北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2020.3.7 『571m峰』(点名:遠幌加別) 思いがけない展望!
先週は重い雪に見舞われた。
それが山では更に量が増え、
スノーシューでの長い歩行が苦痛となるので、
また夕張に出かけて三角点を有する未踏峰を目指すことにした。
土曜の朝Hiromiを迎えに行き、
夕張に向かって車を走らせた。
そして夕張市南部地区より林道に入った。
そもそも何故ここが「南部」なのだろうか?
南北に長い夕張市の中にあって、
ここは中間よりむしろ北寄りだ。
9時05分、林道入口の除雪終点をスタート。
すぐ西側の広い尾根に取り付いた。
ただ雪がヤバイ!
心配した通り、
新たに積もった新雪が融け出して、
スノーシューのアイゼンばかりではなく、
フレームにまでダンゴ状態でこびりつく。
これがたまらなく不快だ。
重たくて重たくて、
数歩歩いてはスノーシューを裏返して、
ストックで雪ダンゴをつつき落とす。
ところが先を行くHiromi は、
全くそんな面倒な作業をする様子が見られない。
平然と先へ先へと尾根筋を登っていく。
Hiromi だってスノーシューの裏側が、
雪ダンゴ状態になっていないはずはない。
それにHiromi との間隔が開きすぎて、
写真を撮れなくなってしまうので、
大声を出してHiromi の足を止めた。
そして、「お前だって雪ダンゴつくべ?」
と尋ねると、
「えっ、そうかなあ?」。
全く気にも何もしていない。
「スノーシューの裏を見せてみれ」。
するとやはり同じように裏全体に雪ダンゴ。
「こんなダンゴつけて重たいべやあ!」
「なんも、気にするなあ」
さすが大物?
女豪傑??
そんな誠に力強いHiromi の先導で、
10時50分、三等三角点「遠幌加別」。
これは期待を遥かに超えるよいピークだった。
樹木が密生して視界が利かないと思っていたのに、
頂上部分は樹木がなくスッキリ!
初めて立つピークから眺める夕張の山々は新鮮だ。
そこから見渡せる山々は、
ほとんど登っており、
一つ一つその思い出が甦ってくる。
ところがそばに立つHiromi は、
何がなんだかさっぱり、といった様子。
それにしても素晴らしい晴天だ。
そんな天候にのせられて、
このあと西側に見えている『609m峰』(点名:北清水沢)を目指すことにした。
尾根続きと見てとれたので、
それを進んで行くが、
どんどん下っていく。
そしてあまりにも下り続けるので、
Co.400でやめて引き返すことにした。
ちなみにこのときに目指した『609m峰』は、
過去に北清水沢のワサビ沢から二度登っている。
12時ちょうど、再び「遠幌加別」。
このあと下りの途中で昼食。
そしてまた雪ダンゴを引きずって下り、
13時10分、駐車地。
時間はまだ早かったが、
雪ダンゴとの戦いで疲れて、
眠さをこらえて走った追分「ぬくもりの湯」そばで昼寝。
気持ちよく目覚めて湯に浸かり、
再び夕張に戻って「かんぱーい!!」