7月10日(土)
定刻通り、14:00にマルタ・ルカ空港着。エミレーツ航空は入国カードを積んでない。イミグレーションの前でカードを書くのは日本人だけ。女一人旅は私を含めて4人、女性2人連れが1組いた。団体ツアー客はいなかった。
迎えのドライバーは、ホテルが分からず、1往復目に私が先に見つけた。でも、旅行会社からもらった日程表には「現地ドライバー1人当たりにチップ5~10ユーロ」とあったので、5ユーロ渡した。親切な私。
ホテルは、スリーマ地区のケネディノヴァホテル。立地がいいので選んだが失敗。ホテルの話は後日。
16:00前ホテルを出る。島全体の路線バスの起点になるヴァレッタまで、バスで行こうか、フェリーで行こうか迷いながら、ブラブラ、フェリーの乗り場と思われる場所まで歩いてみた。と、上の風景が広がる。
フェリー乗り場は、観光会社のバスツアーやクルーズの看板やビーチパラソルにまぎれてあった。ヴァレッタ側からやってくるフェリーが見えたので、フェリー乗り場に戻り、16:30発のに乗る。乗ってしまえば、バスより早くヴァレッタに着く。
一人0.93ユーロ。
ヴァレッタに上陸して、あたりをキョロキョロ見渡しながら、シティーゲートを抜けて、バスターミナルへ。
今回は一人だし、時間もないので、路線バスで行きたい所のみ回る事にしていた。
バスターミナルは、大きい噴水を中心にした、ロータリー。ロータリーには路線を示す数字の看板だけ。すごっくシンプル。
ターミナル(一応ね!)のインフォメーションで、数字がどの目的地に行くのかとロータリーのどこに何番のバス停があるのかだけ書いてあるパンフレットをもらう。これが意外と重宝する。
バス時間は予め、ここで調べて出力していった。そしたら、結構この時刻表通りに走ってた。私の地元の○○市営バスより、しっかりしてるじゃん。
いろんな国からもらったバスを塗り替えて使っているらしく、冷房がないので、扉はあけっぱなしで走る。というか、運転手さんの個人の自動車に格安で(0.47ユーロ)乗せてもらってる(運転手サイドから言えば、乗せてやってるって)感覚。
だから、友達に預かった荷物を別の街のバス停で待っている人に渡すし、横に彼女が乗ってしゃべってたりしてた(始発前から終点後までこの状態)。
5時を過ぎてるので、入場料を払う建物の中には入れないので、街並みを観に27番のバスに乗って【マルサシュロック】へ。運転手や回りの客に確かめながら、終点で降りる。
静かな漁村で、午前中には市が立つので有名な所。結構マルタの観光写真に使われている町。
極彩色のマルタ特有のボートが並ぶ小さな港だ。網を手入れしてるおじさん達もいる。のんびりした町だ。
すぐそばの、町のカテドラルで日曜ミサが終わり、きちんとした服装をした高齢の人々がゆったりと出てきた。
港の回りに数件のカフェがあり、ビールを1杯。2ユーロ位。
が、他に見どころもない。
おまけに、種明かしをすると、この景色の向こう側の入り江の景色がこれ。このクレーンが、見えるんだよ。街並みの向こう側に。
写真も気を付けてないとこのクレーンが入るし、かと言ってもっと左に振ると、火力発電みたいな大きな煙突が写るんだよ。
地元の人は、“生活”してるからね、進歩はしょうがないよね。
バスでヴァレッタに戻り、首相官邸の前の大砲にまたがる観光客の側を通り、【アッパー・バラッカ・ガーデン】から、夕日に照らされる【スリー・シティーズ】を眺める。
日陰が多くなり、涼しい風が吹くベンチには、地元のお年寄りが大勢腰かけて、楽しそうに話をしていた。
ヴァレッタからスリーマにバスで戻る。よくバスには乗るみたいなので、ちょっと高いけど明日3日券(9.32ユーロ)を買おうっと。1回ずつだと、1ユーロがいっぱい溜まりそうだし。
夜は、ホテルの隣の店で、パイみたいのをチン!してもらい、缶ビールを買って、部屋でテレビを見ながら食べて、気が付いたら寝てた。