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2020.6.6 『於兎牛山』(392m)~『クオベツ山』(506m)  「teamY澤」とともに林道歩き22km

 1週間前に『神居尻山』頂上で出逢い、

私が卒業した高校の後輩だと判明したY澤から、

つい最近ラインが入り、

今週末はどこに登るのかと尋ねてきた。

それで私が『クオベツ山』に登ると伝えると、

「そこ今年の予定に入ってました」と返ってきたので、

「それじゃあ一緒に登ろうか?」と言うことで話しがまとまった。

その「teamY澤」には他に、

先日のシケと初対面となるMeguが同行するとのこと。

土曜の朝、由仁町のJR川端駅で合流することにした。

彼らは旭川や深川から遠路をやってくる。

 土曜の朝、Hiromiと川端駅で、

「teamY澤」の到着をのんびり待った。

そして7時40分、彼らはやってきた。

すぐにクオベツ林道入口へ移動。

8時05分、林道ゲートそばの駐車地をスタートした。

5人もの人数で山に入ることなぞ、

私には随分長い間なかったことだ。

5人のうち女性が3人ともなると、

なんとも賑やかで祭りのよう。

ぺちゃくちゃと会話が弾み、

歩行速度が上がらないので、

Y澤がスピードを上げるようハッパをかける。

 8時25分、「クオーベツ貯水池」。

この貯水池の少し手前で東側の斜面に取り付く。

そこには古い作業道があり、

ショートカットできる。

この作業道は昨秋Hiromiと『於兎牛山』に登った際、

下山に利用したものだ。

古い作業道を伝って標高差100mを稼ぎ、

Co.220で上部の正規林道に上がった。

そして1kmほど林道を歩いて、

『於兎牛山』に続く尾根に取り付いた。

踏み跡がはっきりしている尾根筋を進み、

9時10分、三等三角点「於兎牛山」

今日は賑やかな記念撮影だ。

まだまだ先が長いので、

早々にピークをあとにする。

尾根から急斜面を下って林道に下り立つ。

と、ここでHiromiとシケが下りてこない。

しかし二人の声は聞こえる。

その声の方に注意すると、

どうやら踏み跡を間違った方に下ったようだ。

Y澤が大声で二人に「そっちは違う!」と声をかける。

私が二人が下りてくるであろう地点に歩き出すと、

今度はY澤が「カメラ落とした」と言い出した。

どこにでもこういう奴はいるもんだ。

私が下りてくる二人のそばに行く間に、

Y澤はカメラを探して再び登り返していった。

その後無事林道に下りたHiromiとシケを確認し、

女性3名を林道に残して、

私もY澤の後を追って登り返し、

ゆっくりカメラを探した。

そしてピークが近くなった頃、

ピークでカメラを発見したY澤が戻ってきた。

まずはよかった、よかった!

 さて、長い林道歩きはこれからが本番だ。

しかし木々には若葉が生い茂り、

辺りは美しい緑、緑!、緑!!

その中を尽きることのない会話を続けながら歩く。

会話は女性3人だったり、

5人が入り混じって2人ずつに分かれたりと、

パターンが自然に変わって行く。

進む林道には地形図にはない作業道が、

次から次へと現れる。

ただ進路の判断に困惑するようなものはなく、

至ってスムーズに進むことができる。

そんな林道でY澤が「いい山だ」を連発する。

長い長い林道歩きも、

いいだけおしゃべりして歩いていると、

そう長くは感じないもので、

気がつけば既に『クオベツ山』直下の東斜面を歩いていた。

Y澤がGPSを確認して「ピークはこの上だ」と言う。

それで薄い藪を越えてピークに上がろうとするが、

そこで私には昨年ここを訪れた記憶が蘇っており、

進行方向に林道分岐があり、

分岐からピークそばまで林道が続いていることを告げる。

この分岐から左に「クオベツ林道」を下降していくと、

道々夕張~厚真線に至る。

昨秋Hiromiと紅葉を楽しみながら、

これを登ってきた。

また分岐を右手に登りゆくと、

間もなく『クオベツ山』であり、

その先は「タモの沢林道」が続き、

「クオーベツ川」に沿う林道に下る。

 12時ちょうど、二等三角点「九尾別山」

スタートから約4時間を要した。

記念撮影をし、笹はダニがひどいので、

林道に戻って昼食とした。

私とHiromiはいつものようにラーメンだが、

「teamY澤」の面々はナッツ類やスウィーツを食べていた。

更にY澤のスウィーツがまたすごい。

その量も質も!

山の中でシュークリームその他の、

ちょっと高そうな甘味をおいしそうに頬張っていた。

 下山は「タモの沢林道」を下り、

「クオーベツ貯水池」を起点に周遊する。

そしてまたペっちゃくちゃおしゃべりを続ける。

たまには「ワラビでしょ、ワラビでしょ」と、

口ずさみながらワラビ採り。

膝の調子が思わしくないY澤が、

この長い林道歩きに早く終止符を打つべく、

独り先へ先へと急ぐ。

あとのみんなは相変わらず、

ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ!

おかげでシケのことや、

この日が初対面のMeguのことも随分理解できた。

久しぶり、あるいは初対面の仲間との山行には、

ちょうどよい林道歩きであったと自負する。

楽しくおしゃべりを続け、

14時35分、再び「クオーベツ貯水池」。

ここで一周したことになる。

14時55分、駐車地。

歩行距離22kmの長いが、大変楽しい山行であった。

ここで「TeamY澤」とは別れ、

追分で入浴して夕張へ。

夜半から予報にない霧雨が続き、

今朝になってもぐずついた状態だったので、

予定を変更して『冷水山』に登り、早々に帰宅した。

長かった休みも終わり、

私もいよいよ明日は出勤だ。

ただその前に「サイゼリヤ」へGO!

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2020.6.4 「馬追」(202m)  こんなところにエゾカンゾウ!

 

 今日はいつものように「長沼スキー場」でトレーニング。

スキー場の斜面は傾斜があって、トレーニングに最適だ。

ピークには三等三角点「馬追」がある。

この斜面を何度も登り返す。

それは結構な負荷がかかるだけではなく、

同じところを何度も登り返すことへの苦痛に耐えることにより、

メンタルトレーニングにもなると考えている。

そんなトレーニングを長年続けてきたが、

ここ長沼スキー場でそれを求めたのは、

つい先シーズンからだ。

先シーズンは一人で草を踏みつけ、

滑走斜面にくっきりと踏み跡をつけた。

しかし一人では草が生い茂る勢いに勝てず、

なかなかそれを維持することが難しかった。

それで今シーズンは草刈りをしている。

Hiromiが仕事帰りに寄って登るようになったし、

私もコロナ騒動で長い休暇となり、

十分な時間を確保することができた。

そんなトレーニングの今日、

スキー場の中央付近に黄色いものが見えた。

これまで目にしたことがなかったものであり、

「もしや」と思い近付いてみると、

やはりそう、「エゾカンゾウ」だ。

なんで!?

山に咲くエゾカンゾウが、

何故こんなちっぽけなスキー場に咲いている?

いやあ驚いた!

辛いトレーニングも癒されたあ・・・

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2020.6.3 『樽前山・西山』(994m)~『東山』(1,022m)~「932mP」  シシャモナイより20km歩行

 今日はMachiko と『樽前山』へ。

シシャモナイ(支寒内)から登りたいと言う、

Machiko の希望を叶えることにした。

ただ昨日の朝までは雲が多い予報だったため、

別の山に登る予定でいた。

そして私が家を出る夕方になって、

予報が快方に向かったので、

急ぎMachiko に変更を伝えた。

そして早起きと起きてすぐの運転が嫌な私は、

昨日の夕方支笏湖のシシャモナイに入り、

一人ゆっくりと酒を楽しんだ。

 今朝目覚めると、

新緑の奧に見える空が青い。

いい天気じゃないかあ!

土壇場で変更してよかった。

そして7時近くにMachiko がやって来た。

毎年必ず登っている『樽前山』だが、

私はもう長い間このルートからしか登っていない。

7合目の駐車場から最期に登ったのは、

おそらく10年以上前のことだろう。

7合目は人や車が多すぎて、

とんと足が向かなくなってしまった。

  7時20分、シシャモナイの林道ゲートをスタート。

これまで歩いてきた山々同様、

ここも新緑が美しい。

まるで緑のトンネルをくぐっているようだ。

そんな美しく飽きない林道を歩いて行くと、

一昨年の台風で発生した、

凄まじい数の倒木群に行く手を阻まれる。

その後それを回避するべく、

藪に入って大きく迂回していた。

ところが今日は前を離れて歩いていたMachikoが、

倒木群の中にどんどん入って行く。

そのうち行く手を阻まれて戻ってくるだろう、

と思っていたが戻っては来ない。

それで着いていってみると、

苦労はするものの、

どうやらこうやら通過することができた。

よく見るとじゃまで通行が不可能な箇所の枝が、

ノコギリで切り払われていた。

どなたかのご尽力によるもので、

大変ありがたく通過させていただいた。

その後コケの美しい樹林帯を抜け、

8時30分、溶岩台地。

そして目の前に溶岩ドームがドーンと現れる。

その角度から目にする初めての光景に、

Machikoは感動しきり。

「連れてきてよかった」と思える瞬間だ。

あとはほぼ一直線に外輪山へ向かう。

このルート中では外輪山への登りが一番きつい。

Machikoが遅れながら奮闘する。

9時30分、外輪山北の縁。

ここから振り返る支笏湖や『風不死岳』の風景が美しい。

きついノルマで熱くなった身体を、

心地よい風が冷やしてくれる。

ウィークデーなので人が少なくていい。

楽しく歩き、そして登り、

9時55分、『西山』。

記念撮影はMachikoにポーズを任せるが、

どれも65歳にはふさわしくない。

 『西山』から下りだすと、

溶岩ドームと『東山』が並んで見える。

私はこの雄大な風景が大好きだ。

ただこの頃になると西風が、

かなり強く吹き出したので先を急ぐ。

雄大な風景を眺めながら歩き、

10時45分、『東山』。

ここでもカメラの三脚を立てられないくらいの風が吹いていた。

『東山』からは「932mP」へ向かう。

この辺りの風景もいい。

東の真下には7合目登山口の駐車場が見えている。

山中には人がまばらだというのに、

7合目の駐車場は車がいっぱいだ。

やはりあそこには足が向かない。

もう二度と行くことはないかもしれない。

 「932mP」へは外輪山を北の端で外れ、

広々とした風景を眺めながら稜線を歩いていく。

急登だが見た目ほどは時間がかからない。

トントコ登って、

11時30分、「932mP」。

これで予定の縦走を締めくくる。

あとは下るだけ。

「932mP」から戻って、

外輪山とのコル近くで登山道を外れる。

そして外輪山の北斜面をトラバースしながら下り、

登路で使った踏み跡に当てた。

そこで昼食だ。

 昼食後はただ淡々と下った。

前を行く私に離れて着いてくるMachiko。

従って話しをすることもない。

なんだか昔の私とHiromiを思い出してしまった。

「いつもこうだったなあ」と。

14時ちょうど、駐車地。

全行程20km。

今日も楽しかったわあ~

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2020.5.31 『381m峰』(点名:柳沢)  旧産炭地の風景を楽しむ

 日曜の朝は夕張の真谷地で目覚めた。

緑に包まれた良いところだ。

そして快晴の朝!

これでもう3日連続の快晴だ。

こんなことがこれまでにあっただろうか?

 この日の山登りはToshiの実家(今は住んでいない)の裏山だ。

今年の4月、この北側にある「真谷地炭山」(463m)に登ったとき、

上部から真谷地の南側の風景を目にした。

そして即虜になり、いつか足を踏み入れてみようと決めた。

遠望ではあったがそこには、

まるで整備された公園のような景観が広がっていた。

それを帰宅して調べてみると、

付近に三角点を有する山があることがわかった。

 7時前に麓の駐車地をスタート。

すぐ夕張市リサイクルセンターの敷地を通らせていただき、

南側の古い作業道に入る。

作業道はいくらも進まぬうちに崩壊して、

どこが道だかわからなくなった。

しかしそれを過ぎるとまた作業道が現れた。

ただそれも長くは続かず、

すすきが生い茂る湿地に飲み込まれてしまった。

そしてそれまでの景観観察で気付いた。

真谷地のボタ山だと思って足を踏み入れたところだが、

露頭炭の採掘現場だったのだ。

進行方向左手と右手の山並みは、

かつてつながって一つの山を形成していた。

それを北側から掘り進み、

石炭を採掘して運び出した結果、

山の間に広いくぼみができたのだ。

ということをHiromiに説明してやるのだが、

分かってんだかどうだか・・・

それにしても素晴らしい景観だ。

広いところ大好き人間の私にとっては、

この上ない風景と言える。

そんな素晴らしい風景を見ながら、

Hiromiと歩き回った。

そして一旦東側の上部に上がって、

西側の山並みを眺め、

下って今度は西側の高みに登って東側を眺めた。

どちらをとっても雄大で素晴らしい景色だ。

そんな見事な風景を眺めたあとは、

西側の樹林帯に入って三角点を目指す。

笹は最初薄かったが、

CO.380を越えるとフツーに濃くなった。

それでも進行を遮るものではないため、

強引に押しのけて進む。

そして四等三角点「柳沢」

美しい緑の若葉に覆われたピークで、

木の間越しに沼ノ沢の辺りの風景が見える。

いつものように三角点の標石周りをきれいにした。

その後また広い世界に戻り、

快晴の中の雄大な風景を見ながら下山。

帰宅後は「サイゼリヤ」へ。

長いこと営業を自粛していた「サイゼリヤ・新さっぽろ店」が、

ここにきてようやく営業を再開した。

久しぶりのマグナム(白ワイン1.5ℓボトル)を飲んで満足!

 私はこのブログ記事を綴っている今日から出勤予定だったが、

先週の木曜日に林道を歩いているとき会社から電話が入り、

仕事がないため更に1週間の休暇を告げられた。

休みならいくらでもOKです。

与えられた時間は決して無駄にいたしませんので・・・

 

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