コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

マメズタラン

2013-06-05 20:22:29 | インポート



今日は、奥久慈周辺の山を、周辺に詳しいやまそだち
2カ所ほど歩いてきました。

朝から快晴で、真夏のような陽射しの中、歩きはじめます。

草花では、ホタルブクロが咲きほこり、ヤマユリも花芽が
膨らみはじめていました。

樹の花では、ウツギ、イボタ、オオバアサガラなどが咲き
スタートから、とても花の多いアプローチです。















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ヤマタツナミソウ








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白花


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やまそだちさんは、私のように、偏った知識ではなく
広く植物に詳しいので、いろいろ教えてもらいながら歩くのは
とても楽しい時間です。








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周辺の山々は、標高こそ低いのですが、岩場も多く
渓も深い。

2年前、この岩場で、マメズタランではないだろうか?
と思うものを見つけました。

今まで、シダ類のマメズタは何回も見ています。
これは、もしやランかな・・・と思っても、よく見ると
胞子葉がありったりして、なかなかランとは出会えませんでした。

しかし、前回ここで出会ったのは、今まで見てきたマメズタとは
ちょっと様子が、変わっていました。

日当たりの良い岩場という場所も
これは、もしや・・・という期待で胸が膨らみました。

花の時期に、再訪してみよう・・・・

ようやく今日、判明すると思います。












薄暗い渓に入ると、サイハイランを見るようになります。









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アオダイショウが2匹絡み合っています。


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笹薮を、漕いで目的地に向かう。

ヤマダニが、心配でしたが、幸い今回は大丈夫でした。











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肝心の自生地の場所

似たような雰囲気の所が多いので、結構迷ってしまいました。

GPSにマーキングしていなかったのが失敗でしたが
やっと探し出しました。

周辺は、切り立っていてるので、慎重に三点支持でトラバース
していきます。

緊張と期待でドキドキ・・・

指を岩の隙間に挟み、体を固定して、岩の上を見上げると




蕾がいっぱいある!

















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花も、少し咲き始めている!

1cmあるかないかの小さい花ですが、間違いなくランの花です。

蕾の数はすごいな~








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間違いなく、マメズタランですね。

よく観察すると、葉の色が、マメズタとくらべると淡く優しい

感じです。

葉の一つ一つが、少し小さく柔らかそうで、水分も多く含んでいるような

雰囲気でしょうか・・・

花、あと1週間もすれば、満開でしょうね。

そしたら、きっと、また素晴らしい感動でしょうが

私は、これで十分満足で、本当に、嬉しかったです。

やまそだちさんも、はじめて見る花だそうです。


もう少し険しい岩場でしたら、本格的に岩登りの道具一式がなければ

近寄ることも、撮影することも難しかった
でしょうね。

こうして、細心の注意は必要ですが、何とか撮影できたことは

とても幸運でした。




6月4日
















コメント (8)
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