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2024.11.9 『鬼子』(オニコ・245m)  黄金に染まる広大なカラマツ地帯!

 11月の第二週土曜日の朝、

むかわ町で「至仁湾沢」に登った後、

道々「平取~厚真線」を厚真方向に戻った。

そして厚真町宇隆地区の手前で、

「石油の沢川」に沿って伸びる、

「幌内宇隆林道」に入った。

この林道は「姨失山」に登る際に利用する林道だ。

林道にはゲートがなく、

車を乗り入れられる。

しかしそれでは周辺の風景を楽しむことができないので、

2km弱入った地点を駐車地として、

徒歩でスタートした。

この林道は今夏も歩いており、

見晴らしの良い林道から、

広大なカラマツ林を目にしていた。

それでその時から、

晩秋にこの林道を歩き、

カラマツの紅葉(黄葉)を、

歩きながら楽しもうと決めていた。

 林道脇の駐車地をスタートして間もなく、

重機が停まっていた。

どうやら周辺で伐採作業が行われているようだ。

ただこの日は作業を休んでいた。

林業もようやく土曜日も休日となったか。

そうしなければ、

新しい働き手が得られない現状がある。

今は若い働き手の意欲を高めるのに、

週休二日は必須条件だ!

 林道周辺は広葉樹の紅葉の名残が見られ、

なかなか雰囲気がいい。

時折伐採用の重機や、

伐採現場が現れた。

そして「立入禁止」のロープが!

何の意味でそこにロープが張られるのかわからないが、

伐採作業に関係があるとしたら、

この日は作業を休んでいたため、

ロープが外されていたのか?

立入禁止の最中でなくてよかった。

そしてこのロープを越えると、

黄色く色付いたカラマツが姿を現し始めた。

色もよくちょうど見ごろの時期に、

ピタリと当てることができた。

その後は樹林帯を抜けた林道から、

広大なカラマツの美しい林を見たい放題だ!

とにかく見渡す限り、

カラマツしか生えていない。

昔は様々な木々が自生していたのだろうが、

厚真町が林業に力を注ぎ、

伐採して次々とカラマツを植林して行った。

この風景を眺めると、

厚真町の林業に対する意気込みが伝わってくる。

 林道がそろそろ最高標高を迎え、

前方で厚真町幌内地区に向かって下降しだすころ、

目の前の高みに四等三角点「鬼子」のピークが見える。

しかしこの日はそこに立つのを省略。

過去に二度標石を確認している。

すぐ復路に入った。

するとHiromiが道端に紫色の実を発見!

これはいったい何だい?

その周囲を見回しても、

他にはなくこれ一本だけだった。

こんな実を見たのは初めてだった。

 復路では下降しながら、

再びカラマツの輝く風景を楽しんだ。

ただ、この行程では、

結局青空が広がることはなく、

青空と黄金色のカラマツが織りなすコントラストを、

十分楽しむことができなかった。

青空と陽の光というのは、

本当に大切なものだ。

カラマツは期待通りだったが、

短いシーズンの中で、

ちょっと不完全燃焼的な感覚が残ってしまったので、

もう一座に登って帰ることとし、

駐車地に戻ってすぐに移動を開始した。

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