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奈良(主に飛鳥の古墳と石)&堺市 その2 飛鳥

2024-11-11 13:35:14 | 旅行記・関西

10月25日 金曜日 その1

近鉄奈良駅のホテルをチェックアウトし、大和西大寺駅と橿原神宮前駅で乗り換えて9:30過ぎに飛鳥駅に到着。40年目に来てるけど、1時間近くかかって、3線も乗り換えたっけ? おまけに橿原神宮駅での乗り換えでは、なぜか踏切を渡った・・・。

飛鳥駅で、リュックをコインロッカーに預けて、駅前のレンタサイクルで1,400円の電動自転車を借りる。私のあまりにも下手さに(自転車に乗るのは7年振り)レンタサイクル屋の人に呆れられる。私が事故を起こしたら、飛鳥のサイクリング観光、大打撃だからなあ。

なので電動自転車に慣れるまで、電源を切ってこぐ。高松塚古墳までは、車道の脇の歩道を進む。

 

Ⅰ.高松塚古墳

 

国営の飛鳥歴史公園の1地区になるため、広大な広さだ。歴史公園館の方に自転車を停め、車道したのトンネルを通って、里山というか公園内をかなり歩く。

ドックランまであるんだが・・・。飛鳥にドックランって必要なのかな?

 

1.高松塚壁画館

1ヵ月の前に、この前週の壁画修復作業室の公開に申し込もうとしたらすでに空きがなかった。

壁画の模写がゆっくり鑑賞できる所。「壁画模写は、前田青邨氏のご指導により、昭和49年に平山郁夫 東京芸術大学教授(当時)を監修に、守屋多々志 愛知芸術大学教授(当時)を中心に、20名の方々に制作をお引き受けいただき、約2年の歳月を経て完成しました。」と誇らしげに解説している。

が、今となっては2,000年以降の保存の劣化問題が有名になってしまっているので、ちょっと気の毒な感じも・・・。

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三ヵ所巡るなら200円お得!

あと、ここでゲットした「明日香村 観光マップ」が広げるとA2サイズになる大型地図なので、見やすくて便利だった。

 

2.高松塚古墳

壁画館からちょっと登る。

もちろん復元。2段構成の円墳。

↓ 背面

↓ ここから見えるあの茂みも古墳なんだろうなあ

 

3.展望台

せっかくなので、公園の中を歩く。

おおっ、日本の風景だ! んん?右側の白い三角形は・・・

↓ 翌日ガイドツアーを申し込んでいる牽牛子塚(けんごしづか)古墳だ!目立つなあ!

歴史公園館まで戻って、その右脇の小道から、謎の石巡りへ。この後は、田んぼのあぜ道が自転車用に整備されているので、走り易い!

 

Ⅱ.吉備姫王(きびひめのおおきみ)墓の猿石

民家の間の幅50㎝位の道を登る。吉備姫王は、皇極天皇(642~645)&斉明天皇(655年~661年):同一人物で天智天皇のお母さん、のお母さん。「この墓は欽明天皇陵(梅山古墳)に隣接し、8m程度の小円墳とされるが、考古学的な裏付けはない。古墳ではないとの説もあるが、現在は欽明天皇陵の陪塚とされている。」そうで、かなりあやふやだ。そして宮内庁管轄。

この拝所の柵の向こうに、猿石はいる。18世紀初め頃に付近の水田から掘り出されたもの。「花崗岩」とする文献もあるが、宮内庁の調査報告では材質は石英閃緑岩らしい。

柵の間にスマホを突っ込んで撮影。

↓ 女(左)・山王権現(右)

↓「 山王権現」と言われている像の後姿 。飛鳥資料館の庭園レプリカを撮影。

かなり不気味だ。

 

↓ 僧(左)・男(右)

↓ 飛鳥資料館の庭園のレプリカの「僧」の後ろ姿。あばら骨みたいなのが彫ってある。

↓ 飛鳥資料館の庭園のレプリカの「男」

↓ 「男」の後姿。なんかしゃがんだ人みたいのがくっついてる。

そう、宮内庁管轄のせいで、実物はじっくり見られないのだが、飛鳥資料館の庭園で、レプリカをしっかり見る事ができる。しかも庭園は無料だ。なんて素晴らしい庭園なんだ!

多分、百済から来た人、もしくはその指導を受けた日本人が、天然の石の形を利用して掘って、当時の庭園に飾った石像だと私は思う。

吉備姫王墓の周辺の民家の屋根はこんな感じで立派だった。「煙り出し」と言うのかな?

 

Ⅲ.カナヅカ古墳

吉備姫王墓のちょっと先。看板だけあった。形状は方墳らしい。ここが吉備姫王の真の墓という説もあるらしい。明治時代に壊されてしまって、よく分からないらしい。

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