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2020.3.8『人漁山』(487m)  その標高に似合わぬ素晴らしい山

 

 昨日の日曜日は二週間前に挑んで失敗した、

『人漁山』に登ることにした。

失敗したままいつまでも放っておくのは落ち着かない。

 四等三角点を有する『人漁山』はマーメイドの「人魚」ではない。

読み方は同じでも字が違う。

どうして旧産炭地の山に「漁」と言う文字が使われたのか?

 6時45分、高速道路下の駐車地をスタート。

前回ハンターが入山していたので、

極力赤い服装とした。

全く車の通らない市道を500mほど滝の上側に進む。

そして高速道路の下をくぐるトンネルに入って尾根に取り付いた。

このトンネルは「トンネル」と言っていいのかどうかわからない。

ただ、その出入り口には「夕張13」と書かれたプレートが貼ってあった。

高速道路脇の急な取り付き点をよじ登る。

急な傾斜は長く続かず、傾斜が落ちるとトドマツの林となった。

この林の幹にはヒグマの爪痕が随分多い。

トドマツの幹に付けられた爪痕があちこちに見られる。

高速道路のすぐそばだというのにねえ。

Co.260で林道に出た。

この林道は地形図にも表れている。

林道を横断して正面の斜面を登った。

そして288mの小ピークから周辺を見回した。

曇り空だが視界は悪くないので尾根の様子を伺える。

どうもこの辺りは地形が複雑なため、

目で見て確認しないと落ち着かない。

ルートは地形図で予定した通りと決めたが、

若干のショートカットを加えることにして、

また先ほどの林道に降り立った。

そこからしばらく林道を進み、

ヘアピンカーブを越えた地点で急斜面に取り付き、

尾根の頭を目指した。

Co.400で尾根の頭に上がると、

西に目指す『人漁山』の頂上部が見えた。

あとは広い尾根を歩き、

目の前に見えている頂上を目指す。

そして最後は樹木がまばらとなった急斜面を登る。

この登りは背後に夕張市南部の風景が広がり出す。

誠にいい場面だ。

そんな風景を振り返りながら登りきると、

そこは頂上部の北の端で、

三角点のピークは南の端にあった。

8時55分、四等三角点『人漁山』

前日の「遠幌加別」に続き、

このピークも視界が開けて周囲の風景を楽しめた。

いい山じゃないか!

また必ず訪れることになるピークと確信した。

 下山はルートを変えた。

複雑な地形を少しでも多く確認しておきたい。

直線的なルート取りで尾根を下り、

また現れた林道を利用して下った。

その途中でHiromiが私を見て言った、

「腹のヒモねじれてるわ」

「腹のヒモ」って!?

皆さんおわかりになりますぅ?

私は腹部にヒモなんか巻いてませんからぁ。

Hiromiが言ってるのは、ザックのウエストベルトの事なんですよ。

2万円もするれっきとしたザックのウエストベルトを、

「腹のヒモ」なんていうのはコイツだけ!

いいザックがただの布袋と思わせる一コマだった。

 最後は高速道路をくぐるトンネルへ。

こちらは「夕張14」のプレートが貼られていた。

結果登りに使ったトンネルの一本北側のものだった。

あとは少々の徒歩で、

10時20分、駐車地。

この日も時間に余裕が出来た。

夕方訪れた「サイゼリヤ」は少し客がいた。

先週はほとんどいなくてシーンとしていたのだが、

だいぶ回復したようだ。

 

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