたのにこの有様。
と嘆く。
しかし、いのしし年生まれのこの私。
部分的に体力は衰えたが、思い立ったらビーバーで草刈りを始め、家の周りから
田んぼの斜めになった土手まで、ついでにお隣の分までやってのけてしまう。

後でへたってもビフォー アフターがはっきり違うので体力勝負だが好きな仕事だ。
機械を購入して2年目だが、パソコン相手に生活習慣病の保健指導を長年行ってきた
全く畑違いでもやる気があればできるものだ。

1昨日初めて作ってみた甘酒だが、飲み始めて今日で2日目。
確かに雨の前の草刈りの筋肉痛が早めに引いた。
整腸作用も抜群で、順天堂大学の小林先生は甘酒を進めていなかったかな?とふと考えた。

ブドウ糖やビタミンB群、アミノ酸などを含んでいるから疲労回復、免疫力アップ、
新陳代謝良くなる、リラックス効果便秘の改善、美肌、目の下のクマ改善
髪の毛がサラサラと効果があるという。

自分の場合は免疫力を保ちたい。
今年は2月から6回も医者のお世話になった。
朝,甘酒を200ml、豆乳で割りそのままやる気満々で風呂掃除を隅々まで念入りに
普段手が届かない場所まで心軽やかに丁寧に済ませた。
換気扇も、クローゼットも。

疲れないからだがもしかしたら?
たった2日目の甘酒だが信じよ、さらば救われんのココロだ。

今回はもち米で作ったが次は玄米か白米で、米麹も別なブランドに替え
作ってみよう。



甘酒は100gにつきカロリーは51カロリーと低カロリー。
糖分が欲しくなったら補うのにちょうど良い。
しかも豆乳との相性は抜群である。




甘酒を作る

2016年09月19日 13時29分41秒 | Weblog
9月の高遠のバラ園の例会で秋のバラ祭りの内容を決める。
昨年は、園内の改修工事のため秋の催しはなかった。
バラの会の会員になり、1年目は秋祭りのお手伝いから始まり、確か豚汁を作ってふるまう係になった。
今回は10月8日から10日の三日間お祭りをするが、甘酒を作る案もあったが
手間がかかるとボツになった。

6月の夏のバラ祭りの際、一緒に当番になった方が甘酒を作って来てご馳走になった。
江戸時代は疲れを回復するために夏の飲みものだったという。
甘酒というと冬の除夜の鐘を撞く時お寺でふるまってもらった記憶しかないが、
アルコールの臭いがしていたと思う。

しかし現在甘酒ブームがやって来て、甘酒は米麹で作るノンアルコールで妊婦や
赤ちゃんも飲める健康飲料だという。
認識が変わり作り方を聞いて昨日の雨の一日、10時間作るのにかかるのに初挑戦した。

甘酒の成分はビタミンB アミノ酸 ブドウ糖 オリゴ糖 葉酸 食物繊維
などで飲む点滴と言わる。

効用は10点もあり、酒粕を溶かして作ったものとは全く違う。

そうだ、先日抵抗力を失い熱を出した時に点滴を受けたが、センセイは内容は
ブドウ糖とビタミンBとか言っていた。
アミノ酸やオリゴ糖、葉酸は点滴には入っていなかったな。

作り方が面倒そうだが、もち米2.5合、水5合を一晩電子ジャーにセットし、炊きあがったお粥状を
60度に下げ米麹を400グラム混ぜそのままジャーの蓋を開けたまま布巾をかけ
70度以下、50度以上に保温を10時間行う。
2時間おきに温度を確認し麹菌が死滅しないよう温度調節しかき混ぜる。
保温の温度を確実に60から70度に保てば時間はかかるが、作る楽しさを味わえるし
市販品よりはるかに安くできる。

麹を入れて2時間以上たってくると麹菌が変化し甘くなってくる。

ドキドキしながら夜の11時に出来上がった甘酒だが思った以上においしく出来上がった。
毎日飲用することで効果が見えてくる。
長年腸の健康のために奥飛騨温泉から頂いた上等のカスピ海ヨーグルトがどうにも
分離して上手く出来なくなってしまった。

丁度甘酒と入れ替えしてみる時期かなと思い直す。
昨夜の作成中に何度も味見した効果が出たのか、整腸作用が早速今朝現れた。

米麹は沢山の種類が販売されているしもち米とお米とでは甘さが違うし、
一般にはお米からお粥にしてが紹介されるが、もち米の場合はより甘く上品だ。

作り方もレシピによってさまざまだ。
保温も10時間もあるし最短4時間という米麹と水だけで作る方法もあるし
まあ健康食品だから自分なりの作り方を何度か試していこう。
良質な睡眠が得られるという、嬉しい効果を手に入れたい。






落花生の成長

2016年09月13日 13時56分41秒 | Weblog
今年の春、近所の友人から落花生の種を頂いた。
食べるのは当たり前だが、畑に作るのは初めてである。
しかも通常のサイズより一回りも大きく、ビッグサイズだ。

作り方を説明されたが、注意点は土に埋めてから発芽するまでカラスにほじられないようとのこと。
カラスは頭が良く、落花生は好物で、一度覚えると毎年被害にあうらしい。

春先のことで夏野菜を植えることに気持ちが行き、落花生を植えた場所も忘れていた。
芽が出て来てそうだ・・・と思いだしどうやらカラスにほじられなかったようだ。
枝豆のように茎に豆がぶら下がるのかと思っていたら、全く面白いユニークな成長ぶりだ。

黄色い花が咲き花からひゅーっと長い茎が伸びて来て地面に潜りその茎の先が土中で
落花生になり成長する。









よくよく観察すると白い根っこのような茎が何本も土中目指して伸びている。
掘ってみると白い成長発達中の落花生を発見した。

先日、この時期でまだ収穫にならないのに近所ではもうカラスがやって来て
落花生を掘って食べているという。
被害よけに細かい目の網で覆ってもその上からついばんでぐちゃぐちゃにして
食べられる代物ではなくなったと怒っている。

梨や桃の生産農家はカラスの被害がこの数年どんどん広がり
出荷できない状態までカラスが増えて来ているという。
鳥獣被害は怒りをどこに持って行くこともできない。

麦の季節が終わり、田んぼは今、稲とそばがきれいな景色を作り出している。
土手では曼珠沙華が咲き始めた。







しかし稲刈りが終わると落ち穂を食べに驚くほどのカラスの大群が飛び始めている。
我が家の少しばかりの落花生もどこかからじっとカラスに見張られているような気がしてきた。

雨露

2016年09月13日 12時14分53秒 | Weblog
外は激しい雨が降っている。
昨日までは夕立も期待に反し毎日空振りして乾燥しきった地面に向かい
草取りも体には危うい作業となっていた。

しかし夕方になると日中ひっそりしていた農家の人々はいつの間にか
農道に軽トラが並び、翌日の予報のため野焼きの煙が一斉にたなびいている。

素人の園芸家は暑い最中に黙々と日に照らされながら働き、夕方になり疲弊している。
だが天気予報は的中し、しばしの水まきから解放され、ほっとしている。

外の雨に打たれている草花を見ていたが、種類により雨の露が溜まるものとの差が出ている
ことに気が付いた。
自然の造形の面白さは時間に追われた生活では目にも止まらない事である。



グラジオラスの花



>白蝶草の茎


暑くてたまらない

2016年09月08日 16時01分22秒 | Weblog
台風が次々と日本列島を北から南まで襲い、天気予報をあてにしながらの毎日が続く。
この伊那地方は予報も気象レーダーも当たらず朝からうんざりするほどの気温で、乾燥しきっている。
庭の野菜や草花は枯死寸前で朝夕の水遣りは重要だ。

久しぶりの雨降りで朝起きたら草花は露に濡れていた。











今日は久々に予報が当たり、雨が時折横殴りに降ってくる。
しかし地面に染み通るほどの量ではなく根元を掘り返すとがっかりだ。

この台風が過ぎ去れば田園風景はさらに秋の色が濃くなり順番に稲刈りが始まるのだろう。
この地域に来て農家の実情を知ったが、田植えや稲刈り、麦の刈り取りも農家は業者に一括作業を任せ
広い田んぼの稲刈りは1時間もかからず、刈り取りを済ませてはざ掛けもないし景色は変わっていく。



今や農業の機械化は風情は抜きだ。
日没も早くなり、夕方の空気は急速に冷え、しみじみと感傷に浸る時間が失せてしまった。
田んぼをバックに温度が低くなってから咲き出した朝顔もなぜか寂しく感じてしまう。