信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

オレンジ色の夕焼け

2015年06月09日 19時33分09秒 | Weblog


昨日中部地方も梅雨入りした。
今朝は雨の音で目が覚め、ああ今日は庭の草花の水遣りの仕事がないと気が軽くなる。
乾燥した5月の気候は朝夕の水撒きで体力に負担がかかり、珍しく風邪を引き
治らないしぶとさのまま6月になった。

いよいよ酷くなり咳き込み昨日は近医に受診する。
医師は元気だからすぐ治りますよと励ましてくださるが、からだもこころもグダラグダラ
で毎日やる気が出ない。

風邪を引いて治らないという患者さんが多く今年は変ですね~とセンセイはおっしゃるが
早く良く治りたい。

5月頃から夕方の空が夕焼けで茜色に染まる日が続くようになった。
中央アルプスが西だからその山の峰が2.3分くらいの間で
どんどん色が変わっていくのでしばらく見とれてしまう。
とても贅沢な景色で、この鮮やかな色は表現できない。

今は7時過ぎに日の入りになっているが
来月の初め、半夏生を過ぎると日の出日の入りが入れ替わり、日の入りは1分ずつ早くなっていく。
長い夏の昼間の時間などとのんきにしていると足をすくわれる。

もうカレンダ-も半分かと思っているうちに、信州の夏は短く8月のお盆の頃には薄が出始める。
人生、時間の経つのをどんどん早く感じ、何とかならぬか!と怒りの矛先が見つからない。

家の玄関先から夕焼けの色をカメラに収めてみたが、田んぼに逆さに映った夕焼けが一番きれいかな。










案外心地よい

2015年06月05日 18時36分12秒 | Weblog
今朝、霜注意報が出て、庭の成長始めた野菜がやられないかと心配したが、
気温は低かったが大丈夫だ。

草取りや植え替えなどをして遅い時間でブランチをした。
お昼過ぎから少し肌寒く感じる。

昨夜、寝付いてから喉が痛く何度か、目が覚めた。
マゴとムスメが未だ風邪が長引き治らないまま、風邪菌はおばあさんに移動してきた。

お昼過ぎに買い物に出かけ、ス-パ-でくしゃみを連発し、洟を咬み、咳が止まらず
周囲の客に遠慮し、小さくなった。

夕方になり温度計を見たら13度しかないではないか。
涼しさを飛び越えて寒い。

風邪のせいかと思っていたが低い気温のためで、ご近所の友人が昨日渥美半島に
兄弟同士で旅行をしてきたからとお土産を頂いた。
何と、昨日は暑かったので子どもたちは海に入り海水浴をし、大人は釣りをしたり
海辺で遊び日に焼けたそうだ.

今日の午後信州へ帰ってきたら寒くて、しまわずに置いてある炬燵に入っていると笑っている。
私は、薪スト-ブを今焚いていると言ったらそうよね・・・私がおかしくなったのかと思っていたわと
同じようなことを考えるものだ。
FM長野のラジオからも寒くて、炬燵に入っているというメールが何通も届いているそうだ。

薪スト-ブの炎は暖かく薪は良く乾燥し、ほとほとと暖かい。
湿度が取れるので心地よい暖かさになった。
京都のベニシアさんは夏でもハ-ブや洗濯物を干すのに重宝しているというが
真似は出来ない。
スト-ブの前では老犬たちがひっくり返って暖まって寝ている。
この場面だけを見ると季節は今いつかわからん。

明日から又低気圧が去ったらカッと暑くなるのかしら?



梅雨と麦秋

2015年06月05日 12時25分01秒 | Weblog
真夏のような暑さで土は乾燥し、野菜の農家は閉口している5月が終わり6月にはいった。
梅雨いりが目の前に迫り、気温が涼しさを通り越し今朝は霜注意報が出た。
気温は16度しかない。

4月と5月の異常気象で大急ぎで咲いた花たちは一気に終わりに近づいて来ている。
朝夕の散歩の時間に田園風景は心地よさを増してきた。

田植えが済み、田んぼに水が入り山頂の雪景色を写しだしている。
広大な伊那の田園地帯は稲作とばかり思っていたが、今の季節になると
はっきりと麦と稲の作付けが分かれて減反政策のためと農家の人は言う。

麦畑を歩いているとこれもまた、種類の違いがある事に気づく。
マゴを連れて子育て支援センタ-という地域の0歳から3歳未満児の乳幼児が
もと保育所で10時から2時半までお母さんや祖父母と遊ぶ保育施設に行くようになった。

1歳を過ぎると子どもたちは家の中での保育に限界が出て来る。
外遊びも含め似たようなの子どもたちとの交流もあり、保育所に入る前に
一緒に遊んだり体操したり、保育士さんたちのお話や読み聞かせなどが月曜日から
金曜日まで利用できる。

もと保育施設はとても広く園庭もたっぷり駐車場も兼ね、周囲は農家や田んぼや麦畑に囲まれている。
夏は窓を開け広い部屋には通り抜ける風が流れ、ク-ラ-など無い。
自宅で子どもと向き合い、暑い暑いと言いながら子供を怒りながら育児する羽目になるより
支援センタ-で同じような年齢の子どものお母さんと話をしながら吹っ飛びまわりながら
遊びまわっている子どもと過ごす時間は有り難いと思う。

支援センタ-の裏手は広い麦畑だ。
既に色が緑から黄色に変わり始めている。
保育士さんや若いお母さんたちと麦畑を見ながら、この麦は大麦か小麦かどちらでしょう?
と訊ねたら誰も知らないとの返事。
若いお母さんは、麦ということも知らないと、現代人らしい返事が返ってきた。

NHKの朝ドラでマッサンを半年見続けたがウイスキ-の原材料が大麦と知っているが
きっと皆間じかで見た経験が無いのであろう。
昨年のブログで麦秋の風景を載せ大麦と小麦の違いを学習したつもりが自分でも
1年経ったら忘れていた。



ウイスキ-やビール、醤油や味噌の原料の大麦と小麦粉の原料の小麦は
手にとって見ると違いがはっきりとする。
褐色の小麦の方が生産量は多く、金色に光る大麦が圧倒的に少ない。
風に吹かれうねっている麦畑の風景もこの地方とこの季節ならではの見ものとなる。


来週あたりから関東や中部東海地方は梅雨に入るが、その頃麦は成熟しミニ富良野のような
田園のパッチワ-ク風景を見せてくれるはずだ。
麦が刈られると次は蕎麦が播かれ、白い花が夏の終わりごろに咲き、きれいな景色に
変わる。










バラのお風呂

2015年06月04日 14時31分22秒 | Weblog
5月の下旬からバラの花が咲き出した。
1昨年移住して以来広い庭に沢山の種類の花を植えてきたが高遠のバラ園に見学に行き
以来、難しそうで気が向かなかったバラを作ろうと思う。

数本のバラの苗を植えて、バラのボランティアに応募し、運よく会員になり講習を受けながら
教えられたとおりの育て方を覚えてきた。
土も良かったのか小振りだった苗は今年は新芽がぐんぐん伸び、蕾がたくさんついた。
最初から手広くしては必ず失敗するので、7本のばらの枝は手をかけた。

引越しの際長年成長せずこのままだったら今年は枯れるであろうと思った
30センチくらいの赤いバラの木は思い直して捨てずに連れて来て植え返した。
驚いたのはこじれて枯れそうな木が新枝を伸ばし5本もの太い枝を出して冬になった。
そして今年は15個くらいの大きな蕾をつけて咲き始めた。
花の大きさも直径15センチはあり、優秀な子どもだ。



嬉しいの言葉以外に表現できない。
自分の人生にバラ作りが入ってくるとは考えもしなかったが、この広い庭を埋めていくには
楽しみとともに手間のかかるバラは遣り甲斐が期待できる。

ご近所のバラの会の会長さんからバラが咲いたからと惜しげもなく花束にして
咲きだした花を摘んで届けてくださった。























平身低頭、感謝しつつ夜、バラのお風呂に入った。
それはそれは贅沢で、香りに包まれて全身が緩んでしまった。
伊那に引っ越して良かったと思うことが又一つ増えた。