北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2020.3.14 『平岳』(621m)~『熊山』(723m)~『721m峰』 美瑛の西の端を歩く
今回の週末は木~金曜と雨が降り、
山のコンディションが気になった。
そのまま気温が下がらなければ、
雪がズブズブと腐った状態で、
とても長くは歩けない。
そんな気がかりを背負ったまま、
金曜の午後Hiromi を迎えに行って、
美瑛に向かった。
そして山あいのとあるところで車中泊。
土曜の朝、道々芦別~美瑛線の美瑛側ゲートに向かった。
この道々は冬期間通行止めとなっている。
地形図を眺めていると、
この辺りで面白そうな山が目についた。
『平岳』~『熊山』の両山は広い尾根で結ばれている。
そしてその尾根は芦別市と美瑛町の境界となっていた。
であるならその上を歩いてみようと思いついた。
7時15分、道々の冬季通行止めゲートをスタートした。
広い舗装道路の上を歩いていく。
辺りは伐採された広い地形が広がり、
初っぱなから気持ちよく歩ける。
道々を約800m ほど歩くと左にカーブする。
そこから舗装道路を離れて樹林に入った。
緩やかな斜面を登って行くと、
傾斜が徐々に増してやがて急登となる。
これを登りきって『平岳』かと思ったが、
そのピークは更に先にあった。
その名の通り平で広い頂上部は、
どこに三角点があるのかわからない。
それでGPSで確認すると、
最高標高点を越えて、
南側に少し下った地点にそれが存在した。
8時20分、三等三角点、『平岳』。
それから『熊山』を目指す。
ここからは広い尾根を北西に向かう。
その尾根幅が広くて、
端から端を確認できないところもある。
そんな広くて起伏のない尾根を歩きながら、
ふと思ったことがある。
広い尾根の上には芦別市と美瑛町の、
目には見えない境界線があるわけだ。
と言うことは、
歩きながら時には芦別市を歩いていたり、
美瑛町を歩いていたりするわけだ。
そんな境界線上にある尾根や稜線は、
どこにでもあるのに、
何故かこのときそんなことに思いを巡らせた。
広くて長く、起伏のない尾根を淡々と歩き、
傾斜が増してくると『熊山』は近い。
最後は尾根の幅がグッと縮まり、
9時40分、三等三角点、『熊山』。
ここまで樹木の多い中を歩き、
ほとんど視界が効かなかったのだが、
このピークは東側の樹木が切れて、
美瑛方面の視界が欲しいままだ。
この日はガスで見えなかったが、
それがなければ表大雪の素晴らしい展望台だ。
このピークで引き返す予定だったが、
尾根の更に先を眺めると、
次なるピークが見える。
地形図上の『721m峰』だ。
まだ時間が早かったので、
そこまで足を伸ばすのとにした。
この行程では木の間越しに芦別方面の風景が見えた。
一旦下って登り返し、
10時30分、『721m峰』。
その先は『留辺蘂山』へと続く。
思いの外視界が効かなかった『721m峰』を後にし、
気温が上がってベタつく雪の中を復路に着いた。
そして11時40分、『平岳』が近くなった頃に昼食とし、
あとは楽に下って道々に降り立った。
また広い道々を歩き、
12時40分、駐車地。
まだまだ余裕の時間なので、滝川まで走って入浴。
その後当別町の青山ダムに移動して車中泊とした。
カラカラの喉に流し込む“のどごし生”のうまいこと!