晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

無限の欲

2016-04-05 06:46:16 | 社会のこと
久しぶりによく降りました。
春先の不安定な空模様を菜種梅雨と呼ぶそうですが、
畑仕事の段取りが思うように取れないのも悩みの種です。

ならば雨後の筍を期待して山中のマイ竹林に向かう。
電柵でイノシシ対策をしてあり最近入った形跡は無し。
しかしタケノコの形跡もなし。


隣で咲いてたヤマツツジがまたおいでと慰めてくれました。

先日のテレビ番組で心にしみる言葉を語る人に出会いました。
世界一貧しい大統領と評されるウルグアイの元大統領ムヒカ氏です。


「貧乏なひととは少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲がありいくらあっても満足しない人のことだ」

ことに2012年リオでの国際会議でのスピーチは並みいる指導者たちを唸らせました。

「現代に至っては人類が作ったこの大きな勢力をコントロールしきれていません。
 逆に人類がこの消費社会にコントロールされているのです」
「残酷な競争で成り立つ消費主義社会で
『みんなの世界を良くしていこう』というような共存共栄な議論はできるのでしょうか?」
「私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。
 幸せになるためにこの地球にやってきたのです」と訴えかけました。

彼は大統領公邸には住まず農場の小屋に住み、
給料の9割は貧民に寄付し飛行機もエコノミークラスで出張した。

強く思います。
こんな指導者の端くれでもいい、この国の指導者に求められるのは。
大企業が儲からなくては国民の懐は潤わないと叫ぶ指導者とはまるで違います。
コメント (12)
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