カナダから転職して新たな仕事に就いたムスメが1週間、音沙汰がなくなった。
行き先はアルジェリアのオフイス、まではわかっていた。
セキュリテイは確保されているし、トップ企業だから北アフリカでの仕事とはいえあまりにも遠すぎる国へ行ってしまったためいずれ落ち着いたら連絡があるはずと構えていた。
スカイプでの通話があり、ムスメの声が聞こえ安心したが、必要な書類を取り寄せてFAXで送って欲しいと頼まれ、それから大変!緊張感が走った。
ここは原村・・・これまでであったら東京に勤務しているので大抵のことは可能であり苦も無くやり遂げていた。
ロケーションが違うと大いにビビる。
しかしインターネットの恩恵を受け、書類を取り寄せ、経験の無いアルジェリアへ向けてFAXを送った。
大丈夫かしら?番号はあっているかしら?
違った場所へ送信されていないかしら?など心配が先立つばかりだが
指定された番号へ送ると問題も無くスムースに到着した。
それから暫くムスメのこれまでのカナダからのブログが途切れてしまい
毎日毎日、今日は更新されたかな?と開いてみてもカナダからの最終メッセージが残されたままになった。
今日もまだ無理かな?
全くこれまでと違った国へ行ったのだから暫く忙しいだろうと思っていたが、今日新しい職場での様子をブログに掲載していた。
親の私が想像以上にこの1週間の間ムスメは新しい職場での仕事の質の高さとボリュームの多さとまだまだ足りない英語力に苦労のどん底にいた。
初めからできるわけが無い、無理しても時間が必要などと思っていても
要求度は高いわけだから必死にマスターしなければならないであろう。
このハハも昨年の秋から冬の間新しい職場で仕事を覚えていったが、
細かい細かい作業は一気に覚えられないのでその間自分の無能力さをのろう事になる。
ムスメと私は月とすっぽんほどの仕事のレベルであるし、英語が
べースでの毎日なので、神経が持つのかと心配になった。
また24時間セキュリテイガードが付くと言っても危険な国であるのは間違いないし、出張も始まり、それも飛行機を使ってのことなので、カナダとの全く生活が異なって慣れるまでの半年くらい消耗しない様願うしかない。
望んだ仕事を手に入れたと娘は言うが、想像もつかない生活に入った娘に母親は今は静かな穏やかな花が咲き乱れる毎日を送り、申し訳ないと思う。
子離れすることって本当に難しい。