野生の自然薯は落ちたムカゴが長い年月をかけて生長するのだが、
栽培自然薯は一年かけてムカゴから種イモまで育てます。
これを植え替え更に一年かけて食べれるまで育てます。
その際収穫しやすくするのと美形に育てるため薯が育つ容器を使うけど、
時々やんちゃな子がいて外れるのがあります。
こうなると土中深く下りていくので全部はまず掘れません。
昨日はこんな薯に遭遇です。

タコ8本、カニ10本には遠く及ばないが、
普段一本足なのだから4倍まで頑張ったのには褒めてあげよう。
しかしどうして4本も出来たのだろう。
初めは左の根が出ているところに種イモがあって、
そこから下へ伸びたのが黒っぽい部分です。
本来ならこの時点で容器の中へ入っていきます。
ただ入る直前に土中ですがマルチで容器を覆ってあり、
これを薯自体が破って行くんだが、
その力が無く容器の上で四方向へ枝分かれしたものと思われる。
不思議なのは分かれてから色白になっていること。
まともなのと比べるとこんな感じです。

薯の生命力に驚きの一コマでした。
これは使える?かだが、
色白部分を擦って灰汁が出なければ使えます。
< 暗闇で行き先知らず蛸足の薯 >