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2024.11.4 『道有林』(163m) 胆振東部地震の爪跡がそのままに!

 11月の三連休最終日は、

昼前から雨が降り出す予報だった。

また、この前日厚真町で「姨失山」に登り、

無数の地震崩壊地を目にしたことで、

更にそんな崩壊地を巡りたくなり、

安平町に向かった。

そして「瑞穂ダム」に行き、

湖岸林道を走って進み、

ダム横のゲートから2km弱の地点で、

右手の作業道に入った。

作業道に入るとすぐに駐車スペースがあったので、

これを起点に歩き出した。

この日はここからすぐそばの四等三角点に登った後、

下って地震崩壊地を巡ることにした。

 歩き出すとすぐ、

作業道が決壊していた。

この作業道は6年前の「胆振東部地震」の後、

一帯の災害復旧工事と、

地震崩壊で発生した大量の倒木を処理するべく、

付けられたものだが、

既にまた決壊とはキリがない。

ただ、この奥の谷間は、

地震で流出した大量の流倒木群が、

きれいに片付けられていた。

 作業道が決壊した地点から斜面に取り付いた。

地震による崩壊で地肌が露出した斜面には、

雑草が生え植樹されていた。

また緑の斜面が復活することを願う。

 斜面から小尾根に取り付き、

少々の登りで四等三角点「道有林」。

登ってきた方とは反対側の、

東の縁に行くと、

そちらも崩壊斜面が広がっていた。

その後西側の斜面を下って、

一旦作業道に下りた。

そして今度は対岸の崩壊地へ足を踏み入れた。

沢地形の斜面は両側が崩れ落ち、

6年を経過した今も、

地肌がそのままで、

地震がもつパワーが感じられる。

この広大な斜面が、

一瞬にして崩れ去ったのだ。

 沢地形の最上部まで登り、

この地形を対岸に渡って、

ほぼ一周する形で下った。

沢地形の上部からは、

作業道を挟んで向かい側に、

直前に登った「道有林」が見えていた。

また、崩壊斜面をトラバースしながら下降していると、

登り行くヒグマの足跡と交差した。

身の隠しようのない広い斜面を、

ヒグマが歩くこともあるんだなあ。

 再び作業道に戻り、

今度は作業道を歩いて奥へと進んでみた。

するとそこには地震の崩壊斜面が次々に現れる。

沢筋の平たんな部分は、

大量に堆積したであろう、

流倒木がすっかり片付けられていたが、

沢地形の奥を覗き込むと、

樹木が根元の土砂ごとずり落ちた姿が、

今も尚そのまま残っていた。

ここでは6年前の地震で崩壊した風景がそのまま見られる。

貴重な光景をカメラに収めながら見て歩く。

 作業道は途中で消失したので、

広い河原を歩いて奥へと進んだ。

そして最奥に至るころ雨が落ちてきた。

そこで本降りになる前に駐車地に戻ろうと、

引き返すことにした。

しかし雨は次第に強くなり、

駐車地に着くころにはほぼずぶ濡れ。

予報より少し早い雨だった。

狭い車内でなんとか着替えを済ませて帰途に着いた。

途中の田園地帯では、

南へ飛んで行く渡り鳥が、

しばし羽を休めている姿を目にした。

そしてこの日目にした地震崩壊地の姿は、

決して忘れることがない。

 

 

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2024.11.4 『道有林』(163m)  今も尚姿をとどめる地震崩壊地!

 11月の三連休最終日は、

昼前から雨が降り出す予報だった。

また、この前日厚真町で「姨失山」に登り、

無数の地震崩壊地を目にしたことで、

更にそんな崩壊地を巡りたくなり、

安平町に向かった。

そして「瑞穂ダム」に行き、

湖岸林道を走って進み、

ダム横のゲートから2km弱の地点で、

右手の作業道に入った。

作業道に入るとすぐに駐車スペースがあったので、

これを起点に歩き出した。

この日はここからすぐそばの四等三角点に登った後、

下って地震崩壊地を巡ることにした。

 歩き出すとすぐ、

作業道が決壊していた。

この作業道は6年前の「胆振東部地震」の後、

一帯の災害復旧工事と、

地震崩壊で発生した大量の倒木を処理するべく、

付けられたものだが、

既にまた決壊とはキリがない。

ただ、この奥の谷間は、

地震で流出した大量の流倒木群が、

きれいに片付けられていた。

 作業道が決壊した地点から斜面に取り付いた。

地震による崩壊で地肌が露出した斜面には、

雑草が生え植樹されていた。

また緑の斜面が復活することを願う。

 斜面から小尾根に取り付き、

少々の登りで四等三角点「道有林」。

登ってきた方とは反対側の、

東の縁に行くと、

そちらも崩壊斜面が広がっていた。

その後西側の斜面を下って、

一旦作業道に下りた。

そして今度は対岸の崩壊地へ足を踏み入れた。

沢地形の斜面は両側が崩れ落ち、

6年を経過した今も、

地肌がそのままで、

地震がもつパワーが感じられる。

この広大な斜面が、

一瞬にして崩れ去ったのだ。

 沢地形の最上部まで登り、

この地形を対岸に渡って、

ほぼ一周する形で下った。

沢地形の上部からは、

作業道を挟んで向かい側に、

直前に登った「道有林」が見えていた。

また、崩壊斜面をトラバースしながら下降していると、

登り行くヒグマの足跡と交差した。

身の隠しようのない広い斜面を、

ヒグマが歩くこともあるんだなあ。

 再び作業道に戻り、

今度は作業道を歩いて奥へと進んでみた。

するとそこには地震の崩壊斜面が次々に現れる。

沢筋の平たんな部分は、

大量に堆積したであろう、

流倒木がすっかり片付けられていたが、

沢地形の奥を覗き込むと、

樹木が根元の土砂ごとずり落ちた姿が、

今も尚そのまま残っていた。

ここでは6年前の地震で崩壊した風景がそのまま見られる。

貴重な光景をカメラに収めながら見て歩く。

 作業道は途中で消失したので、

広い河原を歩いて奥へと進んだ。

そして最奥に至るころ雨が落ちてきた。

そこで本降りになる前に駐車地に戻ろうと、

引き返すことにした。

しかし雨は次第に強くなり、

駐車地に着くころにはほぼずぶ濡れ。

予報より少し早い雨だった。

狭い車内でなんとか着替えを済ませて帰途に着いた。

途中の田園地帯では、

南へ飛んで行く渡り鳥が、

しばし羽を休めている姿を目にした。

そしてこの日目にした地震崩壊地の姿は、

決して忘れることがない。

 

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