北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2025.1.2 『八ツ瀬』(ヤツセ・221m) 雪の崩壊地で始動!
2025年の活動は1月2日から。
これは毎年恒例だ。
31日~元旦は家族と過ごすことにしている。
昔はそんなこと関係なく、
年末から出かけて年を越して、
車中泊をしながら山を登り歩いていた。
今15歳になった孫が生まれてから、
年末年始の二日間は家にいるようになった。
2日の朝Hiromiを迎えに行くと、
我が家の庭で-8℃だった気温が、
Hiromiのところで-14℃!
更に車を走らせて、
厚真町に入ると-19℃まで下がった。
本当に寒い日が続く。
2日は天気予報で日本海側がほとんど雪。
晴れるのは札幌市周辺だけとのことだった。
それで雪雲から逃れるべく、
厚真町へと向かった。
そして高丘地区に入り、
「ヤチセ沢川」に沿って伸びる林道に入った。
昨秋もここを訪れたのだが、
林道奥で何らかの工事が行われていることを察知し、
遠慮して入って行くのを中止した。
しかしこの時は正月なので、
全ての工事が休止しているはず、
と読んで林道に入って行った。
すると重機が停められており、
工事は休止していた。
どうやら6年前の「胆振東部地震」で消失した、
林道の復旧工事が始まったようだ。
もともとそこには林道が走っており、
それは地理院地図にも記されている。
前回そこを訪れた時と同じ場所を駐車地とした。
それがたまたま重機のすぐ前だった。
そしてすぐ目の前の急斜面に、
ツボ足で取り付いた。
スノーシューを装着するか、
或いは背負ってスタートするか、
ちょっと迷ったが、
試しに車の周りを歩いてみて、
ツボ足で大丈夫と判断した。
この雪の少なさがこの地のいいところでもある。
雪をかぶった急斜面は、
地面が固く凍ってよく滑る。
それを一歩一歩スリップに耐えながら登った。
そしてこれを登りきると、
前方に広い崩壊斜面が現れた。
積雪の崩壊斜面が美しい。
その崩壊斜面を登りきると、
北向きの尾根筋が現れ、
それにのる予定だ。
崩壊斜面はけっこう斜度があるので、
やはりスリップに耐えながら、
一歩一歩登った。
Hiromiが相変わらず元気よく、
どんどん先を行って尾根上の藪に消えた。
尾根上にのると、
あとは忠実に尾根筋を辿って行く。
この尾根筋を歩きながら目にする風景が美しい。
冬の崩壊地もいいものだ。
時折作業道が現れるが、
長くは続かず崩壊地に飲まれる。
作業道はズタズタに寸断されている。
そんな斜面には必ずエゾシカの踏み跡が残されている。
エゾシカというのは不思議なもので、
人が歩きたいと思うところを忠実に歩いている。
尾根と作業道をつなぎながら歩を進め、
最後は笹の尾根を登る。
すると以前そこにはなかった、
新しい作業道が現れる。
これにのったその先に目指すピークだ。
四等三角点「八ツ瀬」。
このピークに立つのはたぶん6度目になると思うが、
いまだに標石を目にしていない。
いくら探しても見つからなかった。
下山は引き返すことなく、
ピークを越えて下降する作業道を、
少し下った地点で崩壊斜面に出た。
そしてそれを下っていく。
斜面から河原に下り、
広い河原を歩いて行く。
そこで昼食とした。
空腹を満たした後は、
再び河原を歩き出すが、
小沢が「ヤチセ沢川」に合流すると、
間もなく重機が現れ、
林道工事の現場に出くわした。
あとは整地された林道上を楽々歩いて駐車地へ。
2025年の始動は、
素晴らしい好天の中で、
いい風景を眺めることができた。
今年も大いに楽しもう!
怪我しないでねえ・・・