京成立石から電車を乗り継ぎ、東武スカイツリーライン越谷駅へ降り立ったのは20時丁度。体内に残ったアルコールを抜く目的も含めて周辺を散策し、お店へは20時50分に到着。すると、外待ちはおろかカウンター席も半分程度の埋まり具合で、そのまま入店すると店主さんの目の前の席へと案内されました。昼の部は混雑していたそうですが、その後も退店までカウンター席が埋まることはありませんでした。配膳を待つ間に、緊急事態宣言中の営業形態について教えて頂き、当面は営業自粛等の最悪の事態は回避されたようでホッと胸を撫で下ろしました。
小ラーメン(麺軟らかめ)、大蒜脂。入店から15分程で提供されました。
硬めだと5分、通常分は6分、そして軟らかめだとさらに2分茹でられた麺。それぞれ、前回とは大分時間が異なりますね。
表面には堅固さを残しつつ全体としてふっくらとした感触を覚える食感。箸を通して重量感が伝わってきます。
男性助手さんが盛ったもやし主体の野菜はしんなり傾向で、固形脂やスープとの絡みが抜群。もう少しあったらなと思った位。やはりあのお二方の盛付けは別格だということが良く分かりました。
ぷよぷよの脂身としっとりした赤身で構成された豚。
みっちりとした外見も、歯切れの良い肉質の赤身には旨味たっぷり。とてもスープ用の出汁を取った後とは思えません。
珍しい形状の豚さんも顔を覗かせています。
他店で販売しているほぐしや崩れとは違う、包丁で刻まれたような豚は通常のものと同品質。
優に一枚分はあったかと。店主さんからの御年賀だと勝手に解釈しました。
固形脂と共に注がれたのか、液体油が表面に堆積したスープ。
醤油の鋭さを強めに伝えるも、段々と液体油の作用と豚出汁や調味料の甘さによって滑らかさを感じるように変化しました。そして、さらに時間が経過すると、豚や麺から流失した成分の影響か白濁してよりマイルドに。
多めの大蒜は、食べ終える頃になって風味を発揮し始めました。
細かな肉片や香味野菜が混じった固形脂。
のんびりと14分をかけて完食。店主さんに年始のご挨拶を済ませ、強風が吹き付ける中、JR南越谷駅に向かって歩き出しました。
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