信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

試乗車

2009年02月28日 22時46分08秒 | Weblog
この1週間、雨が降ったり雪が降ったり、悪天候続きであった。
昨日は金曜日で気分は晴れているはずがどんより曇り,
帰宅途中で、何か景色が違うなと気付いた。

諏訪は朝,雪が舞ったが一瞬で、雨に変わり帰りはもう止んでいた。
原村に向かって坂道を上っていくにつれて、雪景色に変わってきた。
変だ変だと思っているうちに濃い霧で前方が見にくくなった。
自宅付近は雪景色になっていた。日中雪が積もったらしい。
やっと解けて道がきれいになったのもつかの間、又もや転倒が恐いアイスバーンになっていた。
昨年も2月の終わりにドカンと雪が降り雪に閉ざされたが、春が近づくと
雪が降りやすくなるのかもしれない。


休日だが相変らず忙しく家事をして、午後から犬のトリミングと諏訪の不動産屋まで今住んでいる家の契約更新に出掛けた。
移住して2年が経ったということだ。
又2年間の契約をするが、次の2年後にはどうしているか、どういう人生が待っているのか若い時と違って、夢とかがないのであまり考えたくない。
夕方になり、茅野のホンダに行き車の買い替えの相談をする。

今乗っている車は買って3年目を過ぎ、車検が終わったところだ。
暖かい神奈川に住んでいたのでFFで充分だった。
ところが引越しして標高差400メートルの間を行ったり来たり、しかも雪が降る。
地元の人々からは4駆でなくては無理!と誰もが言い確かに凍った道で恐い思いを何度もしているので、この辺で買い替え時かと思った。
家族も減り、毎日の通勤だけで、大きな車は勿体無くなって来た。
都会では何事もなかった車が引越しして来て来てから、バンパーの取替えばかりやっている。何かと因縁めいて来たこともあり、まだ古くならないうちに買い換えようかと思っている。

ホンダではインサイトというハイブリッド車とFITを候補に選び、既に夕方暗くなって来たので1車だけ試乗することになった。
赤い色のインサイトは流線型の形がきれいな車で、ハイブリッド車で燃費が30リッターだ。
エンジン音は非常に静かで、走りが良い。全体的何まだ馴染んでいない分ハンドルは硬く滑らかではない。
燃費は30リッターと言うが驚きだ。

今乗っている車のカローラフイルダーを審査するが、驚いたことにまだ買って3年の車が引き取り価格が50万を切るという。
今自動車産業は中古者車もきれいに装備し直しても、海外では引取りが少なく売れなくなってしまったそうだ。
暫くこの状況は続くから車を売ることについては今秋、来春もその先もずっと低価格で引き取られていくと言い早いほうがまだ少しは良いといわれてしまった。
230万の車がひき取りで50万以下とは悲しい・・・・.ううう。
乗りつぶすか、低価格を我慢して呑むか。




トヨタにするかホンダに、するか今回はトヨタはいまいちで、競合できない。
FITは試乗していないが、4駆にしてカーナビなど付けると200万を越すそうで、この数年先を見越して、ハイブリッド車にするか、雪道が恐いために4駆にするか
悩むところである。



優れもの

2009年02月25日 21時44分32秒 | Weblog
休日にベッドの中で読んでいた新聞記事に惹かれた。
静岡のお茶屋さんがお茶と急須のセットでお試しをと広告を出した。
気になったが、まあいいかとそのうち忘れた。
先週、新聞の広告で又、そのおためしセットの記事を発見した。
一人暮らしなのに、私は随分とお茶の消費量が多い。
長野県へ来て、大型スーパしか見当たらないから美味しいお茶を買う機会を失った。
実家での法事の時、実家のお茶がとても美味しく兄嫁から静岡の通販であると聞かされ、私もそれ以来取り寄せている。
息子たちがアメリカに赴任する時も持たせた。

今、勤務先にお弁当を持って行き、お昼ごはんはスタッフ同士で一斉に食事をする。
午後から健康診断の事後フォローで保健指導の時間になるから、相手と向きあって話していると、そのうち喉が渇き、乾燥してくる。
初めは売店でペットボトルを買っていたが、朝お弁当を作るときにエコのため魔法瓶にお茶を入れて持ち歩くことにした。

指導する相手に水分をたっぷり取りましょうと言いながら、自分は碌に水も飲まない生活をして来て、血液が濃いことに気付きお茶を飲むことを始めた。
確かにカテキンの作用は効果があると思う。風邪を引きにくくなった。

毎朝お茶をポットにつめていると、急須のよしあしが気になって来た。
我が家には急須の類は5,6個はある。
どれもその時は気に入って買ったものであるはずが、使っているうちに良し悪しが判ってくる。
良いタイミングで、新聞記事を見て、早速ネットで注文した。
何と値段はおためしだから、セットで1,000円!。

急須は常滑ででるでる急須とネーミング。
1000個限定販売とのことで間に合うかなと思いながら注文した。
3日後の今日、品物が届いた。
ふか蒸し煎茶100グラムは細かい葉っぱで、良く出る。
急須は使ってみたらこれは優れもので、美しい弧を描き、全くお茶を注ぐ時に廻らないし、最後の一滴まできれいに出切る。
これで明日の朝からお茶を用意するにも楽しくなりそうだ。



http://www.satoen.co.jp/

ただしお茶の葉はhttp://www.tomeya.co.jpのほうがお勧めかな。





おくりびと

2009年02月23日 22時01分44秒 | Weblog
今日はオスカーの授賞式である。
ムスメはこの日は毎年休暇を取ってテレビを見ていたものだ。
俳優や女優の名前をどうやったら覚えられるのと言うほどすらすら名前が出てきて舌を巻いた。
我々家族(勿論ヨメも)の間ではこの時期が近づくとムスメは今年はどうするのか
と話題にでる。
2,3年前までは暫く海外に行っていて状況は変わってしまった。
今は全く違った職業の世界で、日本酒の仕事に就いているから、人生判らないものである。

外国語映画賞に、本木雅弘のおくりびとが選ばれた。
ノミネートされたと聞いたとき、もしかしたらと予感がした。
今年シカゴにお正月に行ったが、帰りの飛行機の中で、この映画を見た。
航空会社に感謝せねばなるまい。
お隣の席の巨体のご夫婦のいびきを聞かぬよう、洋画と邦画の映画を見続けたら5本になった。
眠る暇がなかった。
おくりびとを2回目を見ようとする頃には成田に到着した。

死者の体を清め、死化粧を施し棺に納めるまでの納棺師の仕事は初めてこの映画で知った。
主人公は都会での楽団の仕事を失い山形の故郷に帰って得た仕事が納棺師だった。
新聞の求人欄で、旅にでる人を送る仕事と書いてあるので旅行会社かと思って応募したら即、採用になり、仕事に連れて行かれた。

初めて孤独死した老婆の腐乱した死体を見て嘔吐し続け、納棺の手引書のモデルにされたり、経験のない仕事をしながら休むことも逃げることもせず淡々と仕事を覚え死者の背景のドラマに魅かれて行く。

納棺師は地元でも卑しい仕事と見られ、妻や友人からも疎まれる主人公・・・・。
けれど美しい変わらない山形の風景の中で、色々な死者にふれ、美しい手順で死者の体を清める様は静かで美しく、いつしか死者の家族から感謝され心が通じていく。

父親から捨てられて母親の女手で育てられた悲しい幼児体験から、仕事を通じて自分自身も救われていくことになる。
死者の尊厳を守り、きれいに死に化粧を施し、葬儀屋に引き継ぐ納棺師の仕事に私も映画を見終わった後、1年前に亡くした親を想い、気持ちも清められ、癒されていた。

脇役の顔ぶれがそろい、余貴美子、吉行和子、広末涼子、納棺師の会社の社長役の山崎努の役割が見事に光っていた。
この俳優は私は大好きだ。表情だけでも周りを圧倒してしまう。
歳を重ねることに、この俳優はすごさを増していく。
自分の妻を亡くしてから、納棺師の仕事を始めたという役だが、本木雅弘以上に
存在感があったのが印象に残っている。

兎も角、モントリオールの映画祭で金賞をとったと聞いたが、オスカーとは驚きだ。
すごい、日本の映画も頑張っているではないか。
駄目続きは政治だが・・・・。

会場はオスカーの授賞式の出席者の超豪華な顔がそろい、タキシードとドレス姿の美しい夢のような世界に、同じ人間に生まれて恐ろしいほどの差があることを感じる日でもある。


ロハス

2009年02月22日 22時28分04秒 | Weblog
  

降り積もった雪は気温が低いため解けない。
しかし道路は車が通るのできれいに乾いた。
庭は一面雪が模様を描き、吹き溜まりになった。
屋根から一日中、雪が解けて滑り落ち、どどーと大きな音を立てて滑り落ちてくるが、犬達は何かわからずその音を聞きつけ一日中吠え続ける。
言い聞かせても判らないから、その都度吠え立て、うるさいわうるさいわ・・・・・

午後から茅野まで出かける。
昨日、洗濯物を干していたら、誰かが訪ねて来た。
衆議院議員のG候補後援会と称し、秘書が1軒、1軒訪ね、出席を求めている。
一緒に昨年働いた雇い主が付き添い、是非夕方6時から近所の集会所で会合がある。
選挙違反になるので、500円の会費で新年総会と祝賀会に参加してくれという。
愛想良く受け答えをしてはみたが、これには困った。
麻生政権のお膝元で活躍している議員だ。
道路際に貼られたメタボの体格のポスターを見慣れているが、私のもっとも嫌いなタイプで、とても500円を出してまで顔を見に行きたいとは思わない。

そこで、茅野まで出かけ、夕方の時間に引っかかったので、以前から寄ってみたかった蔵人というラーメン屋で食事をした。
一人暮しになると滅多にラーメン屋に行くことはない。
気持ちがあっても、大抵通り過ぎて、機会を失っている。
このラーメン屋はムスコが教えてくれた。
何故か居住者より良くこの辺の食事処を知っていて、しかもヨメも一緒に既に食べていたという。
焼き味噌を使ったとんこつラーメンが有名で、私は今日は黒胡椒のスープの辛みそたんたんメンを食べた。
汗をかきながら食べ終わり、そこから間もなくある望岳の湯に立ち寄った。
丁度時間は6時になり、あのG衆議院議員の祝賀会が始まった頃で、しめしめ丁度良い時間だ。
原村は裕福な農家がそろい、自民党を押している。
原村の住民がほとんど来るからと、なかば半強制のいい方で誘われたが、私は選挙は色付けされたくないし、人からそういった見方もされたくない。
温泉はゆっくり湯船で体を開放し、心から幸せになって帰ってくる。
田舎暮らしで得た小さな幸せは沢山あるが、この冬は毎週、温泉で温まるが週末の日課になってしまった。

吹雪の通勤

2009年02月21日 22時10分33秒 | Weblog


日本列島大荒れの天気で、この原村も夕方から雪が降り始めた。
風も強く、気温はぐんと下がり、一気に冬に舞い戻った。
朝起きるとゆうに30センチは積もっているが、止みそうもなくまだ降り続き、横殴りの吹雪の状態だ。

出勤前に近所が総出で雪掻きを始め、勤務先に遅れるとの連絡を入れた。
一般道路は下り坂続きで恐いから、吹雪の中をそろそろと高速の諏訪南インターまで運転する。
インターでは整理官が、上りは事故で通行止めですという。
長野方面は50キロ規制で、前を走っている車は50キロ以上出さず、これでは高速道路の意味はないが、急いでも危険なので追い越さず、一緒にとろとろ走り諏訪インターにやっとのことで到着した。
一般道路に出た途端渋滞で、やっと職場に着いた時は高速道路を走ってきたメリットはなかったようだ。
それにしても原村と諏訪市では相当な積雪量の違いがあり、苦労して吹雪のなかをやって来たとは誰も思ってくれない。
今週は休業者がいて人手がない1週間を働き、流石に雪の中を通勤して体力を使い果たした。
夜は炬燵で居眠りしながら、テレビの3時間の番組を見る。
一度は行ってみたい世界の絶景100選のタイトルで居眠りしながら見るから、実は所々しか覚えていない。勿体ないことをした。
見ものは
昨年行ったカナダのカナデイアンロッキーとルイーズ湖で覚えのある景色を見たときは心臓がひっくり返るほど嬉しかったなぁ。
マイナス20度の寒さで女優の羽田美智子が凍ると絶叫しながら、凍結したルイーズ湖の上に立っていた。
100メートルの落差の氷爆は夏に行った時はグリーンの湖面で、まさか凍ってしまうとは想像もつかなかった。


明けて休日になり、犬と散歩に出掛けたが、雪景色の美しさに、これまた四季それぞれ自然の見所は甲乙つけがたいと思う。


寒風

2009年02月17日 22時24分20秒 | Weblog




朝起きたらガラス戸が真っ白に凍り、うっすら外は雪が積もっていた。
これが今の季節は当たり前なのだと思いながら、犬の朝の散歩をした。
明るくなるのが早くなり、今まで寒すぎて中止していた散歩を再開した。
しかし今朝はマイナス6度になっていたので、歩いていても足の先が感覚がなくなり指先もしびれる。
けれど犬達ははだしの癖に、のんびりとあちこち臭いを嗅ぎまくりなかなか動こうとしない。

若い同僚が昨日から突然、インフルエンザに罹ったとお休みになった。
スタッフが2人休み焦る・・・・。
出来ることからミスの無いよう、自分に言い聞かせつつ検診をさばいていく。
今朝は1泊ドック担当なのでさらに朝早く出勤する。
寒い朝はよほどやる気を起こさないと、体が付いていかないので、手足がごわごわだが動きながら体に言い聞かせる。

福寿草は早まったと思っているかもしれない。

大泉

2009年02月15日 22時14分47秒 | Weblog
本日も晴天なり。
2月としては異例の10度以上の気温になり、犬の散歩で森や林を抜けて歩いてみるが、心なしか木々の枝が少し色づき始めている。
農家のハウスではセロリの芽を養生中で、何だか春が1ヶ月早くやって来ている。
しかし、この高原地帯は5月になっても遅霜が降りるから、早々と種を播いたり、野菜の苗を植えたら失敗する。

天気が良い休みの日は時間が経つのが早すぎる。
特に日曜日はすぐに12時のオルゴールが聞こえ、焦る。

午後から大泉の陶器の店に行こうと出掛けたが、泉ラインというくねくね道を走ったが途中で見失ったのか小海線の大泉の駅まで行ってしまった。
戻るには惜しい・・・。
そこで長坂まで下り、Jマートときららのスーパに寄った。
いずれも大規模のスーパーであるが駐車場は満車。
ドッグフードと来週お誕生日のみるきいのために犬のおもちゃを買う。
どうせ5分で食い破られるおもちゃだが、一年に1度のことと奮発した。
本屋が中にあるので、立ち読みながらめぼしそうな本を探す。
と、田舎暮らしのコーナーがやたら増え、この昨今不況で田舎に移住する人々が
増え、それをあおるように田舎暮らしのお勧めの本が並んでおる。
面白いと思ったのは、田舎暮らしに毒されるなというタイトルの本があった。
何でもこの田舎暮らしのブームに乗っかって浅はかな移住をすると財産を失い、果ては伴侶や子供たちまで失うことになると書いてある。
単行本だが、最後まで田舎暮らしに毒されることばかり書いてあり珍しい内容だ。
興味はあるが、既に田舎暮らしを2年もしているので、今更読んでも遅い。
傍に、みなみらんぼうの八ヶ岳キッチンという文庫本があったのでそちらを購入した。お近くの小淵沢に引越して来てログハウスを建てその生活のエッセイである。

帰りは小淵沢経由で鉢巻道路を通る。
夕暮れ時となり、別荘地帯を通るが、新築に混じり、随分と古びた朽ち果てた別荘も目立つ。
特に高原地帯の富士見高原あたりは雪も多いし気温も低いから家も傷むのだろうが
この不況の時にその家々を見ると寒くなる。
寒くなったついでにヒルサイドホテルの日帰り温泉にたちよった。

テレビっ子

2009年02月14日 22時35分14秒 | Weblog
昨夜、帰宅してから雨が降り始め、やけに暖かい夜になった。
昨年の今頃のブログを読み返してみると、雪が毎日降り、凍ったままさらにその上に積もり、道路は雪の壁になっていると書いてある。
2月も下旬には30センチも一晩で積もった。

丁度マイナス16度であると書いてある。
ということは今日は14度だからその差は30度・・・。
この冬に異常気象間違いなしだ。
丁度昨年は今頃は雪道で転倒し頭を打った。
今年も転倒し、一月早く頭を打った。2回目のことなのでCTを撮って脳の中に血腫が出来ていないか確かめた。
毎朝気温はマイナス3度か4度になるが昨年のような凍りつくような寒さはなく、諏訪湖は御神渡りができたのにさざなみがたっている。

庭は土が雪解けでぼこぼこになり、良く見るとあちらこちらに草花の芽が出始めた。
水仙やチューリップも僅かに芽が出始めた。
明日から又寒の戻りが来るというが君達気が早いけれど、大丈夫かい?と声を掛けたくなった。

昨夜はムスメとスカイプで話をしながら、テレビでホームアローン2を見た。
何度も見ている映画だが、おばかな泥棒2人組が懐かしく、お利口なマコーレーカルキンはいつ見ても可愛らしい。

あははと笑いながら見ているのだが、眠くて眠くて沈没しながら、はっと気付いて又テレビを見る。
スカイプにカメラをつけこちらの顔が見えるようになっているので、ムスメには寝ているのがばれて、ちゃんとして寝たら?と何度も言われるがどうしても起きる気力が無かった。
結局途切れ、途切れ、最後まで見て、いつもの時間に布団に入った。

さて今朝起きて家事を始めたがどうも変だ。
昨日健康診断の結果がマンモグラフィーの結果も入力され戻って来た。
マンモは異常なかったが、又もや先週の心不全の文字が目に入った。
半分しか働いていないという私の心臓はいつからこうなったのかわからないが、今悪いのは事実だ。
今日も心臓をわしづかみされたような具合がずっと続き、それを紛らわすために、台所や居間をきれいに片付けた。
引越しして物を増やさず生活して来たが、何だか雑然としている気がして、目に付くものは全部しまった。
その間息子からもらったCDを聞きながら、クラシックの曲にどれほど心が落ち着いたことか。私はノクターンが一番好きで、繰りかえし聞いている内に段々元気が出て来た。

その後犬と散歩に出かけ、近くの温泉に夕方入りに行ったが、やはり気分が悪く昨日異常に眠かったのはこの所為だったのかと、判ってきた。
今まで病気とは気付かずに無理に動き回っていたが、同じような症状は結構前からあったのだ。

ははは・・・紺屋の白袴。

BSで夜7時からかもめ食堂の映画を見た。
以前にも見ているが、小林聡美、片桐はいり、もたいまさこが何ともそれぞれ良い味を出し、フインランドで日本の食事を作り段々客が付き始めるがたまらなくその食事がおいしそうだ。
いい映画は何度見ても飽きないし、おっと、この場面は見過ごしていたわと気付くことが多い。
続いてNHKで9時から渡辺美佐子と久米明の夫婦が東京へ買い物へ出てくるドラマを見る。
福島県に住んでいる老夫婦だが、ベテラン俳優の二人の会話が驚くべく、日常的で
本当に田舎で歳をとって二人だけで暮しているといくらかぼけ気味も会話を良く描き、誰だろう?脚本は・・・と途中で気になったくらい現実味を帯びていた。
老いた夫は家から外に出られない位足が弱っていたのに、訓練を重ね、渋谷でのカメラのセールに妻と共に上京し、カメラを手に入れ、所持金が無くなりホテルに泊れず孫娘のアパートに転がり込む。
孫娘も現代っ子だが、じいちゃん、ばあちゃんを精一杯もてなし、これは見ている人には教訓になったであろう。
後日じいちゃんは亡くなるが、後味の良い優れもののドラマだった。
主役の2人も会話や演技がいくらかぼけてきた老人そのもので、この人たちだから良い番組が作れたのだと思う。
最近のNHKはドラマがすごい。
民放ではお笑いかクイズしか製作できなくなっている。
心に残る、気持ちの入れ替えが出来る、考えさせられる、番組は今の民放にはなくなった。







熟成できない自分

2009年02月12日 20時30分07秒 | Weblog
昨日は春がやってきたような暖かい日で、福寿草の花が咲いているのを、行く先々で見つけ、もう春だと明るい心になった。
ところが、ところが昨夜どうも外が明るいと窓を少し開けて見たら、月明かりではなく雪明りであった。
まさかでしょう?
いきなり雪が降って、いつの間に?
庭は真っ白に雪が積もり、道路はてかてかにアイスバーンになり恐ろしい通勤道路に変わっていた。
車に10分前にエンジンをかけるためにドアーを開けたらパーッと雪が舞った。どうやらパウダースノウで軽い軽い雪だ。
昨日の休みの効果で身も心も軽く、午前中はいつも通りに時間が流れていく。
と思っていたらそこでストップした。
どうやら私の仕事のミスを若い同僚が見つけたらしく、追求してきた。
恐い顔で攻められ、上司や医師の部長に話すという。
事の成り行きを考えた。
自分で解決するのに決まっているのに、人に騒ぎ立てられたくない。
昼食が喉に通らなくなった。

結果的には午後その問題は解決した。
自分が心配したのは心配し過ぎだった。

けれど残ったのは若い者との間のしこりだった。
年上のものに対する言葉や態度が出来ていないことから、攻める行動に走る、それが続いており、ターゲットが自分であるということだ。

ターゲットにされるということは自分に問題がある。何かあるのだろう。
彼女が矛先を向けてくることは、何か気にくわないのだろう。
こんな61歳になっても、人間が出来ていないから尊敬されるより、攻められるほうに廻っていくのかもしれない。
負のスパイラルというのがあるが悪いことが続くとどんどんその得点が増していく。
ああ息子夫婦は今頃シカゴに向かっている飛行機の中だと思うと、それだけでも胸の中が悲しくなる。
崩れ始めた感情はもろくなるばかり。
1日は色々な出来事の中で構成されるが、自分にとって快適なこと、不快なことの両方が微妙な加減で混ざり合い、その分量の力加減で今日は良い日だったかとの判断になる。
午前と午後の感情はがらりと変わり、結果的には自分の持ち合わせていなかった知識を負の感情で手に入れられた。
残った反省は、いつまで経っても到達できない新しい職場での自分の熟成度だ。
指導の面などでは別に問題ないが、技術や健診結果表の細かいチェックや採血、仕事の手早さなどに全く違った分野で長く働いていた人間は若い人から見たらまだるっこさを感じるのかもしれない。
別な視点から見たら老害といえるのかしら・・・。

建国記念日

2009年02月11日 19時48分40秒 | Weblog
二日働いて一日休日、そして再び二日働いて二日休み、今週は体が楽なこと。
それに、去年に比べ気温が高いから、生活がとても楽で通勤や犬の散歩、洗濯物も外に干して乾くし、違いは大きいが今年は農作物にとって雪が降っていないから、やがて問題がでてくるには違いない。

朝ベットの中でゆっくり新聞を読み、洗濯を始めた。
この信州では、冬になると外で洗濯物を干すとバリバリに凍ってしまうので、家の中での室内干しになる。
私は室内干しは嫌いである。部屋の中がうっとおしいし、何日も乾かないし、室内干し用の洗剤を使っても、何だか部屋の中の色々なにおいが混合して着いてしまう。
洗濯物はパリッと乾かないと許せない。
そのため天気が良いと休日は3回から4回くらい洗濯機廻っている。
犬達が毎日敷いて寝ている毛布も毎週洗っているから犬臭くなることがない。
洗濯が終わり朝ごはんを食べ始めたら、犬達がうるさい。
仕方が無く庭に出したら、猫がいたので追いかけて行き、泥んこになっていた。
抱きかかえて風呂に閉じ込め2匹をシャンプーし、ドライヤーをかけ、炬燵に放り込んだ。
1時間以上経過して朝ごはんはどこかに吹っ飛んでいた。
自分自身も泥で汚れ、その後樅の湯の温泉に行き、きれいに体も磨いて温まってきた。
帰ってきたら待ち構えていた犬達が散歩をせがみ、自由農園まで足を伸ばし、りんごを買ってきた。
ぽかぽか体も温まり、時折日が翳り、今日もしっかり歩いたなと思いつつ家に着いたら既に4時半になっていた。
犬は可愛い。
一人暮らしであれば寂しさも感じるであろうし、確かに癒される場面は沢山ある。
しかしその反面、手がかかるし自分の思うように時間が使えない時がある。
私がご飯の時はくんくんうるさい。
体が具合が悪く、寝ていようと思っても、吠えてうるさく寝ることが出来ない。
昨年39度の熱を出した時もベットにいたら吠えてばかりいて仕方が無く、居間で炬燵に横になっていたなぁと振り返ってみた。
家族がいたら違っていたが、良さと悪さは、まあ5分5分であろう。

                

暖かい日差しの庭では、福寿草がいつの間にか花をつけていた。何とかわいらしいのだろう。春だ・・・・・。
来週は寒の戻りで寒くなるらしい。風邪を引かぬよう用心しなければなるまい。







再び独りに・・・・・

2009年02月09日 22時29分28秒 | Weblog





先週は5日の夜から8日の夜まで、シカゴに赴任しているムスコとヨメが一時帰国し、この原村へも3泊4日でやって来た。
諸々プライベート用事を済ませるための目的であり、滞在先は東京のいとこの住む青山を基点に、ヨメの実家の仙台、ムスコの実家の信州、そして友人の住む山梨の北杜市と若者らしく移動続き。
6日の夜は上田のムスメも加わり賑やかに貴重なムスメの絞った純米酒付きの夕食をした。
マイナス35度まで行くシカゴの極寒の時期に私が年末に訪れた際、気温は上がり雪は解け、快晴続きの穏やかな毎日で大変外出するには凌ぎやすかった。
ムスコが来る頃、例年であれば雪で覆われているこの原村は暖冬で、道路は乾き
毎日外出するのに何の苦労もいらなかった。
お互いの行ったり来たりは好天が手を貸してくれた。

土曜日は北杜市在住の森の中に住む友人の家にはムスコ夫婦と共に、夕食会におよばれし、
そのままお泊りとなった。
ムスメも一緒だったが、こちらは翌日の日曜日は、勤め先の酒造家での仕事の日なので残念無念で夜になって途中で小海線に乗り3時間かかって帰って行った。
友人のお宅のもてなし振りにはいつもそのお料理やテーブルセッティングや器に
感動を受けて帰ってくる。
その都度、お酒のグラスや料理の器が用意されるが、すばらしい品揃いであり、
わたしも自分の家を持てた時は、参考にしてそれまで勉強させて頂こうと、励みが出てくる。
4日間、息子夫婦と暮したが、時間の過ぎていくスピードは殊更速く、高速バスで新宿まで帰る彼らを八ヶ岳Pで下ろす。
海外勤務だからと寂しさを封印し、独り暮しに慣れさせて、感情を出さないようにしてはいるものの、送り出して一日経ち、仕事から帰って来る時に寂しさが襲ってきた。
11日のお昼頃成田からシカゴへ戻っていくのだが、昨年の6月に赴任していく時よりも今のほうが悲しさが先立つのは何のせいかしら?
信州はどこから見ても八ヶ岳や北アルプスなどが美しく見えて、摩天楼街のムスコ達は景色を堪能して帰って行った。



健康診断

2009年02月03日 21時33分42秒 | Weblog
今日は職場の政府管掌健診である。
昨日の夜は7時までに夕ご飯を終えるよう、健診のご案内に書いてあるが仕事が終わり帰宅したのが、7時なのでとても間に合わない。
食後、何だか間が持てず、チャーシューを煮た。
八角や香味野菜を沢山入れ、台所からはぷんぷん臭いが流れ犬達はうろうろ落ち着かない。
今朝は朝食抜きで、お弁当を作り朝ごはんを食べる時間が短縮され、落ち着かないままに出勤する。
自分の勤務場所で健康診断を受けるが、本日の私の役割は採血担当なので、片っ端から一人数本のスピッツに採血をしていくが中には全く血管が浮き出ない人もおり、汗をかきながらのことで神経がすごく疲れる。

途中で、○○の検査にすぐ行ってと言われ、ぴゅっーと階段を駆け上がり、甲状腺や外科診察を受け、又階段を駆け下り、身長、体重、血圧を計った。夕方になると最高血圧が90にしかならないのに今日は階段の駆け足の上り下りで140以上に跳ね上がった。
コンピューターからは高血圧ですとありがたいコメントを頂いた。
規定の検査を一通り案内され受けて行くが、胃カメラは久し振りで、力を抜いてといわれても力が入り、よだれと涙で情けない姿で終わった。
私は最近胃の消化不良でおまけに空腹時に痛みがあるので、絶対に胃がんがあるぞと自己診断をしていた。
胃は全体的にきれいです。
食道付近が表層性胃炎です。
といわれたが、マスクの先生の言葉は良く聞き取れないがまあいいだろう。
カメラを入れるときにガスを入れながらだが、そのガスがお腹の中を動き回りグルグル音がしておまけに気持ちが悪い。
カメラが終わった後も麻酔が効いているので誤嚥をする恐れがあり、飲食が出来ないが、本当にふがふが状態で、だらしない口元になった。
健康診断って体力がいる仕事ではないか。
不健康な人は、へばって帰る事になる。
まして結果のデーターが悪く、結果の事後指導で午後から医師や保健師から悪いところを指摘され、改善へ向けての指導をされ、ああ疲れたとも気を抜くことも出来ず、からだの健康を保つことは大仕事である。
今回は投資をして、色々検査にオプションをつけ日頃病院へ行けない人向けにする検査をしてみた。

おおおぉー心不全早期診断検査で高い数値が出た。
生活に注意して3ヵ月後に再検査だと。
まずい・・・・・。
心臓には自信があったこの私がですよ。
若いと外見で判断され、自分でもその気になって結構無理を重ねていた罰が当ったのだと反省に至った。

雪の山々

2009年02月01日 20時44分54秒 | Weblog
昨日は気温が高いため雨になった。
この時期に雨が降ることはあり得ない事だが、金曜日の夜から相当量の雨が降った。
しかし今朝起きてみると何だか外が明るいので窓を開けてきたら、ぎょっとした。
雪が積もっているではないか。
それでも量は少なく、晴れてきたため午後から解け始めた。

寒い地方はお日様が出るととても有難いし、勤めているので洗濯は天日に干したい。
犬が自分の大事な毛布に食べたものを吐き、発見した私も吐きたくなったが大急ぎで洗濯をして、晴れ間が出て来た庭で陽に干した。

散歩に出掛けたがいつもの散歩道は気が変わり、逆コースで八ヶ岳を左に見ながら
隣町の富士見町に出た。
確かに富士町とは良く名づけたものだ。
ここは八ヶ岳や南アルプス、遠くに富士山が一同に見える絶景の場所で、やはり同じように車を止めてカメラを構えている人々がいた。
昨夜の雪で山々は真っ白で、いつまで見ていても美しい姿は見飽きないし、離れ難い。1時間以上の散歩になり、気温が下がっているが体は歩いたため温かくなった。
しかし顔は冷たく鼻水がずるずる・・・・。

夕方、もみの湯の温泉に入りに行く。
家から車で7,8分といった近い場所にあるのが幸運だ。
先週、土、日と続けて入ったら、今週も温まりたい。
もみの湯は単純アルカリ泉でやや黄色味を帯び肌はしっとりし、暫くの間体はさめにくい。
今年は雪が少ないので、道路事情が良く、もみの湯へ行く道路が乾いているから
行く気も出てくるのである。