天気予報は晴れになっているが、朝起きたら曇っているしデッキは昨夜降った雨で
水が溜まっている。晴れるのを待っていたが気温は割りと暖かいが曇ったままだ。
お昼ごろ外で薪割を始めた。
2~3日おきに太い薪を中サイズと細いサイズに割らねばならない。
その日の気温によって薪は用意した以上に消費が早いので、何度か
焚き付け用のまきが無くなり夜になり外は暗いし途方にくれたことがあった。
帽子をかぶり、マスクをして防備をして薪を割っていたら、通っていく散歩の
おばさんがあらー男の人が薪割をしているのかと思ったら、顔を見たら女のひとだわぁ・・・・
ああびっくりしたぁと大きな声で言いながら去っていった。
びっくりしたのはこちらだ。
薪割って男の人しかしないのか。
確か以前にも同じ事を言って通った人がいたな・・・・と思い出した。
田舎暮らしは女性の一人暮らしとなると大抵は自分で解決しなければならない。
ビーバーと言う草刈り機で茂った夏の土手や空き地を草刈をする
危険な作業だから原村時代は女性は禁止されていた。
谷島せい子さんという料理研究科の著書で女は60からが一番、
いくつになっても退屈しないという内容での暮らし方が団塊の世代の番組で紹介された。
同じ年代で職業は違うが似たような暮らし方をして来ている。
60歳から一人暮らしを始め、若い頃からどんどん広げてきたものを整理し
暮らしと家を小さくまとめた。
一人暮らしの最大の敵は退屈な時間だという。
昨年3月自分も長い間続けた仕事を終えて、退屈する間もなく家の建築、引越し
ムスメの出産とマゴの世話でこの2月まで来てしまった。
確かに家は小さくまとめ手が届く範囲でモノは納め、便利なコンパクトな間取りで
暮らしている。
ムスメがプレゼントしてくれた精米機で毎日玄米を精米し、名水で米を炊き、地元の野菜を料理し
体にいい事をどんどん増やしている。
これからの季節は畑と庭造りに集中していく。
通常は体力は年々衰えて行くが怠けてはいられない。
夕方台所で夕食の準備をするが、調理台の前の出窓の棚にアイパッドを置いて
YouTubeで映画音楽を聴きながら、昔憧れたスクリーンのスターを見つつ人参を大量に刻んだ。
これは便利だ。1時間ぐらい直ぐ経ってしまった。
中学生から高校時代にはハリウッドは憧れの映画を大量に放出した。
永久に残る大作が作られたハリウッド全盛時代だった。
福島の田舎だったが隣に住む病院の院長夫人がスクリーンという映画誌を毎月貸してくれた。
お陰でませていたが、当時のハリウッドの映画スターを全部覚えた。
一番記憶力が良い年代だったのだろう、今でもあの大物の美男美女が揃っていた銀幕のスクリーンの
スターの名前は大体言えるな。
鉄道員、禁じられた遊び、エデンの東、ベンハー、ゴッドファーザーなどなど退職したら
ビデオを借りてきて毎日見ようと思っていたが、時代が変わってしまった。
記憶だけが確かだが、これが出て来なくなった時は危ない脳みそになってしまうのだろうと思う。
やっと手に入れた小さな一人の生活だ、退屈しないよう感動を毎日発見して行きたい。