Il film del sogno

現実逃避の夢日記

テオレマ

2024-02-26 20:51:12 | 映画
2/26(月)晴れ
雲一つない快晴なれど北風強し。特段の用向きはないが消化の為の休暇取得。7:30起床。昨夜、甥っ子の長男誕生祝いのお返しが届く。高級洋菓子の詰め合わせ。おばあちゃんになった妹に長いメールを打つ。明後日のイベントの会場最終確認。6月の芝居鑑賞の日程調整。投資会社とのネット面談スケジュール決定。同期の娘さんの結婚報告に返信メール。などなど雑用は幾らでもある。合間に清掃、炊事、洗濯、散歩。夕方、パークサイドのカフェで一服。夜はアマゾンプライムで1968年製作、パゾリーニの4Kスキャン版を視聴。貧乏学生の頃に場末の名画座で当時付き合っていた相方と観て以来。併映は≪奇跡の丘≫と≪ソドムの市≫だったと記憶する。これをデート演目にするその神経は尋常でなし。若気の至りでありますな。当時も難解な作品であるも退屈はしなかったが、観返しても感想は変わらず。富豪一家の崩壊の物語。闖入する美青年は天使か悪魔か。特異なバックボーンと性癖を持つパゾリーニの変態映画と云うのは簡単だが、その世界観はやはり心ざわつかせる。音楽がモリコーネだったことやヴィスコンティ作品でおなじみのシルヴァーナ・マンガーノも出ていたのだな。他にはゴダールの元妻として知られるアンヌ・ヴィアゼムスキーもまだ垢抜けない可憐さがある。空中浮遊や衝撃ラストシーン等々、伝説的なシークエンスが多々あり、再見する価値はありました。


コメント
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