点検、また、点検 改訂版吉本隆明さん。倫理について、自覚しているレベルと、自覚できない無意識的なレベルで、善悪が逆転しやすい、ということを指摘してくれましたね。実に見事な一隻眼です。...
歴史を学ぶのは、いまを、現代を、私どもが生きている≪いまここ≫を、よりよく理解するためです。
今日から、Young Man Luther 『青年ルター』p.251、第Ⅷ章 終章(エピローグ)の第4パラグラフ。
私は結論を、私どもがやらなきゃいけないことを、長々と申し上げることにしたくありません。「ねばならない」という言葉が出てくる本が多すぎですからね。残りのページが少なくなるにつれて、逆に、「ねばならない」という言葉が増えて、しなくちゃならないことをどうやってやったらいいのか、ということが指摘されますでしょ。私はそれはやらないで、その代わりに、この本のいくつかの仮説をもう一度申し上げようと思います。それは、皆様が共同研究をするのに、これらの仮定がお役に立てられたらなぁ、って願っているからです。
実に謙虚な姿勢でしょ。高みから、「あなたたちは、〇〇しなければならない!」などとは言わないのですから。むしろ、「私は、◎◎してみましたけれども、お役に立ちますでしょうか? もう一度ご検討いただければ、幸いです」という感じですからね。
マハトマ・まど・みちおさんや野村實先生みたいに、エリクソンも偉大であればこそ、控えめで謙遜です。