シュスランの仲間で最後に咲く、アケボノシュスランが、そろそろ
見頃だろうと思い探してみようと、今回も海に近い山へ来ました。
アケボノシュスランは寒い北国や豪雪地にも咲く花で
私も、かなり以前に那須高原で見ていますが、その時は
それほど珍しいランとは思っていませんでしたので
写真も(フィルム)ボケていてよくわかりません。
その後、葉っぱらしい株は見ていますが、花の時期には
訪れていませんので、今日はじっくり探して見てみたいと思います。
早朝、目的地に到着すると寒いくらい冷え込んでいました。
沢に沿って、ゆっくり歩いていきます。
小さな花ですが、咲いていれば見落とすことはないと思い
周辺を見渡しながら行きます。
サイハイランらしき葉を多く見かけます。
先週とは、植生が異なる感じです。

沢沿いの岩やコケの上に咲いていそうな雰囲気ですので
目線を落として、何度も立ち止まりながら探していくと
コケやシダの緑が美しい沢から少し離れた場所に群生していました。
本当に小さな花です。
シュスランより小さいですね、オオシマシュスランよりは
大きいですが、花数は少ない感じです。
葉はシュスランの仲間では目立たないですね。
縁が波うっていて、柔らかい感じの葉です。
ここの自生地の花は、白いタイプが多く、アケボノ色した株は
少ない印象でした。
アケボノ色した花をよく見て見ると、ベニシュスランを短く
した感じにも見えます。



周辺は、ツルリンドウ、ヤマジノホトトギス、ホトトギスなど
秋の花が盛りでした。
ランを探す山歩きも、今年は今回で終わりそうです。
今度の台風が通過すると、秋も一段と進み
紅葉も更に進むでしょうね
9月24日