北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2020.3.29 『幌向岳』(836m) 万字側から登る
昨日の日曜日はHiromiの体調を見ながら、
『幌向岳』に登ることにした。
この山には東側の国道452号線から数回登ったことがある。
そして西の万字側からも登ってみたいという思いが湧き、
昨夏林道を伝って高度を上げ、
地形図に示されている歩行可能道を頼りに登ってみたが、
その歩道なり踏み跡なりは笹に埋没して廃道となっていた。
それでこの度改めて挑むことにした。
7時ちょうど、旧国鉄万字駅前の広い駐車場をスタートした。
この駅舎は現在郵便局に変わっていた。
スタートして5分も歩かぬうちに林道入口となる。
昨夏ここを訪れた時は草が茂り、
なんだか陰湿な感じであまり気が進まなくなったのを思い出す。
林道はまだ雪に覆われていたが、
下部では土が露出した場面もあった。
スタート時にツボ足で通せるかな?
と迷ったが、上部の雪質が不明なことと、
下山時に雪が腐り出すことに備えて、
スノーシューを背負ってスタートした。
しかしHiromiは一度もそれを使うことがなかった。
林道を歩くHiromiは速い。
まるで前日体調不良で登れなかったことへの、
仇討ちみたいな勢いで歩いていく。
私はそのスピードについて行けず、
Hiromiとの間隔がどんどん空いていく。
今回のルートは片道6.8kmのうち、
約5kmを林道が占める。
そして林道を歩いているうちは雪が締まって歩きやすい。
体重の軽いHiromiは実に軽快だ。
約5km歩いて徐々に高度を上げ、
8時45分、Co.640で林道を離れ、
広い尾根に取り付いた。
地形図で夏道が示されているのでそれに従った。
私はここでスノーシューを装着した。
足元が幾分雪に取られだしたためだ。
傾斜のゆるい広い尾根を登って行くと、
やがて登りきって尾根が細くなった。
ようやく山歩きらしくなった気がした。
この尾根から更に一段上に上がる前に、
一箇所クラスとした急登があり、
これを登るのにHiromiが苦労した。
体重が軽いので雪面にキックステップが効かない。
何とか踏ん張ってようやく登りきると尾根はまた広くなり、
正面に広い頂上部をもつ『幌向岳』が見えてきた。
天候は今週もまた晴天をもたらしてくれた。
進行方向左手には空知平野の風景が見え隠れする。
楽しく歩を進めて頂上部の基部に達すると、
細い白樺の林が美しい。
この白樺の風景は東側から登っても同様のものが見られる。
やがて白樺の林が切れると、
遮るもののない広い広い風景が広がる。
なんともうっとりさせられる風景を楽しみながら登り、
9時30分、二等三角点『幌向岳』。
頂上部がとにかく広いので、
三角点の位置からは下界の風景を望めない。
ただ少し北に移動すると夕張山地の雄大な風景が見渡せる。
そして南に移動すると夕張の山々がずらりと見渡せる。
う~ん、満足して下山だ。
毎週末晴れてくれて本当にありがたい
下山では登路で苦労した急な尾根で、
Hiromiが今度は下降に四苦八苦だ。
何とか滑り落ちずに下ったので、
「簡易アイゼンをザックに入れておけって言ったべ!?」、
「実は持ってきてるんだ」、
「だったら使えや!」。
何なんでしょうねえ・・・
10時15分、林道。
あとは淡々と下って、
11時15分、駐車地。
Hiromiの体調は完全に戻ったのか?
定かではないが、とりあえず夕方「サイゼリヤ」でカンパイ!