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7/15(火)晴れ
同僚とふたり、宇都宮へ出張る。南浦和で車両調達。そのまま昼前には目指すゴルフ場で支配人へ見積り提出。昼食を近隣のショッピングモール内で摂る。夕刻帰京。新宿シネマートでインデペンデントの邦画を鑑賞。場内３０名程度の入り。こういった作品が一番評価に困る。プロの役者を使った学生映画、という表現が一番正しいか。キラリと光る科白やシーンもあるが、不自然な設定や展開、拙い演出もあり白ける。苦労人の性格俳優とアイドルという取り合わせは悪くないと思ふ。それにしてもMシネマって何だ？

パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト

7/14(月)晴れ
午前中に会議。午後には都内／西東京を営業。夕刻、新宿で途中下車。武蔵野館でドイツ映画を鑑賞。科白は英語。主人公はイタリアの高名なバイオリニスト。シューベルト、リスト、ゲーテなども生演奏を聴いて度肝を抜かれたそうな。主役はモデルとしても活躍するバイオリニストのデイヴィッド・ギャレット。放埓（賭博とクスリ、女性にもだらしない）な私生活と悪魔的な演奏技巧を披露して堂々たるもの。釈然としないドラマ部分もあるが、ロンドンでの演奏会だけでも観る価値はある。コスチュームやセットなどは良く出来ていた。同僚が虫垂炎で入院の一報。愛犬もアレルギー皮膚炎の疑い。血液検査を受けて金３万円也の治療費。健康第一。

好きっていいなよ。

7/13（日）晴れ
近所のシネコンで未見なのはこれ１本。溜まったポイントで無料鑑賞。場内はローティーンの女子グループが過半で３割程度の入り。原作マンガのファンなのでありましょう。単身男子も散見。隅で小さくなってましたな。原作は恋愛バイブルとしてミリオンセラーらしい。お話の設定・展開・結末はお約束通り。高校生男女の恋愛譚。出会い、戸惑い、疑心暗鬼、嫉妬など。友人やライバルなど人物配置も万全。こっぱずかしい内容であるが、旬の主演男女優と意外にしっかりしたシナリオに少し感心。監督（脚本）の履歴をあたると『青空のゆくえ』のライターであった。レディースコミックスを馬鹿にしてはいけない。ジムで遠泳、愛犬の散歩と入浴。夕餉はパスタ。（冷蔵庫残飯スペシャル）

梅雨明けも近いか

7/12(土)晴れ時々曇り
これといったイベントのない週末のルーティンはここ１０年決まっている。散歩と映画とジムは必須であるが、どうにも気分が乗らない日もある。映画を観ない休日は珍しい。朝食後にインドアでエクセサイズ。量販店で懸案のパソコンを冷やかして結局安いTシャツとガムを買う。本屋で立ち読みをして喫茶店で読書。ジムで遠泳をして帰宅。床にワックスをかけて夕方には愛犬と散歩。精進料理のような夕食をもそもそと食べて、居間でダランとしているうちに白河夜船。蒸し暑い。

ダイバージェント

7/11(金)晴れ
台風一過で灼熱の一日。炭水化物ダイエットの効能を話した同僚と舌の根も乾かぬうちに、外出先の大崎でパスタのLLをオーダー。欲望を制御するのは難しい。週末であるから魔のお誘いを断って映画とジムである。池袋のHUMAXで本日公開の米国映画を鑑賞。若年層中心に観客１０数人。ベストセラーの原作あり（未読）、４部作が計画されているそうだが、これは打ち切り近いか。ティーン受けしそうな題材とゲーム感覚のストーリー展開。近未来を警鐘するSFアクションは表層で、実は主演ふたり（ヴィジュアル良し）の青春モノともいえる。ハンガーゲームなど、この手のお話がヒットするようですな、かの国では。冗長に感じられて少し退屈。A・ジャッド、K・ウィンスレット、マギーQなど脇役が無駄に豪華でもったいない。週末のジムは結構な混雑。プールとサウナで毒素を抜く。爽快な気分で帰宅。

人生はマラソンだ！

7/10(木)晴れ後曇り時々雨
沖縄・九州では台風が猛威を奮っているそうな。直行で赤羽まで。太陽の日差しが眩しく蒸し暑い。午後はそのまま北関東・足利まで。毎週のように通い交渉を重ねるオーナー社長を同業者と訪問。少し進捗あるもクリアすべき壁は２枚。各駅停車に揺られて都心まで。銀座で途中下車してシネスイッチでオランダ映画を鑑賞。観客１０名弱。台風が来ているのにノンビリ映画など観ている場合ではないか。都心単館。マイナーな欧州モノ。但し造りは古典的なダメ人間たちの奮闘記である。おっさんたちが背負う家庭事情。更には細かな風俗描写にかの国の諸問題も垣間見えて興味深い。銀座の裏通りには人もまばら。地下鉄を乗り継いで帰宅。

負けに不思議の負けなし

7/9（水）曇り時々雨
台風（熱帯低気圧）のせいで蒸し暑い。昼食にチキンカツカレー。雑務をやっつけて午後からエスケープ。田端の取引先を最後にフェイドアウト。池袋で特殊ミッション後に新宿で定例会。結果は云うまい記すまい。タイトル通りである。敗因は我が欲深きことに尽きる。普段は雑踏の新宿も台風到来を控えて人通りも少ない。

ホドロフスキーのDUNE

7/8(火)晴れ時々曇り
週末には台風が来るそうだが関東は晴天で蒸し暑い。早朝からトラブル発生。対処に四苦八苦。赤羽の取引先へ飛んで謝罪と善処のお約束。久し振りに怒り心頭した人間と鋭利な会話を交わす。帰社してひたすら根回しと申請の準備。気がつけば２時間以上の残業をしている。目途が立ったところで退社。そのまま帰る気にもならず新宿で途中下車。シネマカリテでレイトショウ鑑賞。鬼才ホドロフスキーの幻の未完作品の製作秘話。その人となりとスタッフ役者を集めるエピソードだけでも面白い。シナリオ・絵コンテも完成しての頓挫。しかしその過程で得られた技術・ノウハウ・スピリットは以降の傑作群に多大な影響を与えたことが良く判った。映画製作にはある種の狂気が必要となる。各駅停車に揺られて帰宅は午前様。

革命の子どもたち

7/7(月)雨時々曇り
七夕の週明け。あいにく梅雨らしい天候である。少し寝坊して昼前に帯同者と千葉の外れの建機屋へ物件実査へ出張る。昼食はそごうのレストランで中村屋のカリー。午後は稲毛の老健施設で事務長と面談。難件である。夕刻、帰京してへとへと。定刻退社して新宿で途中下車。テアトルでイギリスのドキュメンタリー映画を鑑賞。観客２０名程度と閑散。1960年代の終わりから70年代にかけて「テロリスト」と呼ばれたウルリケ・マインホフと重信房子が母親として描かれる。時代といえばそれまでだが、あの頃の若者たちの熱気は何処へ行った？極左の女性闘志も人の子であり人の親である。終映後、製作者と出演者によるトークショウあり。認識を新たにさせてもらった。蛇足だが重信メイは大変な美人である。快速電車に揺られて帰宅。

マタニティシンガー

7/6(日)晴れ時々曇り
ワールドカップを観て明け方就寝。１時間もしない６時に叩き起こされ庭木の剪定を申し付かる。半年振り？に伸び放題となっていた垣根を即製の足場に乗って刈り込む。１時間強、大きな鋏を動かして結構な運動である。朝食後に２度寝。午後はジムでエクセサイズ。そのまま地下鉄と私鉄・JRを乗り継いで町田のライブハウスに友人と奥方出演の演奏を聴きに行く。観客１０名弱と閑散。旧友夫人は妊娠７ヶ月、安定期に入ったとはいえ身重である。大音量のバラードなど歌い上げて、その歌声は胸に染み入る。女性は強い、母親ともなればヨリ強靭である。予定日は１０月で男子だという。２時間かけて日付が変わる頃に帰宅。

マレフィセント ／オール・ユー・ニード・イズ・キル

7/5（土）雨後曇り
少し寝坊して9時半起床。朝食後にインドア、シネコンの毎度のコース。ディズニーアニメ『眠れる森の美女』一種のスピンアウト物を鑑賞。観客は7割方と大入りの部類。吹替え版。お姫様に呪いをかける邪悪な妖精・マレフィセント。この悪役キャラにフォーカスを当てたのは新味。アンジーは適役。大女優の貫禄で気高く憎々しく演じてました。絵柄良し、サブキャラ良し。ディズニーにしては少しシナリオが雑なような気もするが、まぁ楽しめた。午後はジムで遠泳と買い物。夕食にステーキを焼く。愛犬と入浴して夜は再度シネコンへ。ユナイテッド自慢のIMAX（３D）でハリウッド大作を鑑賞。観客は2割程度。トム・クルーズ主演作は基本的に俺様映画ではあるが、娯楽に徹して駄作は少ないと思ふ。本作も圧倒的な物量と一流スタッフを揃えて申し分のない出来栄え。エイリアンの造形や畳み込む生身のアクションが素晴らしい。帰宅してワールドカップ、アルゼンチンVSベルギーをTV観戦。

オールド・ボーイ

7/4（金）雨
午前中に重要会議で難件は条件付で認可。午後には雨の中、田端へ出張る。戻って雑用。夕刻には日比谷の兄弟会社へ報告。そのまま直帰。池袋で途中下車してHUMAXでスパイク・リー監督の新作鑑賞。観客は10名程度と閑散。日本のコミックを原作にしたパク・チャヌク監督作品は、2003年製作であるから一昔前になる。細かな変更を指摘するほどオリジナルを覚えていないが、流石に衝撃のラストは脳裏に焼きついている。であるからこれはオリジナルを観ていないほうが楽しめるだろう。ジョシュ・ブローリンは熱演であったが、娘役のエリザベス・オルセンが少し弱いか。カフェで読書をして帰宅。それにしてもよく降る。

300〈スリーハンドレッド〉～帝国の進撃～

7/3（木）晴れ時々曇り夜から雨
業務連絡記載略。夕刻、日本橋TOHOシネマで洋画を鑑賞。若年層のカップルなどで２０名くらいとガラガラ。感動した記憶の或る前作から７年も経っているのだな。ギリシャとペルシャの戦闘記。今回は海上中心。前作同様オールCGの映像と大音響はさすがの迫力。エヴァ・グリーンの裸体も拝めるが、いかんせんストーリーが少し弱い。スペクタクルを楽しむことに徹すれば良しか。姪っ子からメールあり、新居についての相談。不動産について詳しい訳ではないが、６ヶ月になった子供を観がてら浅草のワンルームマンションを訪ねる。手土産にロールケーキと怪しき精力酒。そうめんと天麩羅を馳走になる。地下鉄を乗り継いで２２時前に帰宅。

不動の下家

7/2（水）晴れ
梅雨の合間の快晴。気温も上がる。仕事のテンションは反比例。終日事務所でお茶を挽く。夕刻、フライング気味に退社してカフェで新聞をじっくり読む。昨日が歴史的な一日であったことを改めて思ふ。仮想敵国はどこだ。夜は新宿で毎度のメンバーと毎度の決戦。規定四回を早めに済ませて地下鉄で帰宅。車中、贔屓作家の短編を楽しむ。

her／世界でひとつの彼女

7/1(火)晴れ時々曇り
はや梅雨明けが待ち遠しい文月。月末の処理で終日事務所。難件の上申も終わり一段落。定刻退社して新宿で途中下車。ピカデリーで洋画を鑑賞。サービスデーということもあり満席。最前列でスクリーンを見上げる。シナリオ・監督を兼務したスパイク・ジューンズはホンでオスカー受賞。むべなるかな。着想、展開、人物造形、警句を散りばめた科白など実に良く出来ていた。近未来、ありそうなAIとの恋物語。無機質なシステムソフトが自我を持ち喜怒哀楽や性欲までも獲得する。奇異な設定はそれだけで、あとは至極まっとうな恋愛譚である。出会いがあり誤解があり嫉妬さえもして別れもまた来る。アクの強い役柄が多かったフォアキン・フェニックスが上手い。脇を固める女優陣も絶妙。淡いパステル画のような色調と素朴なサウンドトラックも三重マル。文句なし。年度必見の一本。