「正しいこと」を押し付ける人内村鑑三の人と思想を紹介する鈴木範久先生の番組「道をひらく」の再放送が始まりましたね。先日第2回目があり、その(再)再放送が明後日22日のお昼過ぎにあります。...
ルターは、仕返しをしたい底意地の悪い気持ちを克服できませんでした。
Young Man Luther 『青年ルター』p.241の第2パラグラフから。
しかし、デンマークの哲学者が、ルターのお喋りをとやかく言うような、小さなことにこだわる譬えしかできないことに、ビックリポンでしょ。ルターは、自分が批判されたって、感じなかったでしょうね。ルターは、誇らしげに、ヴィッテンベルグでプゥーッとやれば、ローマまで臭うで、って呟くほどでした。
たぶん、キルケゴールの方が、ルターよりも、頭が良かったでしょうね。ルターの状況を、キルケゴールは的確に捉えていたのですからね。でもね、人間としてのスケールは、キルケゴールよりも、ルターが上だったみたい。キルケゴールのルター批判は、ちょっと、見当違いでしょ。魂の命からルターがずれてるとこを批判すべきところを、おしゃべりを批判したんではね。