体の痛み、頭の痛み、ドラえもんばりの腫れぼったい指からやっと抜け出した。
この2日間、中学生の農業体験で4人の男女が朝から夕方まで体験学習に来た。
原村の農家の野菜、花卉、に分散しお弁当持ちでやって来た。
ブロッコリー農家やセロリ農家、菊や花作りとあり、朝8時半に4人はやってきた。
ブロッコリーの出荷は10時半でそれにあわせて出荷作業を一緒に行った。
出荷が終わると、ブロッコリーの種まきを経験し、午後はブルーベリーの摘み取り作業をする。
2日目は同じく出荷作業をし、残った時間で3ヵ所の畑に蕎麦の種を播く。
農業体験といっても2日間ではごく一部の作業しか出来ないがそれでも受け入れ側は
一生懸命に考え、忙しい中を指導しながら作業を準備した。
農家は今繁忙期で、猫の手も借りたいくらいで中国人の研修生も来なくなったし
中学生の受け入れは断りがたらいまわしになり、結局若い農家にお鉢が回る。
2日間一緒に仕事をしたが正直最初から面食らった。
4人が出荷作業をしている我々の所にやって来たが、まずは遅刻だ。
そして挨拶もなく皆ボーと無言で立っている。
ブロッコリーの出荷は集荷したものを包丁で切り取り形を整え箱詰めする。
包丁を使えるヒトは?と聞いたら、4人とも初めてですという。
ジョシガ一人いたが、えーコワ~イと叫ぶ。
そんな出だしから始まり合間合間にこちらとしては何か口を利かねばと
色々質問してみたが返事が返ってこない。
中学生のダンシだから恥じらいで返事が出来ないのかと思った。
2日目も始まりも終わりも挨拶なく始まる。
挨拶くらいしようよと声を掛けるが反応なし。
蕎麦の種まきに車で出かけるが車中では同級生同士うるさいくらいおしゃべりばかりしている。
話が出来るじゃないと心の中で思う。
蕎麦は荒地でも育つと言われ、広大な土地に手でばら撒きをする。丁度お昼ごろになり
一番暑い時間でもあり、長靴を履き土にもぐり足を取られながら何とか3ヵ所の畑に
播き終わる。
担当の教師が一緒に付き添い写真を撮ったりして作業の中身を確認している。
最後の畑で播き終わった土地に雑草がはびこり、邪魔になるので私とオーナーが
背の高い草を抜き始めた。
折からの炎天下で気分が悪くなりながら続けるが、ふと見ると遠くの車の後部に座り
生徒と教師が飲み物を飲みながら笑いながらこちらを見ながら話をしている。
しばらく我慢したが、とうとうオーナーが一緒に草を取ってくださいと大きな声で車に向かって
怒鳴った。
教師と生徒は見る限りでは話し方が友達同士のようだ。
私は午前中で切れた。
もう勘弁してくださいと午後の仕事は断って帰ってきた。
頭痛と体中の痛みと腹立ちでやりきれなかった。
彼らはせっせと熱中症になりたくないからと
休んではペットボトルの飲み物を飲み
こんなに疲れるとは思わなかったとだけ口を利いた。
挨拶も出来ず、質問にも答えず、友達同士でおしゃべりばかりしすぐにふざけあう。
勉強に来ているという意欲が見られず遊び気分で、今日は流石に受け入れ側のスタッフも
同じ気持ちであったらしく皆で愚痴った。
基本的に家庭で教えることが出来ていない。
コドモだからと許してはならないし教師も指導が足りない。
指示することはやってのけるがそれ以上のことは口も手も出さない。ただ黙って立っているだけ。
オーナーも来年は受けないといった。
ああ、遠い将来この子供たちがこの日本を背負っていくことを思うと気持ちがしぼんだ。
佐藤愛子のように怒る材料がたっぷりあるが、それだけ歳を取ったのか、
けれど怒ることはまだ常識のレールを踏み外していないことかと自分に言い聞かせた。
信州は夏も終わりが近づき花も色鮮やかである。
今年は西瓜もトマトも愛情たっぷりに応えてくれた。
この2日間、中学生の農業体験で4人の男女が朝から夕方まで体験学習に来た。
原村の農家の野菜、花卉、に分散しお弁当持ちでやって来た。
ブロッコリー農家やセロリ農家、菊や花作りとあり、朝8時半に4人はやってきた。
ブロッコリーの出荷は10時半でそれにあわせて出荷作業を一緒に行った。
出荷が終わると、ブロッコリーの種まきを経験し、午後はブルーベリーの摘み取り作業をする。
2日目は同じく出荷作業をし、残った時間で3ヵ所の畑に蕎麦の種を播く。
農業体験といっても2日間ではごく一部の作業しか出来ないがそれでも受け入れ側は
一生懸命に考え、忙しい中を指導しながら作業を準備した。
農家は今繁忙期で、猫の手も借りたいくらいで中国人の研修生も来なくなったし
中学生の受け入れは断りがたらいまわしになり、結局若い農家にお鉢が回る。
2日間一緒に仕事をしたが正直最初から面食らった。
4人が出荷作業をしている我々の所にやって来たが、まずは遅刻だ。
そして挨拶もなく皆ボーと無言で立っている。
ブロッコリーの出荷は集荷したものを包丁で切り取り形を整え箱詰めする。
包丁を使えるヒトは?と聞いたら、4人とも初めてですという。
ジョシガ一人いたが、えーコワ~イと叫ぶ。
そんな出だしから始まり合間合間にこちらとしては何か口を利かねばと
色々質問してみたが返事が返ってこない。
中学生のダンシだから恥じらいで返事が出来ないのかと思った。
2日目も始まりも終わりも挨拶なく始まる。
挨拶くらいしようよと声を掛けるが反応なし。
蕎麦の種まきに車で出かけるが車中では同級生同士うるさいくらいおしゃべりばかりしている。
話が出来るじゃないと心の中で思う。
蕎麦は荒地でも育つと言われ、広大な土地に手でばら撒きをする。丁度お昼ごろになり
一番暑い時間でもあり、長靴を履き土にもぐり足を取られながら何とか3ヵ所の畑に
播き終わる。
担当の教師が一緒に付き添い写真を撮ったりして作業の中身を確認している。
最後の畑で播き終わった土地に雑草がはびこり、邪魔になるので私とオーナーが
背の高い草を抜き始めた。
折からの炎天下で気分が悪くなりながら続けるが、ふと見ると遠くの車の後部に座り
生徒と教師が飲み物を飲みながら笑いながらこちらを見ながら話をしている。
しばらく我慢したが、とうとうオーナーが一緒に草を取ってくださいと大きな声で車に向かって
怒鳴った。
教師と生徒は見る限りでは話し方が友達同士のようだ。
私は午前中で切れた。
もう勘弁してくださいと午後の仕事は断って帰ってきた。
頭痛と体中の痛みと腹立ちでやりきれなかった。
彼らはせっせと熱中症になりたくないからと
休んではペットボトルの飲み物を飲み
こんなに疲れるとは思わなかったとだけ口を利いた。
挨拶も出来ず、質問にも答えず、友達同士でおしゃべりばかりしすぐにふざけあう。
勉強に来ているという意欲が見られず遊び気分で、今日は流石に受け入れ側のスタッフも
同じ気持ちであったらしく皆で愚痴った。
基本的に家庭で教えることが出来ていない。
コドモだからと許してはならないし教師も指導が足りない。
指示することはやってのけるがそれ以上のことは口も手も出さない。ただ黙って立っているだけ。
オーナーも来年は受けないといった。
ああ、遠い将来この子供たちがこの日本を背負っていくことを思うと気持ちがしぼんだ。
佐藤愛子のように怒る材料がたっぷりあるが、それだけ歳を取ったのか、
けれど怒ることはまだ常識のレールを踏み外していないことかと自分に言い聞かせた。
信州は夏も終わりが近づき花も色鮮やかである。
今年は西瓜もトマトも愛情たっぷりに応えてくれた。