北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2025.1.19 『鳩ノ巣山』(622m) 眺めの良い西尾根を登る
最近はHiromiに色々事情があって、
同行する機会が少なくなってしまったが、
先日の日曜日は、
久しぶりに同行登山となった。
そしてこの日は夕張で活動しようと言うことにし、
朝夕張に向かった。
この朝まだ夜が明けきらないうちに家の外に出ると、
気温が-12℃。
これは我が家の庭では今季の最低気温だった。
ところが江別市から隣りの南幌町に入ると、
-21℃!
更にその隣の長沼町に入ると、
-23℃まで下がった。
今季に入って初めてこの辺りの気温を気にするようになったが、
全くよく冷える地域だ。
夕張市に入って、
一旦沼ノ沢地区から『鬼首山』に登ることに決めたのだが、
素晴らしい青空の下、
日陰一辺倒の登りとなる『鬼首山』を敬遠し、
『鳩ノ巣山』に切り替えた。
そして夕張市鹿の谷山手町で、
細い市道に入って行った。
それは旧夕張北高校の、
ちょうど裏手に当たり、
古い市民スキー場があったところとなる。
そこには毎冬タイヤショベルで、
雪を押し付けたところが数カ所あり、
いずれもよい駐車スペースとなっている。
そんな中で旧市民スキー場の前を駐車地とした。
そして旧スキー場を登って、
『鳩ノ巣山』西尾根の、
ほぼ末端に取り付いた。
ここから西尾根を忠実に辿って『鳩ノ巣山』に至る。
この前日江別市に大雪をもたらすはずだった雪雲が、
実はこちらに流れてきたようで、
新雪がたっぷりと降り積もっていた。
こりゃあラッセルが大変だ!
しかし、久しぶりに会ったHiromiは、
相変わらず元気いっぱいで、
どんどん前でラッセルをして進む。
そしてちょっと立ち止まったひょうしに、
私がラッセルを代わろうと、
前に出て進んでいると、
すぐ後ろに着いて抜き返し、
再びラッセルを買って出る。
これは自らの体力向上を意識しているだけではなく、
この年寄りを気遣ってくれているのだ。
誠にありがてぇ~
尾根はアップダウンを繰り返しながら、
徐々に高度を上げて行く。
風邪をひいて一週間ちょっと。
ようやく喉の痛みが癒えたものの、
なかなか咳が止まらない私は、
ひじょうに呼吸が荒くてきつい。
それで立ち止まり、
アミノバイタルを飲む場面も。
これがよく効いてくれて、
すぐに呼吸が楽になった。
いくつものアップダウンを繰り返し、
標高が500mに達すると、
目の前に純白の大斜面が現れる。
これを登るのには十分注意が必要だ。
強い西日に照らされた斜面は、
固い層の上に新雪が降り積もっている。
表層雪崩が考えられる。
そこで極力斜度が緩い部分を登り、
正面左手の白樺の中に入った。
そこまで登ると安心!
あとは雪が降り積もった針葉樹の塊を目指してひと登り。
『鳩ノ巣山』のピークはこの奥の平たんな地形の中にあるが、
この日は呼吸がひどく苦しかったので、
「マウントレースイスキー場」が見えるところでやめた。
上から眺めるスキー場は、
なんだかガラガラに空いて見えた。
一旦閉鎖したのち、
外国資本で再開されたスキー場だが、
客は思うように取り込めているのだろうか?
下山は西尾根をそのまま下った。
ふかふかの新雪は、
登りがきついものの、
下りだと気持ちがいい。
そんなふかふかの下りをHiromiが特に好む。
ただ、下山での登り返しがけっこうあり、
それはそれで大変きつい!
尾根の途中で昼食とした。
そして再び下って駐車地へ。
このところまともな山行ができていなかったHiromiが、
大変満足そうに、
「楽しかったなあ!
やっぱり鳩ノ巣山はいいなあ!」。
それはようございました~