人を大事にする社会を作るには。
矛盾の中にも一致点を見出すのは、黄金律の実践的特色を示していると思います。 p220下から6行目途中から。 ...
「日本は平和」と言われます。敗戦後70年の今年、「戦後70年、1度も戦争に加わったこともなければ、1人の戦死者も出していない」とテレビでも、新聞でも謳われましたね。でも、これに私は非常に違和感を覚えてきたんですね。
例えば、日本人の自殺者です。2003年この方、毎年30,000人前後の人が自殺しています。これは、2001年からアメリカが行ってきたアフガニスタン戦争の戦死者が、この15年間で3,000人足らずであることを考える(http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nobu/iraq/casualty_A.htm)と、どちらが、アメリカと日本とではどちらが、戦争をしているのでしょうか? 日本の自殺者を2003年から2014年まで12年間累積すると、368,723人、アフガニスタン戦争でのアメリカ人戦死者の実に120倍以上です。日本は「平和」だといえるのでしょうか?むしろ、日本は現在戦争中です。
孫引きで恐縮ですが、加藤周一さんの『私にとっての二十世紀』p.5に、カルル・クラウスの言葉が紹介されています。それ「戦争とはウソの体系である」という言葉です。今の日本がウソとゴマカシだらけであることは、多くの言葉を必要としませんね。アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間たちのことだけで、もう書ききれない程のウソとゴマカシがあるくらい。それに東電・東芝・東洋ゴム・三井不動産レジデンシャル・理化学研究所・日大法科大学院…、キリがない話になりましたよね。「戦争とはウソの体系である」とすれば、今の日本にこれだけウソとゴマカシだらけなのですから、すでに、日本は現在戦争中です。
アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間たちの戦争法案。それは、すでに日本が現在戦争中ですから、それをあくまで法律の形にして見せた、と言うだけのことだとも言えるでしょう。逆に申し上げれば、アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間たちの戦争法案だけを反対したのでは、戦争を止めたことにも、全くならない、ということでしょう。
私どもは、もちろん、アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間たちの戦争法案を廃止し、アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間たちを政権の座から引きずりおろさなくてはなりません。しかし、それだけでは全く不十分なことも明らかでしょう。自殺は貧困とうつ病や依存症と関係しますから、法定労働時間と正規職員の原則を法制化することです。それから、ウソとゴマカシを許す様々な法律(たとえば、「建築確認制度」)を廃止し、ウソとゴマカシを許さない制度に法律に改めること(たとえば、建築物は、建設中に常時監視する制度をつくること、など)が大事ですね。