信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

ピロリ菌がいた~

2012年03月26日 22時28分15秒 | Weblog
今日は朝食事を抜いて尿素呼気試験というピロリ菌の有無の検査を受けた。
検査そのものは簡単で30分もあれば検査結果が出てくる。
夕方、検査結果を聞きに内科外来へ出向いた。

内心は本当はピロリ菌などいるはずがない。
歳だもの。
検査結果は陰性でしたと言われるであろうと踏んでいた。


しかし医師は私の顔を見るなり嬉しそうに笑い、やっぱり陽性でしたよ。
胃潰瘍の痕があちこちにありますからこれが原因でしょうと言い、除菌しますと診断をされた。

除菌のために抗生剤を1週間飲む。
効いたかどうか、1ヵ月後に又尿素呼気試験で判断する。
10人の内7人が効果が出るがあとの3人はまた2回目の除菌を行う。
3人のうち、2人は成功するが最後の一人は効果がでないままに終わるらしい。

明日から飲み始める抗生剤をもらって家に帰ってきて開けてみてびっくり。
どっさり朝晩飲まねばならない。
かえって胃を悪くしてしまうではないか心配だ。トホホ…

  

  

またもや、雪景色

2012年03月25日 15時30分30秒 | Weblog
今外は雪が横なぐりに吹っ掛けている。
もういい加減にしてくれないかな?
週末ごとに雨や雪降りで、我が家のおじちゃん犬たちは運動不足の極み。
週末で歩く時間がやってくるのにもう2月から外は雪~だ。
白い雪景色は今季節はどこへ向かっているのかわからなくなるではないか。

昨日は伊那へ出かけた。
伊那で購入する土地の契約のための打ち合わせ。
2月からもう何度も通って、縁がなかった土地に愛着がわいてきた。
今の季節一番忙しいはずのムコ殿にお付き合いいただき不動産屋と一緒に話し合う。

続いて午後から地元の建設会社に出向く。
休日のところを営業担当の方が快く受けてくれて、うちで建てる建てないは別としてと
建築の内容についてスライドを使いプレゼンテーションをしてくれた。
以前、山梨の土地を買ったあとハウスメーカーを訪ね歩き、話を聞けば聴くほど逃れなれなくなり大失敗
した経験がある。
そのため自ずと慎重にならざるを得ない。

一生に1回の一番高い買い物である家を建てるということだが古民家の150年も200年も
長持ちする昔の家と違い現代の家は平均25年で建て替えになるそうだ。
シロアリ対策、断熱、湿気、換気全てその対策をしての工法は丁寧にするかしないかで
25年か100年かの違いとなるのである。
しかし問題は経済性。
丁寧に作れば作るほど頭の中ではいくらかかるだろうと背筋が寒くなった。

しかしレクチャーを受けると受けないでは大違いだ。
今、夜寝る前に家を建てるについての本を読んで勉強しているが
ある意味書く側の視点に立っているから、すべてがわかるわけではない。

十分な知識を得るわけにはいかないかもしれないが、これから1年間まだ時間があるので
できるだけ自分の住みたい家のデザインに近づきたいと思う。

桜の季節

2012年03月21日 22時34分33秒 | Weblog
アフリカからムスメがいよいよ今夜帰国してくる。
と言っても信州への到着は今月末。

桜の季節がこのあと待っている。
桜の名所、高遠はムスメの新居から車で10分の距離にある。
普段静かな街だが,桜の開花と共にごったがえしになる。
今年の開花の予想は4月10日頃。




この数日真冬並みの気温に戻っている。
おお寒い、寒いと毎日の挨拶言葉。まだ4月になっても雪は降るので冬タイヤは替えることが出来ない。
ムスメは戻って桜の花見が出来るが交代でムスコは暫くボストンへ長期出張になる。
全員揃うのはいつのことだろう。


昨年の南アルプスを望んだ高遠の桜の風景

  

うっとり

2012年03月20日 22時54分41秒 | Weblog
お彼岸。
遠い実家には帰れない。困ったな…母親がいなくなると遠いところになってしまった。

休日に珍しく日が当たり、洗濯に明け暮れた。
雪が消えてやっと黒い土が出てきた。
土がぬかると歩くのも嫌なのだが、日曜園芸家としてはやることだらけだ。
雪で傷んでしまったと思っていた福寿草が黄色く輝いている。

  

偉い!
毎年どんどん増えて見る人を楽しませてくれる。
今年は花の塊が4つに増えて繁殖家だ。
春先に何よりも真っ先に咲く花。
しかもきれいな透き通った黄色。
自然の美しさにはかなわない。
何度も降った雪に負けなかった健気さがいい。

 

今年の園芸家

2012年03月18日 23時17分11秒 | Weblog
最近の休日は雨か雪のサイクルになった。
おかげで外での作業は諦めておうち人間になっている。

アウトドアであると働きすぎて疲れるための休日になるが
家にいるといいことも見つかる。
たまったビデオを片っ端から整理する。
趣味の園芸では春らしい内容を取り上げて、おおっプランターで葱を栽培する方法を発見。
これまで畑で葱を作ってきたが、同じ葱の苗を頂いて植えてもお隣の専業農家とは出来が違う。

肥料か、土か、栽培技術か、いや全部であろう。
プランターで1年かけて栽培した葱は太さが5センチもある立派なものだ。
白い部分はプランターだから土を盛ることができないため新聞紙を利用して
日に当てずに成長させる。
これは採用しよう。

今年は原村に住むのが最後の年になるかもしれない。
大々的に野菜作りはやめて少しの量に留めようと思う。
毎年畑いっぱいに欲張って作り休みの日は一日中畑で暮らし
疲労困憊になっている。
真っ赤なゼラニウムも今年は雨よけをして軒下にぶら下げようかな。

せっかく目をのぞかせた福寿草は雪が溶けて今日確かめに行ったら
悲しい姿になっていた。
毎年増えていくチューリップは今年はどうかしら?
山野草は雪に解けていなかったかしら心配だ。

 

幻の六本木ヒルズ

2012年03月17日 23時22分28秒 | Weblog
新しい知識を得ようと自費で研修を受けに東京に出かけた。
場所は六本木ヒルズ。
受講者は300人。朝早く6時に高速バスに乗り雪景色の凍てつく原村を出た。

高速バスは遅くなることもあるが早く到着することがあり、5分早く出発した。危ない、危ない。
時間がこんなに早いのに満席であり、しかも若者ばかりだ。
乗ってしまえばあとは寝ていこうと、こちらのものだ。
10時の講演開始には十分間に合う時間帯のバスを選んだ筈だが、間もなく渋滞のアナウンスが入った。
うっかり寝てしまいそろそろ到着するかな?と思って目が覚めたらまだ日野バス停を過ぎたばかりでそれから焦る。

余裕だったはずが1時間遅れで会場に着いた。
六本木ヒルズといっても広すぎる。
日比谷線のコンコースをアセアセしながら遅刻だ遅刻だと心の中でわめく。

49階のアカデミーホールのタワーの入口が見つからない。
もう駄目だと思いながらやっと見つけて会場のドアを押したら中は講演の真っただ中。
最新の糖尿病治療の最前線というテーマで順天堂大学院の河盛教授がスライドを使い説明していたが
すぐにその中に引き込まれた。
元勤務していた会社では糖尿病の治療で社員がお世話になっていた先生で当時からカリスマ教授であった。

80人もの糖尿病の医局員のトップで実験と論文を書き続け、さらに円熟したが全くのこと歳をとった様子はなく
スライドはさらに難しさを加速していた。こんなにハイテクのスライド見たことない。

糖尿病の学問はどんどん進化し続け、新しい学説が取って変わり、今まで得ていた自分たちの知識は古くなっている。
一昨年旭川での学会に糖尿病の講演会を聴きに行ったが更にまたその上を行っている。
300人の満員の受講者はシンとして聞き入っているうちに1時間半の講演は終了した。
流石だ。

毒気を抜かれて何だか疲労感も大きい。
それもそのはず、既にバスの中の渋滞を抜けるためにエネルギーを消耗していた。

午後からのシンポジウムは期待した割には従来どうりの内容で午前中との落差が大きすぎた。
ランチタイムにヒルズの中を歩き回り、洒落た高価な品物が並んでいる店を見て回ったが
スカーフ1枚が給料の半分が吹っ飛んでいく値段でそれ以上見て回るとさらに疲労感が強くなるのでやめた。

初めのうちは東京に出ると刺激的でいいわぁと思ったが、今の生活にご縁がないものばかりで
実際疲れてきた。
講演会が終わっても、帰りのバスの時間に余裕がなく新宿へ戻り、デパートの地下街で
職場にお土産を買ったらもうバスに乗る時間になってしまった。
出発したとたん、アナウンスで中央道の三鷹付近でロータリー車の事故でレッカー車が出動しているため
渋滞しています。目的地への到着が大幅に遅れますと言う。
朝に引き続き…またかいな。

しかしすぐに講演会での疲れが出て眠ってしまった。
予定時間より1時間遅れで10時過ぎに原村に到着した。

ああ何てここは空気がいいんだろうと思わず深呼吸をした。
都会へ出かけるといたるところで
色々な匂いがする。人が多い為か何だかわからない。
自分がその中で暮らしている時は気がつかなかったが、離れてみるとそうかと分かった。

同じ日本かと思える六本木へ行き半日過ごし、お店や働く人々、着ているもの、スマートホンをにらめっこしている
人の多さとか目に付きそのことで疲れた。
東北の震災とは全くの別天地だ。
ステキ続きだがいつまでもここにいたいとは思えず、仕入れた糖尿病の最新情報をいかに仕事に使うかとか考えて
いた。

地方にいると情報は少ないし井の中の蛙だし、垢抜けないし、単調な生活の連日だし、
これでいいやと満足してしまうことが多いし、でも時々は都会へ出てこよう。

ただし今日みたいに往復渋滞でバスの中にいる時間が長かったのだけは御免だ。




五寒二温

2012年03月10日 13時46分41秒 | Weblog
   


折角芽が出始めた福寿草は愛でる間もなく雪に埋もれている。
昨日から降り始めた雪は夜の間に積もっていた。


事のほか重い春の雪。
休日のため朝起きて優先させて雪掻きを始める。
いや~、重たい、重たい。
雪掻きシャベルをドッコラショと持ち上げては空き地に放り投げるが難儀だ。
どっかりと降っているのでちっとやそっとでは終わらない。
1時間近く専念すると首筋から汗が流れ落ちてきた。

骨粗鬆症の治療をしているので雪掻きの作業は背骨の圧迫骨折を誘発するので禁止されているが
目の前の道路を塞ぐ雪は放ってはおけない。
豪雪地帯の降り積もる雪に閉じ込められている老人達の気持ちがよくわかる。
自分の体がよく動かない状態であろうと他の家から見れば放っておいて何だろうと思われ無理してでも
シャベルを手にしてしまう。

雪の壁が出来たがまだ雪は降り続いている。

   

  

恐れ入りました

2012年03月09日 22時12分12秒 | Weblog
私の仕事は保健指導。
健康診断を行いそのあとの事後指導である。
大抵の場合は、生活習慣から体がそれに伴って出来上がり、色々な検査結果をもたらす。
循環器や脳疾患、糖尿病や悪性新生物などの病気につながらないよう毎日保健指導をする。

健康診断は自分の毎日の生活を見直す良い機会なのであるが、時々感心する相手に出会うことがある。
今日もおお~完璧なヒト…と面談が終わって送り出した後ため息をついた。

60歳の女性で、昨年も今の時期に面談をしていた。
小柄だが顔の肌ツヤはふっくらつやつやし手足は均整が取れて姿勢がとても綺麗だ。

ほらっと見せてくれた足は筋肉質だが年齢とともに曲がってくるO脚でもなくきちんとパンプスを履いている。

興味が出てその努力ぶりを伺った。
韮崎から諏訪まで車で通勤しているが、1時間半の通勤の車の中では姿勢をピンとしたまま
ストレッチをしたり、歌を歌ったり、腕や手のマッサージをしたり、自分の体を構っている。
食事は自分で作った家庭菜園の野菜を使った料理で腹八分目を守り、お風呂にゆっくり入り
ストレッチとマッサージをする。
お風呂から上がったら全身クリームを塗りマッサージをする。
顔も筋肉が垂れないようリフトアップのマッサージを欠かさない。
週に1回はテニスを行い汗を流し、ウオーキングも行なっている。

それでは毎日自分の時間もなく忙しいでしょうと言うと、いいえ毎日の習慣だから何でもないのよと言われた。
1年ぶり、と私の前に現れたその人はピンクのセーターを着て昨年以上に若々しく元気に見えた。
人間努力すれば結果に表れる。

車に乗ってハンドルを握ってもついつい背中がだんだん丸まっている。そのほうが楽なのだ。
彼女の場合はピンとして姿勢をただしているほうが楽なのだそうだ。
背中を見れば背中に年齢が出る。
ああ、われはもう遅し。
老女の仲間入りしてしまっている。
思ってはいてもなんの努力も自分にはしていないもの。

三寒四温

2012年03月05日 20時28分04秒 | Weblog
     


週末の2日間は心地よい春の陽ざしにすっかり気を許し洗濯と布団干しに夢中になった。
土の中からは球根類が目を覗かせ、まあ、春はそこまで来たのねとそれがずっと続くものと思ってしまった。

福寿草などを発見したのがいけなかった。
朝起きたら景色がすっかり一転していた。
黒い土はどこにも見当たらない。
横殴りに降る雪に仰天した。
昨日庭でいい気分で遊び回っていた犬たちは、今朝は尻込みして外に出ようとしない。
お尻を押して無理やり外へ出したらたちまち雪だるまになって、回れ右して家の中に飛び込んできた。
迷惑。

高速道路は閉鎖し、一般道路は渋滞で毎度のことだが、余りにも変化が大きすぎる。
人の人生も似たようなものかもしれない。
幸と不幸が入れ替わり、穏やかな日々は長く続かなかったり、雨の日、晴れの日入れ代わり立ち代わり
訪れる。
それに負けてはいられずそれなりの対処を学んで生きていくしかないのだ。
夏の猛暑の地域で暮らす人々と、冬の雪と寒さにしびれながら暮らす人とどちらがいいかとは比べられない。


    
    
      足元が深く雪に埋まった木

春を感じた週末

2012年03月04日 16時18分50秒 | Weblog
3月に入り週末の2日間、好天に恵まれた。
これまで週末になると雪が降り季節とはいえぱっとしない休日を送ってきた。







昨年より半月遅れで福寿草の芽が出てきた。
まだ地中は凍っておりどうやって芽が伸びたのか見当がつかない 。
黒い土から黄色い花がどうしてあの鮮やかな色の花が咲くのかずっと見ていたがわからない。

先週健康診断で胃カメラの後医師から言われた言葉でこの先の人生が急に色褪せてしまった。
昨年の胃の状態がまた悪くなり、前癌状態の粘膜があちこちにできているそうで
、ハイリスクと言われた。
昨年より増えた?
自分では何も自覚症状はない。
呑気に何も考えていなかった。

勝手に出来たものは増えていくだけで何も手立てがない。
黙ってがんが出来るのを待つだけなのか。

と考えていたら自分が可哀想になった。
ストレスが強く影響するそうでそれは過去のことで認める。
今の仕事を辞めたらムスメの住む近くに家を建てて老後は安泰だと思っていた矢先だ。
結婚式が終わったらまずはピロリ菌の退治をしよう。

休みになり暖かい陽射しの中で洗濯に明け暮れしばらく放っておいたほうれん草のフレームを覗いたら
驚き。
雪に囲まれながら青々と育っている。
いつの間にか福寿草も黄色い花が咲き始めている。
自然は大したものだ。
時期が来れば必ず役目を果たしてくれる。
寒さでコチコチになっていた体はやっとほぐれ始めた。
家庭菜園は5月に始まるがこの時期からは余計なことを考えている暇はなく忙しくなり
元気になること間違いなしだ。