2023/8/27 五頭・大荒川本谷
やっぱり沢は好い
そう思える一日だった
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前夜、茨城から五頭・魚止ノ滝駐車場まで
下道をノコノコと行くので流石に遠い
続く熱帯夜
途中、道の駅で寝る気になれず、登山口まで
ここまでくれば幾分過ごしやすく、幕を張って就寝
駐車場から登山道を行く
登山道が左折するところから直進する踏み跡に入る
途中草藪に埋もれているが迷うようなことはなかった
堰堤上で装備をつける
今日は久しぶりにsztさんとの沢登
気心知れたパートナーとの山は良い
数年ぶりのことであっても、あの日の奮闘は鮮明に残っている
大荒川本谷は中規模ながらゴルジュと滝が続く
途中のシャワークライミングや泳ぎが楽しい所
入渓点からいくつかの滝を問題なく超えていく
森の中なので、清涼感抜群だった
右に小倉沢を見送った先の8m滝は登れるらしいが、落ち口に流木が堆積して庇状となっているため右から小さく巻き、懸垂下降で沢床に戻る
この後も泳いだり、へつったりして楽しい
小ヤゲンは最初の滝を水流左から行く
その先はチョックストンが二段になって流れを落としていた
右壁に古いリングボルトもありトポにもあるように右壁~リッジへと抜けるのがルートだろうと見立てて取付いた
しかしながら、近くで見るとリングボルトは寂れリングが途中で欠けている
いやはや
仕方ないのでこれをスルーして右に見えるハーケンを使う
右壁のフェイスをクリアしてリッジに乗るが、ここからは支点もなく数歩が悪かった
リッジの立ち木に至れば一安心
しかしながら岩は脆いので注意が必要
30mロープで2ピッチ
【大荒川本谷へ入渓される方に”お願い”】
小ヤゲンの登りでウェアラブルカメラを落としてしまいました
滝場を登り終える直前だったので、どこまで落ちたかは不明です
落下した先を覗いてみましたが、寓話「ヘルメースときこり」のようにヘルメース神が現れることもなく
涼やかな風が吹くだけでした
もし、この付近で「GoPro7」を拾得された方がいらっしゃいましたらご一報ください
【以上、個人的なお願いでした】
終了点から川床へは藪伝いで戻れる
辺りを観察するとコル状から古いロープが下がっており、小ヤゲンは手前から大きく巻くことができるらしい
この後も小ゴルジュを飛沫を浴びながらも楽しい遡行が続く
スグノ沢手前の3mは通常巻くようだが、sztさんが細かいスタンスに乗ってクリア
後続のsakはお助けを投げてもらう
沢登りの一場面
なんかいいよね、こういうの
いくつかの支流を見送って大ヤゲン
峡谷の小滝を越えると深い釜を持った狭いチョックストンの2段滝
これは手前の右岸小尾根から巻くが、中々傾斜が強いので要注意
藪を伝って川床に戻ると8m滝上
小滝を越えて15m滝はロープを出して右の草付を行く
新タメ沢を分けて現れる2段15mは水流右
この先は沢というよりは溝のように狭まった流れを行くが、なかなか面白い
ム沢を目指したはずが、遡行図と違うナメ滝が断続的に現れる
最終的には面倒になって右岸尾根から巻き上がりそのまま松平山まで軽いヤブコギ
そして山頂にダイレクトに到達するのが、なんとも良い
暑い夏に水と戯れる
下山は山葵山を経由して魚止ノ滝登山口まで
暑い夏
いや、熱い夏はまだまだ終わらない
sak
⇩動画も