昨日は自分としては重労働をしたと思っていて、そのあおりが来るかなと思ったが
今朝起きてみたが、心も体も軽かったので意外だった。
いや、駄目だ。
右腕に大きなあざが出来ていてみっともない腕になっているではないか。
やはり器械に振り回された影響だと思う。
梅雨空は消え失せ、からりと朝から晴れ上がった。
さぞ都会は暑かろうと、これからの数ヶ月間の暑さを気の毒に思う。
台所から見える裏側の景色は木々が茂りとても涼しげだ。
今日のノルマは梅干干しと、宅急便の小包つくり、そして障子張りである。
梅干は紫蘇で漬けてそのあと梅雨明けと共に土用干しをするのが良い。
3日3晩夜干しをしてから保存するのであるが、これまでは梅雨明けが8月にずれ込んで
雨が降り続きタイミングがずれて出来栄えが良くなかった年もある。
ざるに並べて天日干しにしたが、今年は梅干しらしく出来上がりそうだ
宅急便は昨日のブルーベリーを友人達に送るのだが、丁度良い箱に納めるのに
時間がかかった。
6件分の小包つくりと手紙書きに汗を流し、送り届けて時間をおかず障子張りを始めた。
障子張りや畳替えとかは年末の仕事であるが、この寒すぎる土地では
冬は動きたくなくなるから今しかない。
この家へ越してきて3年目だが障子が4枚ある。
初めは真っ白で綺麗だったが、どうやら冬の結露でかびるらしい。
気になりながらここまで来たが、連休のお陰で重い腰が上がった。
障子を外し障子紙を破り、桟を洗い糊をつけて張るのだが、途中で
昔は親の手伝いをするのが当たり前で寒い真冬に障子の桟を洗うのを手伝った思い出が蘇ってきた。
子供のことだから、寒くて冷たい水で雑巾で洗うのに不満たらたらで、良い思い出では決してない。
褒められることもなく、沢庵付けのときの大根を洗うのや、薪割りや、思い出せば
大分色々手伝ってきたが、それは当たり前の時代だった。
今になれば、それが身につき、同じ作業が出来るのだが、当時は親を恨めしく思ったので
今振り返れば申し訳ないと思う。
いやおうなく有無を言わさず手伝った時代と、手伝いをさせるのに理由を説明し
褒めながら覚えさせる時代と子供にとってはどちらが良いのだろうか。
そんなことを思いながら4枚の障子を張り替えて休日が終了した。
真っ白な障子はやはり、部屋が明るくなり、気分も明るくなったのである。
季節はずれの仕事は、汗をかきながらだが、年末に寒くて手がかじかんで、震えながら
やるよりはどれだけ捗るかしれない。