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落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「M3GAN/ミーガン」

2023-06-09 20:17:58 | 映画

ジェームズ・ワンとジェイソン・ブラムが製作に名を連ねているし、アメリカで“ミーガン”がアイドル的人気者になったらしいので、初日の初回に観に行った。

シニア料金ってありがたいです。

でもね、ジェームズ・ワンとジェイソン・ブラムだからね、それを前提にちゃんと観たよん。

全くグロくないので、家族連れが安心して観られる健康的なホラー映画です。女の子とその若いおばさんが主人公なので、全体的に優しいです。真面目です。

ホラー好きの私が思わず、ニヤリと笑うシーンはありませんでした。

子育ての難しさ、大変さを痛感させます。

A.I.の暴走というテーマなんて、半世紀前のネタだけど、“ChatGPT”が話題の昨今、改めて身近になったのかも。

意外とスプラッターだった「チャイルド・プレイ」のチャッキーより、可愛らしいし、動きがスムースだし(12歳の踊れる女の子がお面を被って演じてるから)。あっ、でも森の中で四つん這いで走る所はちょっと笑ったかな。

最初の殺人(?)までがちょっと長い。ミーガンがケイディと仲良くなるというか依存させる過程をちゃんと描いてるから。

その割には、ジュマが急に1週間でミーガンをあそこまで完成させるのは、早すぎだけど。そして、なんの検査もせずに大量生産を決めようとする上司もおかしいけど。その時間的バランスがなあ。まあ、最初からミーガンは、顔を取られないように反抗してたり、すでに暴走してたんだろうなあ。

もちろん、ホラー映画らしく、最後にやっつけて終わりではない。ミーガン、ちゃんとネットに入りこんじゃってるから。次回、お楽しみに!って感じ。

次回は、多分、ミーガンが大量生産されて、いっぱい出てくるんだろうなあ。

映画業界も、マーベルやらDCやディズニープリンセスに飽きちゃったから、別のアイドルが欲しいんだろうなあ。

高校1年生位の男子7人が観に来てたけど、うち1名は怖くてドキドキして、持ち込んだポップコーンが3分の1も食べられなかったそうだ。可愛いなあ。

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「劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~」

2023-06-06 10:58:25 | 映画

いやあ、面白かった。

ドラマは全く見てなかったけど、番宣が凄かったのでTBSの番組を見てると嫌でも全体のストーリーや雰囲気は分かる。映画自体の評判は良いので、誘ってきた友人と観た。

「ダイハード」シリーズみたいなハリウッド映画のように、普通の人々がスーパーヒーロー並みの大活躍。次から次へとドンドン危機がやって来る。でも、それを次々と突破する。もういいじゃん、面白かったんだから。70階まで非常階段を駆け上がって医療行為をして、70階非常階段を降りて、さらに44階まで往復して。元気過ぎるTOKYO MERの人々。

消防の人もケガして治療を受けていたのに、いきなり立ち上がって44階まで駆けつける。ありえない! けど、ウルウルする。

政治家たちも良い味を出してる。牛久からあんなにランドマークタワーに早く駆けつけられるとは思えないが、どんどん(なぜか同じ時刻に)到着する関東の消防隊や救急医療チームの車両にも感動する。鶴見辰吾もいいじゃん。

音羽(賀来賢人)と鴨井(杏)の関係もいいねえ。音羽が喜多見の妹をどんだけ好きだったのかも良く分かって。音羽がTOKYO MERのユニフォームを着るとこもカッコいい。

あとね、ランドマークタワーも上手に燃えてるんだよ。炎が変に浮いてる感じも全くなく、ちゃんと火事を起こしてた。場所もいいよね。実際に緊急車両が駐車できる場所がいっぱいあるし。ランドマークタワーだと1フロアの面積がそんなに広くないので、南非常階段と北非常階段を行き来するのも何となく分かる。映画の災害場所としては良い場所だ。

で、展望台に残された一般客が最初パニック起こすんだけど、あんなに殺到するかなあ。私はしないんじゃないと思うんだが、友人は職業から「殺到する」と思うそうだ。

誰も死なないと最初から分かっているけど、どんどん危機がやってくるのでドキドキして、ありえないけど感動的な人間ドラマもぶち込んできて、楽しい映画だった。

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「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVOLUME 3」

2023-05-06 22:06:21 | 映画

「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」が7部門もアカデミー賞を受賞するなら、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVOLUME 3」は作品賞含め8部門受賞だ。

ただのアクション映画じゃなくて、「ありのままを受け入れろ」「またやり直せばいい」「動物も人間(知的生命体)も命は同じ」「恋愛は池と同じ。(石を)渡って前に進め」など、熱いメッセージがいっぱいだ。

ラストもガーディアンズのメンバーはそれぞれ自分の道を見つけて進んで行く。ガモーラもさっぱりしてて良い!なんて素晴らしいラストなんだ。変に感傷的じゃなくて、きちんと明日に向かってるぞ。エンドロールの一番最後に“伝説のスター・ロードは帰ってくる”と出ていたが、いや、もう帰ってこないでくれ。このラストで、ジェームズ・ガンとクリス・プラットの「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズは完結だあ!

ノリのいい地球のロックをバックに、サクサクと物語は進む。戦闘シーンのカメラワークもカッコいい! 

ドラックスとマンティスとグルードの、とぼけた会話も楽しい。会話の時間、長いと感じるギリギリのタイミングで笑わせる。

今作はロケットの過去がメインで、ロケット自体は昏睡状態で過去の回想シーンが多い。なので、ブラッドリー・クーパーの声があまり聞けない。若い頃の声、ブラッドリー・クーパーと違うじゃんと思ってたら、やっぱり、クラグリンを演じてた監督の弟のショーン・ガンの声だった。ショーン・ガンはロケットのモーションキャプチャーも演じている。弟、頑張ってるんだなあ。カワウソのライラの声は「ホーク・アイ」の奥さん役の人だ。多分、他にもいろんな人が声ででてるんだろうなあ。さすが、「家族」がテーマの映画の監督だ。

もちろん、シルベスター(最近の表記はシルヴェスターらしい)・スタローンの存在感もうれしい。

助け出された子供達、ジョン・カーペンター監督の「光る眼」の子供達みたいで、ちょっと笑えた。

マンティスがやたらピーターの妹と強調してたり、コスモという念力を操るロシアの犬が大活躍したり、ケビン・ベーコンが宇宙人に誘拐されたり??????というシーンもあったが、これは「マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル」というDisney+で配信された作品を観てないと分からないらしい。Disney+なあ、コロナ禍もあったけど、映画館であれだけ予告編を流した作品も配信に切り替えたりさあ。絶対、観ないぞ!

でも、このメンツにもう会えないかと思うと寂しいし・・・。IMAXで、もう1回観ようかなあ・・・。

ちなみに「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3」楽曲リストは以下。

1. クリープ(アコースティック・バージョン)/レディオヘッド

2. クレイジー・オン・ユー/ハート

3. シンス・ユー・ビーン・ゴーン/レインボー

4. イン・ザ・ミーンタイム/スペースホッグ

5. リーズンズ/アース・ウィンド&ファイアー

6. ドゥ・ユー・リアライズ??/ザ・フレーミング・リップス

7. ウィー・ケア・ア・ロット/フェイス・ノー・モア

8. 小犬のカーニバル~小犬のワルツより~/エハミック

9. 虹を追いつづけて/アリス・クーパー

10. サンフランシスコ/ザ・モーグリス

11. プア・ガール/X

12. ディス・イズ・ザ・デイ/ザ・ザ

13. ノー・スリープ・ティル・ブルックリン/ビースティ・ボーイズ

14. ドッグ・デイズ・アー・オーバー/フローレンス・アンド・ザ・マシーン

15. バッドランド/ブルース・スプリングスティーン

16. アイ・ウィル・デアー/ザ・リプレイスメンツ

17. カム・アンド・ゲット・ユア・ラヴ/レッドボーン

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「search/#サーチ2」

2023-04-23 17:09:10 | 映画

劇場で予告編もポスターも見なかったぞ。いきなり始まってた。良かったあ!上映中に気が付いて!という作品。

serch/サーチ」のスタッフ達が送る、家族の失踪をパソコンで探すサスペンス映画の第2弾。映画の画面は全てパソコンのモニター画面。

これ位の“サーチ”なら、まだ私もしっかり付いていける。ただ、コロンビア人にあんな風に仕事は頼めないなあ。

観光用のライブカメラも大活躍だ。個人情報保護とか言ってるけど、パソコン1台あれば個人情報がザクザク出てくる、そんな時代なのねえ。

いやあ、確かに真犯人が分かってしまえば、なんで???って事になるけど、母親を探す18歳のジューンの立場になってみれば、いろんな伏線回収が見事で。

そして、コロンビア人の協力者でありおじさんにとっても、ハッピーエンド。良かったあ。

ただなんでお母さんと恋人の旅行先がコロンビア? 危ないだろうに、コロンビア。ほら、言わんこっちゃない。コロンビア警察も乱暴じゃん。

以下、ネタバレになるのかな?

出だしのファイルの削除シーンから始まって、娘が18歳にもなっているのになぜ母親があんなに過保護なのかとか。最初のジューンの「お母さんSiriに頼り過ぎ!」が、最後にあんなふうに活きてくるとは。親友の弁護士もそんなふうに関わってるんだ。

母親の恋人の中国系アメリカ人(舛添要一に見えるんだよなあ)が、運臭い人→元犯罪者→やっぱり真剣にお母さんを愛してた→えっ?おいおい、やっぱりそっち!

失踪する母親も、善良なシングルマザー→過去に何か犯罪に・・・。と、二転三転する楽しさ。

パソコンのモニターに映る弁護士のネックレスも効果的に使われる。

まあ、なんで真犯人が母娘にたどり着いたのか、激高型の割にはこんな面倒な犯罪をよく企画したなあとか。FBIがなぜ犯人にたどり着かなかったのか、警察もなぜあそこで警備を辞めて帰ってしまうのかなど。後から思う事はあるけど、まあ、いいや。

あと、アメリカの証人保護プログラムなんだが、国家的規模のモノもあれば、州レベルのプログラムもあるらしい。きっと今回は州レベルだったに違いない。

で、なぜ、こんなにソッと公開するんだ? そこが一番のミステリーだ。

 

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「ノック 終末の訪問者」

2023-04-15 21:56:45 | 映画

M・ナイト・シャマラン監督に世間は厳しいなあ。原作も別にあるのに。

“終末ボタン”を託された7人の、キャビン(山小屋)の中のワンシチュエーションの映画だ。そう思って観たら、まあまあの出来のSF映画だ。

ゲイのカップルに、恐らく口唇口蓋裂の中国人の養女の家族が主人公で、訳も分からず“終末ボタン”ゲームに巻き込まれる恐怖をを描いてるんだろうが。

ゲイの二人が付き合いだして、養女を迎えてという今までの逸話が本編に何ヵ所も挟み込まれてるんだが、二人ともカッコいいけど、感情移入して二人の迎えるラストにジーンとするほどではない。

むしろ、その家族として使わされる(黙示録の四騎士らしい)4人の運命の方が過酷だ。こっち側を主人公にした方が良かったのではと思った。一般市民なのに長期間人類滅亡のビジョンを見せられ、さらに人類終末を救うため原始的な武器を自ら作って遠くからキャビン(山小屋)に向かい、そして時間が来たら惨殺されるというメチャメチャな設定だ。

しかもこの4人、最初の犠牲者は、「ハリー・ポッター」シリーズのロン。最後の犠牲者は、入れ墨だらけの元プロレスラーで、絶対にスポーツ指導をしている体育教師には見えない。

キャビン(山小屋)の中が舞台なので、人類の災害情報がTVニュースのみで、これがどー考えてもリアルタイムのニュースではなくて。信じなかったエリックの気持ちが良く分かる。で、この人類を襲う災難が、きっとヨハネの黙示録を知っていれば、「なるほど」と思うんだろうが、日本人の私にはさっぱり分からない。

でも、まあまあ楽しめたよ。

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「ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り」

2023-04-02 20:17:02 | 映画

なんて肩の凝らない映画なんでしょう。ラスト、泣きそうになったけど(実際泣いている人もいた)、明日になったら忘れちゃう、楽しいファンタジー映画でした。

主人公がクリス・パインだし、小物悪役がヒュー・グランド、ミシェル・ロドリゲスが大活躍だし、見習い魔法使いのサイモン役のジャスティス・スミスも「ジュラシック・ワールド/炎の王国」や「名探偵ピカチュウ」に出てた男の子だし、クリス・パインの娘のキーラのクロエ・コールマンは「ガンパウダー・ミルクシェイク」の女の子だ。可愛くてなかなか活躍するドリック役のソフィア・リリスは、「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」のベバリーだ。

結構、豪華なキャストじゃん!って思いながら観てたら、んんん?ひょっとして、ブラッドリー・クーパー? エンドロールで確認したら、ちゃんと出てた!いろんな意味で小さな役で。なんか、役者を観てるだけで楽しい映画だった。

元はゲームの世界らしいんだが、「ロード・オブ・ザ・リング」より複雑じゃないし、丁寧に説明されてるから、スッと入り込める。タイトルで「ドラゴンズ」と言ってるわりには、かなりなデブ・ドラゴンも出てきて笑える。会話の軽妙だし、墓場のシーンも楽しいし。

しかも、恐いシーンが全くないので、子供でも安心して楽しめる。

コロシアムの戦いのシーンだが、あんな高さのあるダンジョンが現れたら、観客席から何も見えないじゃないか!と思った。そこだけが、妙に残念。あとは、理屈抜きで楽しめたのになあ。

ネタバレ

前日、ネットニュースでミシェル・ロドリゲスの『「アバター」女優 監督からの続投オファーを拒否「私は殉死したんだから」』を読んでたので、生き返るシーンは特に笑えた。

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「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」

2023-03-10 17:53:47 | 映画

Yahoo!映画だと、星一つで「つまんない」というレビューが多かったので、全く期待しないで行った。

そしたら、面白いじゃないか。139分、あっと言う間だ。アカデミー賞作品賞、本当に獲るかもしれないと思いだした。

まあ、個人的には同じ娯楽作品なら「トップガン マーヴェリック」でいいじゃないか、と思うけど。

マルチバースの説明も丁寧だし、設定も分かり易い。MARVEL映画シリーズみたいな広大な宇宙じゃなくて、主人公エヴリン個人の今までの人生の選択肢の中で生まれた、エヴリン個人のマルチバースだ。

地球人&宇宙人の個人個人がマルチバースを持っている事になるけど。だから、私にもあるんだ、マルチバース。でも、エヴリン程は選択のある人生じゃないから、5個位で終わっちゃうのかなあ。

なので、ストーリーとしては、家族を中心とするエヴリンの周辺の人への愛の物語となる。なので、むしろ狭い範囲でのありきたりの物語だ。

結婚した人のほとんどは、その時はこの人と一生添い遂げるつもりなんだろうなあ。でも、実際はねえ・・・。

旦那役のジョナサン・キー・クァンは、ちょうど世代なので(「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」「グーニーズ」)、あの子かあと懐かしく思えたけど、やっぱりジャッキー・チェンで観たかったなあ。ミッシェル・ヨーとジャッキー・チェンが夫婦役なのて、すっごい事だけど、無理なんだろうなあ。「ポリス・ストーリー3」のDVD観て、我慢しよう。

ミッシェル・ヨーは、アカデミー賞主演女優賞をあげよう! ハリウッド映画でも実績あるんだし。マルチバースの中に、実際のミッシェル・ヨーの人生みたいのがあって、なんか、ほんわかしてしまった。

ジェイミー・リー・カーティスの怪演も良かった。ミッシェル・ヨーもジェイミー・リー・カーティスも、変な若作りをしてなくて、年齢相応の役を相応に演じているのが、女優として偉い!

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「フェイブルマンズ」

2023-03-06 15:46:11 | 映画

原題は「THE FABELMANS」なので、その通り「フェイブルマン一家」のお話。

エンドロール通り、スピルバーグが、お父さんとお母さんに捧げた映画だ。

スピルバーグの自伝的作品と言えばやっぱり「SUPER8/スーパーエイト」だろうと思っていたので、列車と自動車の衝突シーンで、やっぱりそうだったんだと確信。

評価は人によっては悪いけど、長く感じる事もなく、家庭ドラマとして面白く観られた。

多分、それは私が年寄りで、サム(映画の中で「サミーじゃなくてサムだ!」とあんなに言ってるのになぜネットではサミーと書いてあるんだ?)の両親の気持ちがとっても良く分かるからだ。旦那の親友と相思相愛になり、旦那も感づいていたけど、それが3人にとって丁度いいバランスだったから、ダラダラ続いてしまったんだろうなあ。旦那のお母さん、女の直感で、その関係に気が付いていたから、ミシェル・ウィリアムズ演じるお母さんに冷たかったんだろなあ。

お母さんの役、ミシェル・ウィリアムズで良かったのかなあ? なんか、濃いんだよね。もっとあっさりした見た目の女優さんの方が良かったような気が。髪型もわざとらしいし。多分、この映画は、お母さん役のミシェル・ウィリアムズが好きになれるかなれないかで、評価が分かれると思う。

ただ、あすこまで、芸術家VS理系を対立させなくても。芸術家と理系の関係だからこそ、うまく続いている関係もあるだろうに。

将来大監督になる、スピルバーグ少年の成長物語として観ちゃうと物足りないかもね。大人になってから、いろんな映画仲間と知り合えて、本当に良かった。

スピルバーグの、8㎜で撮影した映画は流石だ。効果の工夫も凄い。そして、映画が役者に与える影響も学んでいく。ナチの軍人の役とかカリフォルニアでのハイスクールでの撮影とかで。

ラストシーン、カメラが地平線の位置を直すところがニヤリとさせる。

眼鏡かけた妹、ジュリア・バターズだったんだ。あと、サム役のガブリエル・ラベル、シャイア・ラブーフにやっぱり似ている。スピルバーグはこんな感じのルックスが好きなのかな。

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「バビロン」

2023-02-24 12:47:55 | 映画

『セッション』『ラ・ラ・ランド』などのデイミアン・チャゼル監督で、ブラピが出てる。サイレント映画からトーキー映画への転換期が舞台の映画だ。

なのに、全体も長くて、パーティシーンが長くて、汚い(エログロシーンあり)と評判の悪い映画だ。そして、公開2週目から上映回数が少なくなっている。

私は汚いのは平気だし、パーティシーンは『ディア・ハンター』や『ゴットファーザー』シリーズを思い出して覚悟して行った。

そしたらパーティシーンは別に長くなかった。エログロもあんなもんだろう。あの象のウ〇コは、病気で下痢だったのかなあ? 普通はもっと草の繊維質が残っているから、象の排泄物は紙への再利用ができるのになあと。エロはあんなパーティだからなあ。してる人はしてるし、してない人はしてないし。要は個人の分別だ。

ただ、『ラ・ラ・ランド』のあの素晴らしいオープニングを期待して観たら、かなりショックを受けるだろうなあ。

アメリカ人のゲロ好きは、国民性の違いとして置いといて。

1920年代の映画製作の話だから、私はむしろまだるっこい『ラ・ラ・ランド』より楽しく見られてんだが、やはり長い。特にトビー・マグワイアのエピソード(炭鉱跡の謎の施設)から後があなあ。トビー・マグワイアのギャングのシーンはなくてもいいじゃん、と思ってたらエンドロールのexecutive producerにトビー・マグワイアの名前が。じゃあ、削れないか。

ラストは、あれで良かったのかな? 下積から頑張って這い上がったマニーだけでも、ハリウッドの映画産業に携わってて欲しかったのになあ。ブラピ演じるジャックはしょうがないとしても。黒人トランぺッターのシドニー・パーカーだけ、善き人だった。

サイレントからトーキーへの転換の映画と言えば『雨に唄えば』が思い浮かぶ。なので、トーキーはアフレコ主流かと思っていたら、マイクの位置とかあんなに苦労があったんだあと興味深々。サイレントはさっぱり分からないので、台本は特になしで、設定だけ決めて合って後は即興芝居で、編集と字幕の力で映画にしてたんだと大変勉強になりました。

レディ・フェイ・ジューの存在が、字幕係りなのか、パフォーマーなのか良く分からん。あと、デイミアン・チャゼル監督の奥さん演じるルースが監督役で出てるんだが、1920年代にあんなふうな場を仕切れる女監督が存在したんだろうか?

とにかくネリー・ラロイを演じてるマーゴット・ロビーが本当に頑張ってたんだが(映画のキャラ的にはエキセントリック過ぎて、感情移入できるヒロインではない)、アカデミー賞主演女優賞にはノミネートされてないのかあ。あんなにあんな衣装で頑張ってたのに。

2時間半までに編集してたら、私は『ラ・ラ・ランド』より好きだ。

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「バイオレント・ナイト」

2023-02-16 19:52:44 | 映画

サンタクロース版の「ホーム・アローン」という評判だったが、さすがR15+。

うっかりクリスマスシーズンに公開して、善良な老若男女や子供たちが観に行ったら大変だ。セキュリティー&ボディガードも配備した超ゴージャス一家の屋敷に3億ドルの現金を奪うために傭兵6人が侵入し、まず家族以外全員を殺す。「クリスマスイブなのに出勤だ」とつぶやく善良な黒人の門番もあっさり殺される。

それからは、その現場に出くわした、そろそろ現代の子供に嫌気がさして引退を考えている本当のサンタクロースが人質家族の女の子を救うために、傭兵とその仲間達との殺し合いが始まるのだ。

結構、皆さん、ホラー映画並みの死に方です。いい味出してた敵のボス、ジョン・レグイザモ演じるスクルージ―の死に方も、なるほどねえって感じで良かったです。

血の量は多いけど、スプラッターという程ではない。

個人的には、映画「ホーム・アローン」の主役になり切った女の子が、結果殺ってしまうのが面白かった。

映画の出だしはかなり良い。サンタクロースのシステムの説明もあるし、主人公のサンタの現状も描かれるし、そしてやっぱりアメリカ人、ゲロ好きだなあ。

時々、本当のサンタならではの感動的なシーンを盛り込む。ホロッとさせてグロシーンを中和・・・。あまり中和してないか。

サンタクロースの扮装をした人間が殺しまくるのではなく、本物のサンタクロースが、クリスマス・マジックとバイキングだった頃の記憶で、20名以上殺してしまう点は新しいかも。超ゴージャス一家もちゃんとサンタを銃でサポート。

でも、最近の日本も怖いからなあ。昨日も6人もの強盗が夜中に侵入しようとしたニュースがあったし。アメリカの自衛のための銃の所持という観念は無くならないんだろうなあ。

以下、ネタバレ。

最終的に、サンタクロースは、サンタクロースとしてのアイデンティを取り戻し、元気よく残りのプレゼントを配りに行く。が、女の子の両親、今後、大丈夫かあ? 仲良くなったのは吊り橋効果だし。

女の子のお父さんのジェイソン、超ゴージャス一家の中では良い奴かと思っていたら、全然良い奴じゃないじゃん。ジェイソンのお母さんには、逆に良くやったと褒められて、認められてたけど。

で、最大の謎。クリスマス・マジックが使えないジェイソンは、あの大量の札束を、どうやってあそこまで移動させたんだ? 3億ドルは100ドル札が300万枚だぞ。あんだけボディガードや使用人がウロウロしているのに、地下金庫から庭まで、誰にも気が付かれずにどうやって運んだんだ? そこが、うまく描かれてたら、ジェイソンの、筋金入りの悪ぶりがあぶり出されて、深みが増したのに。

結局、やっぱりジェイソンとリンダはうまくいかないんだろうなあ。可哀想な女の子・・・。

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