Il film del sogno

現実逃避の夢日記

ふたつの名前を持つ少年

2015-08-21 00:22:40 | 映画
8/20(木)雨時々曇り
午前中は簡単な打ち合わせ一件。大物案件の審議書を持ち回りでハンコをついてもらう。坦坦麺の昼食。午後はお勉強会あり。定刻退社して有楽町へ出張る。ヒューマントラストで独=仏合作を鑑賞。観客4割程度。スター不在なれどドキュメンタリー出身の監督による意欲作で文部省推薦。先の大戦時、ポーランドを舞台にしたユダヤ人少年の艱難辛苦。原題はRUN BOY RUN。戦時下のポーランド郊外を圧倒的なリアリティで再現。達者な役者も皆々力演だが主人公の少年の芝居には驚愕を禁じ得ない。なんと双子を使ってアクティブとシリアスの各パートを演じさせたそうな。2時間弱の上映時間にはダレ場がない。みっちりと密度の高い各シーンには戦争の悲惨/不条理、人間のやさしさや脆さ強さなどが詰まっている。もっと上映館を増やして夏休みに親子で観るべき佳作なり。地下鉄一本で早目の帰宅。
コメント
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