コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

久しぶりの奥高尾縦走

2014-12-11 20:08:07 | 登山



前回の反動からか、見通しの良い冬枯れの緩やかな尾根道をのんびり歩きたくなり
久しぶりに奥高尾を歩いてきました。
コースは小仏峠下の駐車場に車を置いて、陣馬山あたりまで往復の予定です。
まだ薄暗い6時に到着、すぐにもう一台がやってきました。
横浜から来た単独の男性で、小仏峠を経由せず、少し道を戻り
景信山への直登コースを行くとのことで、私も一緒に付いていくことにしました。
今日は、夕方4時までに家へ戻る予定ですので、時計を見ながら10~11時頃に
引き返す予定にします。








薄暗い山道を話をしながら登って行く。
私より一回りくらい年上かな・・・以前は丹沢が多かったが、最近は体力も衰えて
高尾山専門になってしまったとのこと。自分もそうなる時がくるのかな・・・
けど高尾山だけでも、十分楽しいだろうと思います。
話しながら登って行くと、もう景信山に着いてしまいました。
1時間も掛からなかった。早朝寒いのでペースを上げて歩いたからでしょう。
この時間帯は、本当に気持ちがいいですね~と話していた横浜からの人は
城山へ行くとのことで、ここで別れました。








本当に山の朝は気持ちがいいですね。
この時間は、まだ誰もいない静かな山頂、寒気が一時的に去ったので
都心方面は薄靄がかかり筑波山ヤスカイツリーなどは見えませんが
反対側の富士山は朝日が当たり、くっきりと見えます。
この景信山なら、自宅を3時くらいに出発すれば、今の時期ならここで
日の出を見ることができそうです。 いつかやってみよう・・・














富士山も積雪が増えて冬景色です。一月前に登った時は、
9合5尺から雪でした。 ここから富士山を見ると、左側の須走りコースの感じが
よくわかります。  傾斜が一定していて起伏がなく、とてもフラットな斜面です。
残雪期に直登すると良くわかりますが、富士宮コースとは山の感じが変わり、
美しいピラミッド型の頂点を目指す感じです。



2012、5,08





縦走路を北へ、後からでトレランの女性が巻道に走り去っていきました。
巻道は邪道だ! と 、途中のピークもシッカリ踏んで行こうと堂所山へ・・・









久しぶりの堂所山です・・・・いつも巻いてばかりでした。(^^;

明王峠、ここもまだ誰もいません、会ったのは先ほどのトレランの女性だけです。













ここからも丹沢、道志山塊の先に富士山がよく見えます。
けど年賀用なら丹沢からの富士が良いですね。
近からず、遠からずで、丁度良い距離だと思います。

私は鍋割山と檜洞丸からの眺めがお気に入りです。
里からの景色は山梨県の韮崎市あたりからが気に入っています。




日陰の尾根道は霜柱ができています。

シモバシラの方も少しできています。










これはエビネではなく、サイハイランかな・・・








陣馬山に到着、お決まりの写真。
北の空は澄んでいる感じです。








遠く南アルプスも雪化粧。







ここで時刻は9時、もう少し歩けますので和田峠へ下る。
ようやく何人か下から登ってくる人とすれ違いました。
和田峠に下りてくると茶屋の人が店の準備を初めています。
平日は休みと思っていましたが、営業するようです。
有料駐車場は、800円になっていました。以前は500円でした。
ここから生藤山に行こうかと思いましたが、峠に ( やすらぎの小径 )という
案内板を見つけました。藤野方面に少し下った場所のようです。 
沢沿いの散策路のようで、こちらに行ってみることにします。
10分くらい下ると、車道が半分崩落していて、その先が入り口でした。












道路から下の沢へ不安定な道を下りると、すぐに小さな滝。
ベンチがあるので、ここで早い昼食を・・・とても寒かったので
さっさと済ませて沢沿いを、やすらぎの小径とやらへ行ってみます。
これが倒木や増水で荒れていました、 しばらく整備されていない感じです。
途中で戻って車道に上がり、和田峠に引き返します。
わざわざ寄り道するような場所ではありませんでした。
そろそろ時間ですので、引き返すことにします。
陣馬山山頂は、すっかり大勢のハイカーで賑わっていました。
そのままスルーして縦走路へ。




以前は見かけなかったですけど、何んだろう。








歩いている人も多くなってきました。
景信山も賑わっていてスルー、朝と同じ道で下ります。








ナナフシかな・・







小下沢との分岐を右へ、朝は薄暗くて解りませんでしたが、途中に
コナラなどの明るくて気持ちが良い道になりました。







落ち葉の積もる明るい林床なのにヤブコウジが点々と。
サックを下ろし、今日はじめてのノンビリ休憩。






中央高速の小仏トンネルの真上を通り、駐車場に帰ってきました。
PM1時20分、寄り道しないで歩いてきましたので、コースタイムより少し早かった。

特別何かを見つけたとか、素晴らしい・・・などないですが、
山の朝の清々しさ、初冬の山々の風景、里山散策の楽しさは十分満たしてもらいました。






コメント (2)
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