気温が下がり、夏も終わりに近く野菜の勢いも終わりになった。
トマトは青いまま赤くならなくなってきた。
ゴールデンウイークの後野菜の苗の植え付けをした際、トマトの苗
21本を植えた時に、誰が食べるのだ?と思ったのが正しくそのとおりになった。
次々に熟しあちらこちらに配り何とかしのぎいよいよ最終盤になった。
このところ生で食べるのも飽きてきて、トマトソースを作っては冷凍して保存している。
今日も天気が悪く、台所で料理に時間を費やした。
畑からの取立てトマトを湯剥きして皮を取りにんにくとオリーブ油で炒める。
途中でバジルを入れる。
いずれも畑で取れたものばかりで新鮮そのもの。
STAUBの鍋で5分ほど煮て、その後火を止めて蒸らすとあっという間に上質のトマトソースが
出来上がる。
この鍋を購入してから料理が短時間で美味しく出来上がり重宝している。出来上がった
トマトソースでパスタを和えてとろけるチーズを隠し味に入れて熱々のところを食した。
流石生トマトのソースは抜群に美味しかった。
次に近所から沢山頂いたプルーンを二つ割にして種を除き、赤ワインと砂糖でこれも
10分くらい煮た。
ワインの香りでくらくらしたが、ヨーグルトに入れたりパンに乗っけたりして食べるには
程よい保存用のジャムが出来た。
デザートにこれも自家製のブルーベリーで寒天寄せを作ってみた。
最後に夕方畑から取ってきた茗荷を丁寧に洗いごみを取って、塩漬けにした。
水が上がったら味噌漬けにしてこれも保存用にする
やっとのことで台所から離れ、テレビをつけたところ、BSで池上彰と宮本隆治のなつかしの名曲で
つづる昭和の大ニュースに惹かれ見始めた。戦前から学園闘争あたりまでだったが
またしても自分の生きてきた時代をはっきりと思い出させられた。
戦後の流行した歌も子供心に覚えているし、父や母が好んで歌っていた歌もまだ60年くらいしか経っていないのだ。
60代も後半になると若かった時が確かにあったはずが、うろ覚えになっている。
池上彰の解説で激動の時代を送ってきたのを今更ながら詳しく、あれもこれも思い出しながら聞く。
その時々は必死だったが、みなみこうせつの神田川を聞いたときに60年代の安保闘争が
よみがえり涙がこぼれた。
名曲だ。