十条の定食屋「からし焼 大番」

このところ、すっかり食事の間隔が不規則になってきております。
そのせいか、疲れがまったく取れない状態に・・・。

昨日も同じ状態でした。
どうしても移動の多い仕事ですと、仕事優先にしなくてはなかなか時間の確保もままなりません。

ようやっと仕事を終えて、帰宅する際にあまりの空腹に耐えかねて、職場の十条界隈で夜営業している食べ物屋を探してみることにしました。

条件としては、なるべく駅から離れずに、なるべく安い値段で食べられるお店。
以前行った「三忠食堂」もいいのですが、やはり新しいお店も開拓したい。

探し回ること15分。

見つけたお店がこちら。



「からし焼　大番」

見るからに昭和な雰囲気が濃いお店です。
店内を覗くとあまりお客がおりません。

入店を躊躇していると、近くを通りかかった親子連れの一言で入店を決意しました。
「今日は珍しく空いてるね」

なるほど、地元の人からそのような台詞が出るならば、味は大丈夫そうです。

さっそく入店。

ずらりと壁に貼り出されたお品書き。
私はしばし迷っておりました。

後から入店のお客は入店前から決めているらしく次々と注文していきます。

迷った末、私は「もつ煮込み定食（600円）」を注文しました。

しばし待ちます。
待っている間にもお店据付のピンクの電話から入電があり、久方ぶりに聞く「昭和の音色」に感動いたしました。
個人的には黒電話もあってほしいと思うところです。

そしていよいよ定食がおばあちゃんの手で運ばれてまいりました。



どうです？
これぞ「ＴＨＥ定食」です。

切干大根とよく漬かったきゅうりとかぶの糠漬け。

そして山盛りのご飯、味噌汁、もつ煮込み。

さっそく食べます。
もつ煮込み、よく煮込まれておりますね。そして、かなり味は濃いめです。
ご飯には若干のおこげが。

なんとも家庭的です。
店内で流されてるテレビ番組を眺めながらの食事。

考えてみれば、こんな当たり前の光景で食事をするのも本当に久しぶりです。
量は以前の私ならばたいしたことはないのですが、さすがに疲れているせいか、最後のほうはかなり苦しくなってきました。
しかし、そこはなんとか食べきりまして、最後にかなり濃いお茶を飲み干してお会計。
この濃いお茶ってのが、おばあちゃんの淹れたお茶を思い出します。

かなりの満腹感を満喫です。
これで600円（税込）とはお得。

良いお店を発見できました。