Il film del sogno

現実逃避の夢日記

いつくしみふかき

2021-01-13 21:31:52 | 映画
1/13(水)晴れ
寝坊して8時起床。9時まで真面目に仕事。あとは平日のルーティン通り。散歩を午前と午後で2度。昼食はスーパーの弁当で済ませる。これがなかなかどうして馬鹿にできないコスパである。夕刻、フライング気味に仕事を切り上げて徒歩で池袋まで移動。シネマ・ロサにて17:40上映開始のインディー系邦画を鑑賞。予備知識は全くなく昨年一部のマニアで話題になったようだ。今日が最終日。場内は観客7名と閑散。開始10分で佳作の予感。30分で画面から迸る熱量に圧倒された。閉鎖的な地方都市(飯田市)を舞台にした父と息子の葛藤を描いた暗いドラマであるが、展開がすごい。生まれながらの悪漢は存在するか。汚れた血はどうすれば浄化されるのか。無名の監督も主演男優も演劇出身とのこと。大した演出力であり個性だと思ふ。渋い中堅の脇役陣が花を添える。エンドロールにかかる楽曲の歌声と曲調に聞き覚えあり。≪誰も知らない≫のタテタカコであった。粗削りではあるが出来栄えは一級品。大手はことなかれ的な凡作に資金を使うくらいなら、こうした企画も取り上げるべき。大満足で劇場を跡にする。

コメント
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