やっと家の周囲の土手の枯れ草を焼く日が来た。
田園地帯なので土手の草を焼き虫除けにもなり、農家は次々と天気の良い風のない日は張り切り
あちらこちらから煙が上がっている。
未だ居住2年目の新米は火をつけること自体恐怖で少しでも風があれば避けて、
結局周囲の土手は皆真っ黒になりいよいよやらざるを得なくなった。
何とか仕事を終えたところに近所の友人と立ち話になった。
女同士の会話は次々と話題が変わるが、お墓の話になった。
先日ある俳優が同じ年齢の友達と飲むと、病気やお墓、薄くなった髪の毛や入れ歯の話に
なってつまらないと嘆いていたが、気にかかることは年齢が進むにつれ同じなのであろう。
友人と、最近はお墓を作らず散骨や樹木葬とかが流行で私たちもそうしようか・・・・
南の方の海に撒いて貰おうかなどと話した。
もうこの辺でもお寺さんではお墓の土地が無いそうで、そうなるとロッカ-式かとか話は弾んだ。
体中煙臭くなり、昼食に家に入った。
テレビでは日曜日に録画した久米書店のタイトルで何とタイミングの良いことか。
あなたのお墓は誰が守るのか
桝野俊明 PHP研究所出版
鶴見の徳雄山建功寺の18代目の住職で、多摩美大教授、庭園デザイナーとしても多方面で活躍し
2006年に世界が尊敬する日本人100人に選出された。
画面から見る限り高貴な容姿で著書の解説に入った。
ポイントは3点。
1.間違いだらけのお墓探し 毎年日本人のお墓参りは統計上80%でありそのうち男性が65%、女性が
35%で男性の方が墓詣りは多いそうだ。
最近は少子高齢化で田舎のお墓は無縁仏が増えているそうだ。
足しげくお墓参りをする場所を選びなさいというが都会ではもうお墓選びは不可能になった。
ロッカー式は墓地と違い建物の寿命があり孫達の先までは保障が無い。
2.終活は寿命を延ばす
自分の将来は50代や60代の体力、知力、行動力のあるうちに決めていずれと思って80くらいになって体も衰え
記憶力も無くなった頃にお墓の話では気も滅入ってしまう。
やることがなくなってしまったヒトは寿命が長くはできないそうだ。
元気なうちに先のことを決めてスッキリとして、後はいきいきと好きな生活をしなさいと言う。
3.住職、世界を行く
最近、自分の定命(じょうみょう)も気にかかり出した。気になりながら
未だ早いか、とすぐに蓋をしてしまう。子供たちはもっと言い出せないであろう。
ええい面倒だ! 散骨にしようと考える。
けれど住職は自分の存在を思い出してもらう場所はお墓で、魂のしまい場所でもある。
孫たちに思い出してもらう場所が散骨ではどこにも無い。
と聞くと、そうか、今可愛がっている孫におばあちゃんに会いに来てくれる場所が
欲しいと思った。
番組中のお話は胸に来るものばかりで、これはじっくりと読まねばならぬ。
書店に注文したら、好評で売り切れ、取り寄せになるという。
目を背けていたものにいよいよ正面から向き合う年齢になった。
田園地帯なので土手の草を焼き虫除けにもなり、農家は次々と天気の良い風のない日は張り切り
あちらこちらから煙が上がっている。
未だ居住2年目の新米は火をつけること自体恐怖で少しでも風があれば避けて、
結局周囲の土手は皆真っ黒になりいよいよやらざるを得なくなった。
何とか仕事を終えたところに近所の友人と立ち話になった。
女同士の会話は次々と話題が変わるが、お墓の話になった。
先日ある俳優が同じ年齢の友達と飲むと、病気やお墓、薄くなった髪の毛や入れ歯の話に
なってつまらないと嘆いていたが、気にかかることは年齢が進むにつれ同じなのであろう。
友人と、最近はお墓を作らず散骨や樹木葬とかが流行で私たちもそうしようか・・・・
南の方の海に撒いて貰おうかなどと話した。
もうこの辺でもお寺さんではお墓の土地が無いそうで、そうなるとロッカ-式かとか話は弾んだ。
体中煙臭くなり、昼食に家に入った。
テレビでは日曜日に録画した久米書店のタイトルで何とタイミングの良いことか。
あなたのお墓は誰が守るのか
桝野俊明 PHP研究所出版
鶴見の徳雄山建功寺の18代目の住職で、多摩美大教授、庭園デザイナーとしても多方面で活躍し
2006年に世界が尊敬する日本人100人に選出された。
画面から見る限り高貴な容姿で著書の解説に入った。
ポイントは3点。
1.間違いだらけのお墓探し 毎年日本人のお墓参りは統計上80%でありそのうち男性が65%、女性が
35%で男性の方が墓詣りは多いそうだ。
最近は少子高齢化で田舎のお墓は無縁仏が増えているそうだ。
足しげくお墓参りをする場所を選びなさいというが都会ではもうお墓選びは不可能になった。
ロッカー式は墓地と違い建物の寿命があり孫達の先までは保障が無い。
2.終活は寿命を延ばす
自分の将来は50代や60代の体力、知力、行動力のあるうちに決めていずれと思って80くらいになって体も衰え
記憶力も無くなった頃にお墓の話では気も滅入ってしまう。
やることがなくなってしまったヒトは寿命が長くはできないそうだ。
元気なうちに先のことを決めてスッキリとして、後はいきいきと好きな生活をしなさいと言う。
3.住職、世界を行く
最近、自分の定命(じょうみょう)も気にかかり出した。気になりながら
未だ早いか、とすぐに蓋をしてしまう。子供たちはもっと言い出せないであろう。
ええい面倒だ! 散骨にしようと考える。
けれど住職は自分の存在を思い出してもらう場所はお墓で、魂のしまい場所でもある。
孫たちに思い出してもらう場所が散骨ではどこにも無い。
と聞くと、そうか、今可愛がっている孫におばあちゃんに会いに来てくれる場所が
欲しいと思った。
番組中のお話は胸に来るものばかりで、これはじっくりと読まねばならぬ。
書店に注文したら、好評で売り切れ、取り寄せになるという。
目を背けていたものにいよいよ正面から向き合う年齢になった。