七つの会議

2/1（金）曇り時々晴れ

休暇中の同僚の代打仕事でお茶を挽かずに済んだ。昼食は上司と激安中華。つり銭を百円もらい忘れてムッとする。定刻退社して新宿で途中下車。ピカデリーで池井戸潤原作の邦画を初日鑑賞。小説は既読。企業モノを得意とする著者の集大成的佳作だと思ふ。池井戸モノのTV（TBS）シリーズと演出・役者がダブるが、大画面映えする奥行きのある構図やストーリーのまとめ方とエピソードの取捨選択が上手い。それにしても野村萬斎や香川照之のセリフ回しや表情は歌舞伎のそれだな。組織に身を置いた経験のある者全てに共感する部分はあろう。正義は必ずしも勝利しない。勧善懲悪はメルヘンでしかない。但し完全な善人がいないように生まれながらの悪人もいない。組織や立場が人間を歪ませてしまう。

そらのレストラン

1/31（木）曇り後雨（霙）

毎日キチン仕事があるということは素晴らしいことである。ひとつの案件を丁寧に仕上げる。昼に九州地鶏の天ぷら。900円也。定刻40分前に早退。自宅に帰って小雨降る中、愛犬との散歩を済ませ愛車でシネコンに向う。北海道を舞台にした大泉洋主演シリーズ第3弾。「パン」「ぶどう」に続くテーマは「チーズ」とこれまた北野大地らしい。せたな町の四季・景観うるわし。エンドロールで贔屓の撮影監督の手によるものと確認。初夏の透明感や麦秋の暖かさが上手く表現されていた。モデルのいるご当地映画らしく少々エピソードに新味なく綺麗に決まりすぎているきらいはあれど、食い物の力と云うのは、やはり凄い。

 

愛唄

愛唄

1/30（水）曇り時々晴れ

30年来取引ある老舗企業の残高合せに一苦労。ストックとフローの収益額も解らないまま決裁者の承認は得られるか。昼に新規開拓の定食屋で鯵の開き定食。950円也。定刻退社して銀座まで徒歩移動。まずは馴染みの蕎麦屋で天ぷらそばとカレーセットで腹をつくる。丸の内TOEIにてインディ系邦画を鑑賞。場内単身者中心に30名前後と閑散。むかしはヒットした歌謡曲に便乗した企画映画というのは良くあった。生命保険のCMで注目した新進女優目当てであったが、お話は凡庸な難病（余命）もの。本作の捻りはカップルふたりとも死期が近いという設定だろう。病室で気息奄々な薄倖の美少女は早熟な詩人でもあった。果耶嬢はキャリアパス的な役柄を鮮度と度胸で乗り切ったといったところか。元女優（成海璃子）の配置が意外や良かった。

富山名物白海老煎餅

1/29（火）曇り時々晴れ

定例のミーティングで案件の進捗確認。案件の減少は深刻な事態だと思ふ。昼にルーローハン、700円也。ライトな案件を2件ほどサクサクやっつけて定刻退社。病み上がりでもあり真っ直ぐ帰宅。愛犬と散歩に出て夕餉に焼き飯を孤

北陸臨店

1/28（月）曇り時々霙

定刻起床。体調も8割方戻り熱もないので出張敢行。池袋東口のバスターミナルを見下ろせるマックでモーニングコーヒー。高速バスは冨山まで7：20～13：50（6時間半）の長丁場。3列シート（定員40名弱）の車中は10名程度と25％の乗車率。途中3回の休憩あり。売店で調達したおやき（野沢菜・粒餡）と大蒜のから揚げを昼食とする。スマホをいじり、小説を読み、うたた寝をして、ﾄﾝﾈﾙを幾つもくぐって定刻前に富山駅に到着。拠点事務所にて2時間の臨店。かつての同僚は不健康に顔がむくみ、体型がだらしなくなり、不調は見た目にも明らか。愚痴やぼやきにも似た施策を聞いているうちにこちらも暗くなってきた。予定より一本早い新幹線で帰京。

微熱と悪寒の一日

1/27（日）晴れ

体調絶不調。鼻が抜けず微熱あり。関節が痛み、立っていても重心がずれたようにフラフラする。家人は連日の所用で不在。間際まで救急病院行きを薦められる。準備をするのも億劫である。一歩も外出せずひたすら愛犬と居間で休養。夕刻から頭痛薬を飲んで3時間ほど眠る。幾分楽になる。本日食したるもの。朝にトースト2枚（チーズとベーコンエッグ）、昼に冷凍汁粉、夜は冷蔵庫にある肉・野菜を節操もなく入れてカレー味に仕立てた雑炊。

最期の厄払い

1/26（土）曇り

どうにも体が重い。思い返せば水曜日（夕方）の帰宅途中の車中で喉にウイルスが付着した自覚あり。それから夜更かしやらうたた寝などしてこじらせてしまったようだ。体力への過信は命取りなることもあり猛省しきり。10時過ぎに愛犬と散歩に出て遅い朝食。昼過ぎには完全防寒で隣町にある北野神社まで。先週予約した厄払い祈祷に出向く。自転車走行の身に寒風は堪える。早めに着いて周囲散策。14：30定刻通りセレモニー開始。堂内には我一人、神妙たる心持ちで若い神主の祝詞を聴き、榊を供え、頭を垂れる。式次第は15分も要せず終了。初穂料として金5千円を水引に包む。お守りと供物（落雁）を頂戴する。帰宅して愛犬と2回目の散歩。早めに夕食を摂って入浴・就寝。

 

十二人の死にたい子どもたち

1/25（金）曇り時々晴れ

同僚の休暇のあおりで多忙な一日。忙しきは幸いなり。余計なことを考えず仕事に没頭できる。昼食は上司のリクエストで激辛の中華。【汁アリ】坦々麺を頼んだところ【汁ナシ】がきてムッとする。800円也。地方拠点の第三セクター案件やら格付の修正やら細かな雑用が一杯。メクラ判を押すと鋭い上長からやんわりと指摘され雑な仕事というのは本当に恥ずかしい。定刻退社して徒歩で日比谷へ移動。TOHOシネマズにて本日初日の邦画を鑑賞。センセーショナルなタイトルを冠した生方汀の原作は未読。職人的気質の堤幸彦が自殺志願の若者たち１２人を描いた密室サスペンス。旬な役者を使ってソツのない造りだが、少々語り口がだらけて間延びしている。有名な陪審員制をあつかった古典劇を知らない若い世代も多かろう。ラストに多少の清涼感が得られたのが収穫か。

西荻窪のライブハウス

1/24（木）曇り時々晴れ

一週間が長く感じるのはやはり閑だからだろう。昼に蕎麦屋の数量限定の天丼。880円也。定刻1時間前に早退。自宅に帰って愛犬との散歩を済ませ愛車で西荻に向う。駅近くのファミレスで晩飯代わりのパンケーキを胃の腑に収める。西荻に来たのは記憶にないくらい昔のことだが、年季の入ったライブハウスで友人のバンドの演奏を聞く。1年以上の御無沙汰であるが、相変わらず客席は閑散。バンドメンバーと店員を合わせた数といいとこ勝負。それでもセロニアス・モンクやデューク・エリントンのスタンダードからオリジナルまで、熱い演奏を楽しんで22時すぎに帰路に就く。

飛べない鳥と優しいキツネ

1/23（水）曇り時々晴れ

期日の〆を迎える提出書類あり。督促の（TEL）リマインダーを数本。昼に豚のしょうが焼き定食。定刻退社して新宿で途中下車。シネマートにて韓国映画を鑑賞。最近関係の悪い隣国でも虐めやDVなどがあるのだな。それにしても仲間をイビルそのスタイルがあまりに形式的で葛藤もなく能天気なことに閉口。ヒロインを苦境に追い込むだけに設定されたイジメや虐待のように思われ寒々しい限り。琴線はピクリとも動かじ白けるばかり。折角魅力的な若手俳優を使っているのだから、人物の統一性は整えるべきだろう。シナリオの責任は重い。

ファミレスのあん蜜

1/22（火）晴れ時々曇り

定例のミーティングでは結論の出ない議題で空理空論。昼に蕎麦屋のミックスフライ（牡蠣、海老、メンチ）。900円なり。　地方からのライトな案件を1件。立ち食い蕎麦屋の発券機。親は立派な旧国鉄関連企業。データ更新をボランティアで行なう。立ち食い蕎麦に限らず安い・早い・うまいと三拍子揃ったジャンクフードは奥が深い。ネットで検索すると案の定、コアなファンによる夥しい投稿あり。定刻に退社して自宅そばのファミレスで甘味と読書。餡子は脳みそへのエネルギー。寒天は食物繊維豊富で美容にも宜しいらしい。愛犬と散歩する夜道はしばれる。

チワワちゃん

1/21（月）晴れ

目覚まし不要で6時5分前に覚醒。正月も下旬に突入。午前中は同僚達のヘルプ。昼食にカウンターと小上がりで10名も入れば満席の怪しき秋田料理の居酒屋でホッケ焼き定食。800円なり。具沢山の味噌汁と卓上の自家製の海苔・昆布の佃煮が嬉しい。定刻退社して池袋で途中下車。シネリーブルで先週末から公開の邦画を鑑賞。岡崎京子の原作コミックスは未読。年代雑多で3割弱の入りと程好い空き加減。若干２０代の監督の前作は２年前に満員に近い武蔵野館で観たが、独自の作風は原作のテイストとよくマッチしているのではないかと思ふ。良く云えば世俗に囚われず疾走する若人たちの群像劇。悪く云うと絢爛たる虚飾と毒気に満ちた青春陰画。このキャスティング（若手実力派）は大いにそそりますな。観るものを選ぶ万人受けしない内容ながら、後世、カルトな佳作と評価されると思ふ。

ミスター・ガラス

1/20（日）晴れ

10：00前に辛うじて起床。散歩と朝食を済ませて近所のシネコンで先週末から公開の洋画を鑑賞。前作でやや復活の兆しを見せてきたシャラマンの新作。これは「アンブレイカブル」と「スピリット」を復習してゆかないと少々辛い。そもそもコミックスに出てくるようなスーパーヒーローは本当に存在するのか？3人の主要人物たちと彼らを治験する博士との対決がクライマックスなのだが、それほど盛り上がることなく終幕。この監督お得意の捻ったラストもインパクトなし。演出力はあるのだから、もっと普通のサスペンス（例えば原作もの）など撮れば良いと思うのだが・・・。ジムで小一時間エクセサイズをして帰宅。夜はふるさと納税でゲットした愛知県西尾市（旧一色町）産のウナギ（蒲焼）をメインディッシュに豪華晩餐。ウナギは蒲焼に限る。