東京新聞
池袋暴走事故で、罪もない母と子を殺した上、
すべてを車のせいにして、
車の経年劣化でブレーキがきかなかったと主張するなんて、悲しすぎる。
亡くなった被害者の無念さと被害者遺族の心情を想像するだけで、つらすぎる。
私は、交通事故で見た目軽症だけど、実は脳脊髄液漏れを起こしていて医師に見逃され、人生を潰された。
命だけは助かった。
けれど、その後、脳脊髄液減少症だとわかって加害者に伝えたけど、
認めて謝ってもらえていない。
命は助かっても、交通事故により人生を狂わされ、くるしみの日々を過ごしてみて、
今、強く思う事がある。
それは、この国は、被害者より、加害者に優しい国だということ。
池袋の暴走事故のように、誰から見てもあきらかな、悲惨な事故でさえ、
加害者が全くの無罪になるなら、
見た目ではわかりにくい脳脊髄液減少症なんて後遺症をおった被害者は
今後も救われないと感じた。
損害保険会社側の加害者を弁護する側として、繰り返し脳脊髄液減少症という交通事故後遺症の存在を認めない意見書をだして、損害保険会社と加害者に味方した脳外科医もいた。
彼は、いくら損害保険会社から報酬をもらっていたのか?
一般人の加害者でも、損害保険会社とその専属医師や弁護士が守ってくれるのだから、
加害者が、権威ある人なら尚更、被害者よりあのてこの手で守られるのかもしれないと思うと、
いつも辛い思いをするのは弱者だと、
やりきれないし、
悲しくて悲しくてたまらない。
被害者を絶望させないでほしい。
せめて、心から謝罪してほしい。
高齢で事故を起こして、
すべて車のせいにして、
まさか、このまま無罪を主張しつづけて裁判を引き伸ばして、
犯罪者にならない状態で、
天寿を全うしようと目論んでいるのか?
そうだとしたら、さらに悲しすぎるよ。
せめて、心から、本当に自分のした事を謝ってほしい。
被害者側の弁護士さん!
負けないで!