平標山スキー
2013年03月17日(日)
メンバー:Nak
コースタイム:
R17火打峠(06:15)-河内沢・ヤカイ沢出合(06:45)-左岸支尾根末端(1352m, 08:04)アイゼン装着-左岸主尾根(1700m,09:00)-国境稜線(1872m, 09:30)-平標山(1992m,09:50)ー滑降開始(10:45)-左岸主尾根分岐(1873m,10:51)-左岸主尾根から左岸側斜面へ(1615m,11:28)-ヤカイ沢主流からの雪崩デブリわき(1393m,11:33)-河内沢出合(11:50)-R17(12:10)
急遽、時間があいて晴天も期待できそうなので、山スキー定番の平標山へ行くことにしました。深夜登山口につくと、結構強風で雪も舞っている。本当に明日晴れるのでしょうか?
はてさて、日が変わり今日は雪面が固いこともありトレーニングとしてずっとスキーを担いで登ることにする。左岸北西尾根末端付近からはアイゼンを装着する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/6c/a74d15233345de78105825e5da882a8b.jpg)
山頂からの沢とその一本南側には雪崩堆積物が1400m付近まで到達している。
ヤカイ沢左岸の広い台地でシール登行している人たちに追い抜かれる。雪面が硬くてラッセルがなくてもやはりシール歩行のほうが早いのか、それとも私が亀なのか? 標高1400mあたりでシールの人たちがスキーアイゼン(クトー)をつけたりして手間取っているのに一旦追いつく。でも頑張れたのはココまでだった。久々にアイゼンで登ると、スキー登行とは使う筋肉がまったく違うようでふくらはぎに乳酸が溜まってくる。左岸尾根主稜線に達するあたりでシール登行の人たちに追い抜かれてしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/2e/563d2f1fb4f72ff819efa1e96338c193.jpg)
背後には、苗場山がよく見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/d0/d026eb0aba4d400b83664e352c5af7ec.jpg)
左岸尾根主稜上に上がったところ、国境稜線に合うところまでは北側がササやブッシュ、南側がクレバスのため、ルート幅はとても狭くスキー滑降には向かない状態だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/a3/293a7d5f4d24c51d3f54927fde52bdca.jpg)
国境稜線で平標山の家からのルートと合流する手前、大きな積雪の裂け目ができている。
国境稜線に出ると、風下の東側が緩く広がっていてスキー向きのルートになる。風が強く作業手袋だけだと手が凍えそう。
山頂は強風でとても休める状況ではなかった。山頂から北側や東側へ少し下ってみて風当たりの弱いところを探してみるが、どこも強風で斜面はカリカリになっていて落ち着けない。雪の状態がよければ、平標沢側へトラバースして二居へ降ろうかと考えていたが、あっさり諦める。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/6f/25c560b32dbda23a211743f7267768eb.jpg)
仙ノ倉山方面を眺める。
山頂から南へ30mほど下ってスコップでバケツを掘ってようやく休憩する。このように風が強くては昼になっても雪面が緩むのを期待するのは無理だろう。南向き斜面がわずかにフィルムクラスト化してきたようなので、往路を滑走して戻ることにする。左岸尾根に入って最初は左がクレバス右がブッシュのため横滑りを多用する。1700m付近から右側へヤカイ沢支流へ落ちるやや急な斜面に入ってみた。ガリガリのアイスバーンとパックされた浅い新雪が入り混じっている。柔らかいところを探して右往左往しながら滑る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/8b/d9fa1f842dd57e88be1363b5ebcc1fa2.jpg)
1400m付近、デブリはこんな様子です。
台地の1300mぐらいになると雪は重く腐ってくる。あとは怪我しないようにのんびり下るのみ。風もなく暖かいのでゆっくり休憩する。山を眺めながら、時間を見つけて思い切ってやってきて良かったと思う。人が多くて未知のルートを探す面白さや緊張感はないのだけど、コンパクトで良いルートだと思う。
2013年03月17日(日)
メンバー:Nak
コースタイム:
R17火打峠(06:15)-河内沢・ヤカイ沢出合(06:45)-左岸支尾根末端(1352m, 08:04)アイゼン装着-左岸主尾根(1700m,09:00)-国境稜線(1872m, 09:30)-平標山(1992m,09:50)ー滑降開始(10:45)-左岸主尾根分岐(1873m,10:51)-左岸主尾根から左岸側斜面へ(1615m,11:28)-ヤカイ沢主流からの雪崩デブリわき(1393m,11:33)-河内沢出合(11:50)-R17(12:10)
急遽、時間があいて晴天も期待できそうなので、山スキー定番の平標山へ行くことにしました。深夜登山口につくと、結構強風で雪も舞っている。本当に明日晴れるのでしょうか?
はてさて、日が変わり今日は雪面が固いこともありトレーニングとしてずっとスキーを担いで登ることにする。左岸北西尾根末端付近からはアイゼンを装着する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/6c/a74d15233345de78105825e5da882a8b.jpg)
山頂からの沢とその一本南側には雪崩堆積物が1400m付近まで到達している。
ヤカイ沢左岸の広い台地でシール登行している人たちに追い抜かれる。雪面が硬くてラッセルがなくてもやはりシール歩行のほうが早いのか、それとも私が亀なのか? 標高1400mあたりでシールの人たちがスキーアイゼン(クトー)をつけたりして手間取っているのに一旦追いつく。でも頑張れたのはココまでだった。久々にアイゼンで登ると、スキー登行とは使う筋肉がまったく違うようでふくらはぎに乳酸が溜まってくる。左岸尾根主稜線に達するあたりでシール登行の人たちに追い抜かれてしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/2e/563d2f1fb4f72ff819efa1e96338c193.jpg)
背後には、苗場山がよく見える。
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左岸尾根主稜上に上がったところ、国境稜線に合うところまでは北側がササやブッシュ、南側がクレバスのため、ルート幅はとても狭くスキー滑降には向かない状態だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/a3/293a7d5f4d24c51d3f54927fde52bdca.jpg)
国境稜線で平標山の家からのルートと合流する手前、大きな積雪の裂け目ができている。
国境稜線に出ると、風下の東側が緩く広がっていてスキー向きのルートになる。風が強く作業手袋だけだと手が凍えそう。
山頂は強風でとても休める状況ではなかった。山頂から北側や東側へ少し下ってみて風当たりの弱いところを探してみるが、どこも強風で斜面はカリカリになっていて落ち着けない。雪の状態がよければ、平標沢側へトラバースして二居へ降ろうかと考えていたが、あっさり諦める。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/6f/25c560b32dbda23a211743f7267768eb.jpg)
仙ノ倉山方面を眺める。
山頂から南へ30mほど下ってスコップでバケツを掘ってようやく休憩する。このように風が強くては昼になっても雪面が緩むのを期待するのは無理だろう。南向き斜面がわずかにフィルムクラスト化してきたようなので、往路を滑走して戻ることにする。左岸尾根に入って最初は左がクレバス右がブッシュのため横滑りを多用する。1700m付近から右側へヤカイ沢支流へ落ちるやや急な斜面に入ってみた。ガリガリのアイスバーンとパックされた浅い新雪が入り混じっている。柔らかいところを探して右往左往しながら滑る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/8b/d9fa1f842dd57e88be1363b5ebcc1fa2.jpg)
1400m付近、デブリはこんな様子です。
台地の1300mぐらいになると雪は重く腐ってくる。あとは怪我しないようにのんびり下るのみ。風もなく暖かいのでゆっくり休憩する。山を眺めながら、時間を見つけて思い切ってやってきて良かったと思う。人が多くて未知のルートを探す面白さや緊張感はないのだけど、コンパクトで良いルートだと思う。